学校の授業だけで獣医になった少女の幼少期②
私は獣の女医である。
本章は前回の続きを綴っていこう。
そう、幼少期の私は紛れもない動物バカだった。
小学生の頃は毎日20時に就寝していた健康児である。
そんな私がはやりのドラマより好きな番組、それがどうぶつ奇想天外である。
若い方にはわかるまい。志村動物園ではない、どうぶつ奇想天外である。
毎週私は画面越しにサバンナを臨み、ジャングルを拝んだ。
師匠は千石先生なのだ。
この番組で得た知識は大人になって、獣医になってからも役立っている。
なんといっても野生動物を診療するため