箱根ガラスの森美術館
今回はちょっと趣向を変えて・・・。
弊社では和食器の取扱いが中心ではありますが、洋食器も取り扱っております。
洋食器といえば、やはりガラス製の器が素晴らしいですね。細工の細やかさはもちろんのこと、光に照らされた際の美しさは得も言われぬものがあります。本日は、そんなガラスの器・美術品を存分にご堪能できる美術館をご紹介いたします。
❖箱根ガラスの森美術館
箱根・仙石原の地に、1996年に開館したイタリアのヴェネチアン・グラスをメインとした美術館です。
イタリアの海上都市ヴェネチアで制作される、ヴェネチアン・グラス。
古代ローマ時代に発明された吹きグラス技法の慣れを汲んでおり、ルネサンス期の15世紀後半には無色透明ガラスの製造に初めて成功するなど、ヨーロッパのガラス工芸において確固たる地位を築きました。色彩豊かにして、繊細で優美。時の王侯貴族たちを虜にしたヴェネチアン・グラスは、いま現在でも多くの人々を魅了し続けているのです。
箱根ガラスの森美術館では、「ヴェネチアン・グラス美術館」と「現代ガラス美術館」の2つの美術館を中心に、花々が咲き誇りガラスのオブジェが煌めく庭園、ガラスの体験工房やカフェレストラン、ミュージアムショップなどが点在しています。
「ヴェネチアン・グラス美術館」では、15世紀から18世紀にかけて造られたヴェネチアン・グラスの技工を堪能できます。庭園から美術館エントランスに続く橋に架けられたクリスタルガラスのアーチ「光の回廊」は、高さ約9m、全長約10m、約16万粒のクリスタルガラスが、箱根を渡る風に揺れ、さまざまな表情を見せる美しいガラスのカーテンです。
「現代ガラス美術館」では19世紀後半に再び復活した現代ヴェネチアン・グラス作品を鑑賞できます。斬新なつくりで新たな生命を吹き込まれたグラスに、無限の可能性を見出すことができます。
そして、現在「箱根ガラスの森美術館」では、「ガラスアートの世界 響き合う東西の美」が開催中。前期と後期に展示を分け、ガラス・アート界を牽引する国内外の現代作家6名のガラス作品をご紹介しております。
会期は2023年4月16日まで。箱根を訪れた際にはぜひお立ち寄り下さい。
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