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れいわ新選組 国会休会要請の意図

今こそ金を配る時!〜手当ては必要、大胆に〜 コロナ対応要望などについてご説明します。山本太郎とネットでおしゃべり会 2020年2月27日

山本太郎(7:48~):

れいわ新選組のコロナ対応、その要望などについて説明します。駆け足です。はい。れいわ新選組として、内閣府コロナ対策室、与野党にそれぞれ、こういう対策をしてくれ、こういうのが必要ですよという危機管理の観点で提案をさせていただきました。1回目が2月です。2月の17日でした。対策本部に対して、本部長が総理大臣だからですね、ここが一番いいだろうと思って、ここに対して、対政府に要望したってことです。内容はなんですかってことですけれども、もちろん検査の体制の充実ということですね。まあ、それと並行して重要なのが何かっていったら、やっぱり安心して仕事を休めるっていう社会をつくるってことですね。これをきっかけに。それ、すごく重要だと思います。風邪とかですね、感染疑いというものを持つ者、休業する者に対して、財政支援をする必要があると。これを大胆にしなきゃダメだってことですね。先ほど冒頭で言いました。あれ、風邪かな、これ、っていう段階でも休める状況にしたほうがいい。これはもうずっとじゃないですよ。こういうような状況であるから、やはり1週間、2週間が山だということなんだから、今やるべきことだっていう話なんですね。それに加えて速やかな消費税減税と第二次補正予算など財政出動を要望したと。そして確定申告の期限延長ってものもお願いしたってことですけれども、今日ぐらいにニュースに流れてきましたね。確定申告期限の延長というのは実際には前に進んでいるという状況です。もちろん、それを求めたのは私たちだけではないとは思いますけれども、この判断は正しかったと思います、延長ということは。

そして2回目、昨日になります。2020年の2月26日にも申し入れをしました。申し入れをしたのは誰かというと、誰に対してかっていうと、与野党の国会対策委員長宛ですね。自民党と野党の共同会派に対してお願いをしたってことです。その内容は何か? 国会の休会と、休会前に新型コロナウイルス対策に係る大規模な緊急補正予算案の成立を求めるということなんですね。この「国会の休会」っていうところがかなりクローズアップされてしまって、このあとのところはあまりクローズアップされなかったっていう非常に悲しい感じですけれども、どういう内容だったか。1、大規模なコロナ対策、令和元年度二次補正予算の編成を政府に提案してくださいってこと言ったんです。で、2つ目。補正予算が成立した場合には、そのあとに暫定予算編成期間中の「自然休会」による国会での感染防止の提案ってことですね。

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やんなねん、その、予算、いっぱい出てくんな、補正予算とか暫定予算とか、って話なんですけれども、こういったことに対してネット上での批判、こういうものがありました。いま国会を閉じる時じゃないでしょう、国会だけサボって、一般は仕事を休めないんですよ、何を考えてんですか、ってことなんですけれども、落ち着いてくださいと。しっかり皆さんも休めるように国がお金を出す。皆さんが休むことによって感染拡大というものに歯止めをかけられる可能性が高いってことですね。極力移動を避ける、極力多くの人たちが集まるってことを避けるってことに、国として第二次補正予算でお金をつけるってことをお願いしているにもかかわらず、一般は仕事休めないんだぞというご指摘をされているってことです。

もうひとつ、安倍政権に対する監視を継続するためにも国会を閉じるべきではない、休会措置、要は私たちが求めていることっていうのは、これ、緊急事態条項と同じじゃないか、っていうようなお話もありました。でもそれに、その批判っていうのは、ちょっと的を射てるとは言えないってことですね。批判へのお答え。民間企業勤務の方が出勤できない場合はテレワークなども実施してくださいっていう提案をしてます。これは私たちだけじゃないですけれども、他の野党からもそういう提案があります。コロナ対策を口実にした派遣切りなどを防ぐために、提案した補正予算で休業事業者への保障を手厚くすることが自然休会の大前提。国会を一旦止めるということもしますが、その前に皆さんにちゃんと保障が行き届くようなことを予算組としてやりますよってことが先に来るってことです。安倍政権への監視は国会の議場以外でもできるということを考えていただきたいってことです。休会をしたら安倍政権が突然暴走するって言うんだったら、これ、じゃあ普通に国会開いてて、途中でね、国会閉じますよね、普通に、1年間のあいだで。国会開いて、閉会して、それさえももう、やっちゃいけないことになっちゃうよってことですね。今回はそもそも通常の閉会でもできなくなるんじゃないですか、そういうロジックだったら、っていうお話なんです。

じゃあ、諸外国、どういう対応してますかっていう話なんですけども、諸外国の対応っていうところから見えてきた問題、その反省を生かすってことが日本国内でも必要だろうと。例えば、イラン、これ、話題にも上がりました。イランでは対策に当たっていた健康保険省次官がコロナ感染のさなか対応して問題になりましたね、これね。もう、とにかく汗が止まらないみたいな映像流れてました。韓国の国会も、国会議員会館で開かれた行事の参加者が新型肺炎に感染していたことで、国会や裁判所を一時閉鎖し、消毒するようなこともありましたと。他にも、武漢のある中国、これ全国から代議員が集まる北京での全人代、これを延期したってことですね。まあ、そりゃそうです。どうしてこういうことをするかっていったら、国家の中枢なんですよ。その機能が麻痺するようなことにならないように、こういう守り方をしていかなきゃなんないっていうことなんですね。だから国会を一時止めるということが暴論かっていったら、私はそうは思わないってことです。これが国防でもあるっていうことですね。その時期によっては、ってことです。

日本での政府関係者の危機管理っていうものに対しても疑問があります。どういうことか。例えばですけれども、日本で感染区域で橋本岳厚生労働副大臣が対応に当たったと。もちろんこの方だけじゃないですよ、政治家で対応に当たったのは。横浜のホテルとクルーズ船を行き来してたっていう話ですね。クルーズ船で感染した厚生労働省職員が、この副大臣などと接触したとの報道も出ているぐらいです。詳細な行動経路、感染したかわからない中、この副大臣については、のちに政府は、健康で熱もないという風に答弁してんですね。で、下船時にウイルス検査を実施する方針にもなったという話なんですけれども。まあ、他の報道ベースですけれども、新型コロナウイルス感染者の60代男性が運転するハイヤーに乗車した国会担当記者が自宅待機になった事例もあるということですね。至るところで、国会に対して、霞が関に対して、その感染リスクというものが結構、あの、そこを考えていかなきゃなんないということだと思います。

国会っていうところには議員以外の方々も出入りします。もちろん秘書もそう。政党関係者もそう。それだけじゃなくて、請願。いろんな人たちが、これこういうことでお願いしますってことで、すっごい1日に議員会館だったり国会周辺には人が出入りしますってことですね。ここも、この国会周辺というところも、霞ヶ関、永田町も、これ感染を広めるというような危険性も出てくるってことですね。無症状の感染者が感染者を増やすリスクはゼロではないということです。一方でこういう方々が、雇われてる方々がですよ、国会議員700人ぐらいいて、それに連なるような雇用をされてる人たちが、どうやって自分の出勤を取りやめできますかってことなんですよ。来なきゃしょうがないってことですね。一般の労働者と同じだってことです。

軽症、無症状の人からも感染をしているというようなケースもあるだろうと。千葉県内で感染確認の3人、同じスポーツクラブを利用してたって話あります。千葉県のスポーツクラブでも利用者や従業員およそ600人を対象に健康観察などを行うことにしてると。とにかく、3人という人数だったかもしれませんけども、そこから600人ぐらいまでたどっていくような形になるんですね。これがもしも満員電車だったらどうなるかとか、いろんなシチュエーションを考えていくと、やはり人が多く集まるとこには出入りしちゃ、今はまずい時期なんだってことを、やはり国がしっかりと財政支援をしながら進めていく時なんだろうという風に思います。

無症状でも感染し、感染源になりうるということは、日本環境感染学会の見解からもよくわかることだってことなんですね。自分はなんも大丈夫だろうと思っていながらも、実は感染をしていた。で、そういう人たちがどんどん広げていくという可能性があるんだから、とにかく人の集まる場所、人の多く移動していくっていうこの現象をとにかく止める、もしくは軽減するってことをやらなきゃなんないってことですね。そのためには金がいる、しっかり休業補償しろという話がメインです。千葉県、長野県では、無症状の病原体の保有者もいたよねってことですね。

これは尾身さんって方ですね。地域医療機能推進機構理事長、2月13日の会見。無症状の病原体保有者というのが潜伏期間中の人は感染に関与しているというようなことも言われていますってことです。感染を止めるのが非常に難しい状況であろうと、今の尾身さんって方、あれですね、コロナの専門家会議にも入られてる方です。

企業を見てみてもそうですよ。もう勝手に、勝手というより自分たちで自主的にやってんですね、出社規制っていうのを。もうご存知ですよね、皆さんもね。日清食品3000人、原則在宅勤務になったり、ユニチャームも2000人、パナソニックも2000人とかですね。汐留の2000人、原則在宅でっていう動きだったりとか。まあ、これ中小企業、零細企業だったら、こういうことできますかってことですね。なかなか難しい。体力がなかったら潰れるしかないんですよ、これ。潰れないためにはもう仕事するしかない。どんな状況であったとしてもってことです。だからそこに対して財政措置ってする以外ないだろうってことなんですね。それをして感染拡大っていうのを防ぐっていうことをやってかなきゃなんない。

で、私たちが言ってることは何も、あの、なんだろうな、珍しい話じゃなくて、野党からも一時期この休戦・休会論というのは出てたよってことですね。原口さん、原口さんからも、そういうことを考えなきゃいけないんじゃないか、「国会を休会にする判断をしなければならないかもしれないので、橋本岳副大臣、他に厚労省の職員らのこの間の動向の記録を早急に出していただきたい」というようなことも言ってたってことですね。安住さんのほうからも国対委員長のほうからも、この加藤大臣だったり橋本副大臣のそういうことがわからなかったら、国会、ちょっとこれ、このまま続けちゃまずいんじゃないのっていうようなご意見もあったってことです。

つまり、何かってことなんですけれども、全ては、危機管理って何かっていったら、予防原則っていうのを徹底しなきゃいけないってことですね。予防原則って何かっていったら、最悪の事態を想定してやるってことなんですよ。Prepare for the worst ですか。そういう形で進めていかなきゃなんない。危機管理で重要なのは予防原則の徹底。これ、私の考え方です。歩く風評被害ということも言われることありますけれども、これには予防原則の徹底ということが意図としてありますということですね。最悪の事態をまず考えて計画をしていくと。まず考えることは最悪の事態になった場合のこと。起きなければそれでいいんですよ、起きなかったとしたら。実際の対応では現実と折り合いをつけるっていうことは容認すると。当然です。これぐらい最悪な事態になるんじゃないか、でも現実はこうなってましたってことで、じゃあここはこれ必要ないねっていう見直しなども当然やっていくってことですけれどもね。対策していないことは対応できないっての当たり前の話ですね。練習でやってない、練習でやってないこと、いきなり本番でできますかっていう話ですね。

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はい。国会議員が感染した時のリスクってことです。昨日もお話ししました。非常に年齢が高いです。高齢者いっぱいいます。先ほども言いました。これ、国会議員だけじゃない。もう、私たちがナポリタン大盛りを食べる国会の喫茶店モアにもですね、結構年齢の高いお姉さん方が働かれてますよ。こういう方々にも広がるってことですね、例えばですけれども。まあ、そういうような話です。とにかく予算委員会室っていうのは、すごい狭いんですよね。予算委員会ひとつとってもですよ。その中に100人近くが数時間つめられっぱなしっていうのを毎日繰り返すわけですから。それだけじゃなくて、いろんな行政の人たちも出入りする。記者も出入りする。いろんな人が出入りするってことを考えたら、やっぱり考えなきゃいけないことだろうと。

補正予算・休会は別個に検討できますよ。いま必要なのは、以下の2つ。日本国内の感染のこれ以上の拡大の阻止、これを一番に考えなきゃいけない。感染拡大の経済活動やイベントの自粛・停滞に対する経済補償の確約。これには補正予算の編成が必要不可欠ですけれども、これ難しい状態です。もう衆議院通る状態です。だからもう組み替え。要は本予算の組み替えというところで、このコロナの部分を入れようという話になってるわけですね。野党の共産党も補正予算の編成っていうものは主張されていました。他の野党の言う本予算の組み替え論っていうのもありうるんだけど、やっぱり4月1日までの対策予算というのは、今のままだったらやっぱり予備費の中でやっていくしかないっていう感じですね。2000億円、3000億円近くあるもの、その中の150億程度しか出さないとかっつってるやつですね。そこを出させるっていうことも一つですけども、やっぱり補正組んでやるべきじゃないかってことです。大胆に。余ったら戻せばいいんですから。大胆にやるべきですってことです。

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与党側も補正っていうものに対して言及しだしましたよね。それを考える。政府に早急な対策を強く求めると。「新型コロナの問題、裾野が広い、遺漏なきよう考えてほしい」と述べたということですね。2020年度の第一補次正予算として言及しているとの報道あり、2019年についてもやるべきというのがれいわの主張、年度をまたいだらコロナ倒産が起きる。これ、大変なことになりますよ、本当に。もう、かなり悲劇的な状況。要は経済状況としても悲劇的な状況になる可能性が非常に高いってことですね。

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で、繰り返しなりますけども、提案してたのは「自然休会」ですからねってことです。自然休会って何ですかってことですけども、まあ、議会の会期中に一時的に休止することだよってことです。先ほどの国際的な事例を見たとしても、国家の中枢っていう部分がこれ麻痺しちゃわないように、そういうことまで考えなきゃいけない。ただし休止する前には皆さんに十分な補正予算が分配されるような道筋をつける必要があるってことですね。マンパワーを全部このコロナの対策問題っていうところに、今は1週間2週間が山場なんだから、集中させなきゃいけない時期なんだよっていうことですね。ああ、もうしゃべりすぎて疲れてきたな(笑)。すいません、本当に。

もう昨日もお話ししました。東日本大震災の時にはこのような形で休会という形になったってことですね。そのぶん予算も遅れましたよ。遅れましたけれども、とにかくマンパワーを震災に集中させたということです。私たちの提案、こういう順序でしたよ、しっかりとわかってください。まず巨額の第二次補正予算を編成、検査・休業補償などの予算を確保、そのあと申し合わせで感染拡大のための自然休会、その間に政府で本予算可決、遅れ対策の暫定予算の編成、そういう流れです。そこで止めたとしても、そのあと、もうこれ大丈夫だな、もう通常通りに戻っていこうってことになった時には、予算委員会をその続きからやればいいということですね。そういう話でした、はい。ありがとうございます。

(文字起こし&太字:Shino)

▼関連1:2月17日の要望内容

▼関連2:2月26日の申し入れ内容

#れいわ新選組 #山本太郎


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