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活動報告32(2024年2月)

プロジェクト薬箱「筐体作成③」
 再度外注していた新たな筐体が完成した。元はダイソーの道具箱だけど、外装を張り付けてくれたおかげで、ちょっと高級感も醸し出されている。あらためてOSインストールから始めるが、いつの間にかラズパイOSのインストールが楽になっていた。プロジェクトを始めたころは、NOOBS使用でそれなりに苦労した思い出があるが、今はRaspberry Pi Imagerにより直感的にインストールでき楽になっていた。VNCでリモート接続できるようにして、いざ周辺機器の接続へ。
 
 すでに機器自体には問題ないことを確認済み。で、モニター接続、スピーカー含め問題なし。さすがHDMI接続、エラーの起こりようがない。前回はここで躓いていた。
 次カメラ、映らず。純正カメラなのに。まあ、想定内。調べたらまずはOSの問題。2023年10月にRaspberry Pi OSがバージョンアップしており、従来のbullseyeから最新のbookwormになっていた。このbookwormとカメラの相性が悪いみたいで、ネット上では被害報告がいくつか出ていた。ということでbullseyeをインストールすべく、再度OSインストールへ。以降もドライバの等で苦労をするも、最終的には静止画も動画も撮影可能となった。ソニー製のCMOS画像センサを用いており、想像よりも画質が良かった。
 しかし、ここでミスに気付く。カメラを90度傾いて取り付けたことを。取り付けに集中するあまりマイクを含め場所や向きを指定しなかったのは、こちらの落ち度。設定で画像角度を修正できないか試したが無理、画角が違ってしまう。という訳で、カメラの取り付けはやり直し。
 USB接続マイク、問題なし。さすがUSB接続。次、GPIO出力のチェック。本体のGPIOピンに直接繋ぎたくなかったので、40ピンGPIOエクステンダーというものを接続したが機能せず。原因はRaspberry Pi 400用だからで、この段階までまったく気づかなかった。ここは、小型のブレッドボードに乗せ換えて対応する。
 
 最近、ようやくラズパイとの付き合い方が分かってきた。PCのような完成品と捉えると、うまくいかない場合にはイライラし精神衛生上良くないが、あくまでも未完成品として捉えるとストレスが少ない。できないのが当たり前、できたら褒める心がけでいく。
 こうして機能試作品の準備が整った。部品代も踏まえると相応のノートPCを買えるだけの費用がかかっており、高級機能試作品となったのは引っかかる。量産化する場合にはこの1/10程度にしないと採算が取れないぞ。

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