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アルバムを出しました

多分これが人生で初のアルバムになります。Bandcampで売ってます。

まあ、↑のやつで試聴しながらこの先の文章を読んでください。

タイトルは「ASYNCHRONICITY」。こんな言葉が存在するのかどうかわからないけど、検索したら使われている例がありました。どうもプログラミング関係の文章ばかりのようです。そもそもasyncという言い方がプログラミングの世界でしかあんまり使わない表現のような気がします。

このタイトルの意味は何かというと、要するにシンクロニシティの対義語は何だろう?と思ったときに出てきた言葉がこれです。正しいかどうかは知りません。アルバムの中の1曲に「個人的無意識」というタイトルがありますが、これは集合的無意識の対義語が個人的無意識であるということがWikipediaに書いてあったので面白がって付けたタイトルです。その後、じゃあシンクロニシティの対義語は何だろうか?と考えたのが、このタイトルに至る過程です。

そういえば、このアルバムは元々私の作っていたゲーム「なんらかの飛翔体」のBGMとして使うことを目的として作り始めたので、タイトルも最初は「なんらかの飛翔体 オリジナルサウンドトラック」にするつもりだったんですが、最終的にはゲームの出来とは相反するように音楽の出来が良く、ゲームの方はどうでもよくなったので、単体のちゃんとしたアルバムとして固有のタイトルをつけることにしました。

ジャンルとしてはまあChillsynthですね。最近このnoteで紹介している作品も結局Chillsynthが多くなってますが、個人的にやっぱりよく聴いていますし、自分でも作りたいジャンルだったので。シンセの音作りにしてもフレーズにしてもあまり迷いなくChillsynthの音が出せたので、私にとっては作りやすいジャンルのようです。

このアルバムについてもうちょっと何かもうちょっと皆さんの興味を引くようなエピソードを書きたいと思ったんですが、特にないですね。例えばバンドでやっているアーティストなら、バンドメンバー内の軋轢とかなんかそういうエピソードが出てくるかもしれませんが、この作品は一人で休みの日に黙々と作って出来たものなので、作っていた最中のことを思い出しても自分の部屋の景色しか出てこないです。

とりあえず各曲のタイトルについて解説しましょう。

宇宙平面説
これは曲の雰囲気が宇宙っぽいと思ったので宇宙をキーワードに適当に考えただけです。

近くの扉
元ネタは「知覚の扉」ですね。

個人的無意識
上の方で書いた通りです。

巡回セールスマン
特に意味はないです。

Chillから鬱へ
曲の展開をそのままタイトルにしました。

あたらしい新世界
元ネタは「すばらしい新世界」ですね。知覚の扉もそのつながりです。

4分33秒後の世界
元ネタは「5分後の世界」です。後のほうで作った曲は、もうほとんどタイトルを考える作業が大喜利の様相を呈していたのです。

ソドムの位置
元ネタは「ソドムの市」。

せん妄
曲の雰囲気で決めました。

なんらかの準惑星
この曲もなんか宇宙的な仕上がりになったので、宇宙っぽいキーワードにしてみました。ゲームのサントラとしての名残もあります。

どうでもいいことですが、長さが4分33秒の曲が2曲あります。1曲は曲のタイトルに合わせて意図的に長さを調整したんですが、もう一つはたまたま4分33秒になっていました。多分シンクロニシティだと思います。

Bandcampで公開する以上、外人さんも聴くだろうと思うので、英語のタイトルも一応ついています。しかしどれも適当な意訳にしました。あんまり正確に訳しても多分伝わらないネタばかりなので。昔の洋楽アルバムには結構適当な邦題がついていましたが、その逆バージョンです。

正直なところ、ここ数年このnoteでSynthwaveの記事を書くために結構な量のアルバムをBandcampで買って、それなりの額を費やしたので、その分をこのアルバムで取り返したいですね。ぜひとも皆さんよろしくお願いします。