2022/10/27 クリエイターフェスチャレンジ セミナーレポート:人材育成で実現する企業DX
こんばんは。
毎日投稿チャレンジ中です。
今日はデジタル人材育成支援EXPOに参加してきましたのでそのレポートです。
DXが叫ばれる世の中ですが、牽引する人材が不足していてなかなか思うように進んでいない当社にはぴったりなテーマでした。
オンライン学習を軸にした自習用のプラットフォームを提供・宣伝しているブースが多かったかなという印象です。コンサル的なサービスもありました。専門的なことは適切に外注していきたいですね。
他にもVR、メタバース、AI、ブロックチェーンなど、徐々に私たちの生活でも身近になってきた技術に関する製品・サービスがたくさん展示されていて楽しかったです。時間をかけて見て回りたかったな~
さて、EXPOの中でいくつかセミナーを実施していたのでこちらにも参加してみました。
内容をメモったので簡単にまとめます。
なぜデジタルリテラシーが必要なのか?
デジタルリテラシーがないと、
知らないものに対して不安になる
不安なものは欠点ばかり探すようになる
参考:https://vimeo.com/688705813/7f708f61d3
DXは全社的に取り組んだほうが効果が出やすい。(一部の部門だけ集中的に取り組むのはイマイチ)
組織のデジタル推進イメージは下記の総和で大まかに表現できる。
aの層が多いといくらcやdが頑張っていても効果が出づらい。aの層をいかに巻き込んでいけるか(まずは0へ、ゆくゆくはプラス要因へ)がDX化においては大切。
事例紹介
㈱大林組のDX推進
全社員で取り組むことを重視
近年DX本部デジタル教育課という専門部署を立ち上げ、戦略的に実行している。
1.取り組みの背景にある課題と解決方法
労働時間削減の必要性(2024問題)
業界としての就業者人口減少傾向
属人化問題(技術者の高齢化、継承されずに消えていく)
⇨これらを解決する施策として「”デジタルを使う人”に向けた教育プログラム」を展開
2.デジタルを使う人材の育成
手順は以下。
①人材を5つのタイプに分ける
②タイプ別に学習のフレームワークを用意する
学習コンテンツとして「マインド」「知識」は必須としている
自発的に学ぶコツ
①データドリブンな教育
研修システムはモニタリングできるようにする
・研修参加者、動画視聴者
・サイトアクセス状況
・アンケート回答
など
これらに従業員の情報(所属、年齢、構成)をかけ合わせると、データから「若い層はRPA・ノーコード開発に興味があるな」など傾向がつかめる。
傾向に合わせて学習内容の調整をするなど、最適化が可能になる。
(RPAだけでなくBIも学ばせよう 等)
3.学ぶ場の工夫:プラットフォームの提供と定着
社内ポータルサイトの活用
社内外問わず役立つ情報を発信する学びの場を提供する。有益な場だという印象を持ってもらい日常的に利用する場にしてもらう。(定着)
例:MSの公式サイト紹介(PowerBI)など
※おそらくまとめサイト的なイメージだと思う
事例紹介まとめ
研修のポイントは、
また、ITパスポートなどの資格取得率は全社DX推進のKPIとして使いやすい。
質疑応答
Q.DXは何から始めたらいいか?
まずはどんなことができるのか「知る」「気づく」
「知る・気づく」⇨「使ってみる」⇨「慣れる」⇨「活かす」
なおIT領域は知識も技術も常にアップデートされていくので「知る・気づく」は継続的に行うこと。
また、DXは経営者の理解を得ることも大切。
場合によっては国の施策などを説得材料として持ち込むのも有効。
Q.DX化を進める上で意識するポイント
-a層の人材を0にすること。KPIとして三検定を用いるのも良い。
その後は役割によって求められるスキルや活かし方が変わってくる。
以上です。
当社はこれから0→1を目指す段階にあるので今回のエキスポは結構学びになりました。今後具体的な方針を検討する中で活用していきたいと思います。
というわけで、エキスポは明日までやってるらしいので、気になった方は足を運んでみてはいかがでしょうか。ではまたね~。
生きられそうです