わたしの珈琲ものがたり〜豆おねだり編
嬉しいことがつぎつぎ起こる。そんな毎日を過ごしている。
そのうちの一つとして、今日はコーヒー豆の話をしたいと思う。
始まりは誕生日。今年の5月にコーヒー豆を届けてくれた方がいた。
おひとりめ
この方とは以前、ラインで通話をしてみたり、東京の焼き鳥やさんでお話ししたりしてすごく楽しい時間を過ごしていた。
また会いたいなぁ〜、なんて思っていると、連絡が!
4月の長野でのお花見に来てくれることになった。
はるばる長野まで!関東の方だったので大変そうだなあ、と思っていたが心配は不要だった。
いつもの元気さと気楽さで、たくさん話してたくさん食べてくれた。
料理もいくつか持ち帰ってくれ、家でも楽しんでくれたという。5月に池袋で開いたブックカフェにも来てくれた。もうすっかり、近しいお友達である。
ところで。
このときにはまだ、コーヒー豆のことはおろか、コーヒーそのものをほとんど淹れたことがなく、わたし自身もブラックが飲めなかった。
5月16日の誕生日を迎え、この方から小包が届いた。はて、なんだろう。開けてみるとコーヒーの粉。ええ!うれしい。なんか…うれしい。
早速お礼のラインをしたら「この前の記事読んでこれだ!!って思ったの」と言ってくれた。わたしがブックカフェでブラックコーヒーを振る舞ったのをきっかけに、コーヒーを極めたいと思うようになった、という話かな。
嬉しくて大切にいれては飲んだ。なくなってしまうのが悲しくて、この味を覚えておこう、と真剣に飲んだ。
これが、はじめてのコーヒー豆プレゼント。記念すべき、まめの贈り物である。
おふたりめ
そして続くように別のnoterさんから、今度は豆とフレンチプレスが届いた。
事前に「送ったよ」と聞いていたのでいまか、いまか、と思っていて、ピンポーン!きた!って感じ。ばたばたと玄関に走り、受け取る。
豆は冷凍で保管、とのこと。ええ、初めて知った!豆は冷凍。フレンチプレス機も取り出し、おおー!なつかしい。
フレンチプレスは、実はマニュエルがよく使っていた。覚えていますか、マニュエル。「夕日照らすオムレツに導かれ」というドイツ・ケルンでのエッセイを書いたことがあるんだけど、その中に出てくるスペイン人の男性です。
彼はフレンチプレスで飲めないコーヒーは、コーヒーじゃない、と言い切っていて「そういうものなんだ」なんて思っていた。この方も、豆の味がよく出る、とおすすめなようなので、その日の夜に早速、人生で初めてのフレンチプレスを試してみた。
おお、これはコツがいるな。次の日も、その次の日も。彼女からの豆はほとんどすべて、フレンチプレスでいただいた。もう、その香りがいいこと!
まず豆の封を開けるとき、ミルで粉砕するとき、フレンチプレスにいれてじゅーん、とやるとき。いただくとき。
はあああ・・・いい香り。
コーヒーには、甘いものを合わせたい、なんて思っていたけれど。この時ばかりは「コーヒーだけを存分に味わいたい」という気になった。もちろんブラックで。
いっしょに数冊のおすすめ本、それから毛糸のバッグをプレゼントしてくれた。本はコーヒーを飲みながら読み(先日、終わりました。すっごくよかった)、バッグは本とスマホをいれて散歩に出かけるときに使っている。
そしてそして。
わたしがプライベート・バリスタを目指していること、コーヒーを毎日淹れていること、イベントで振る舞うための「微熱ブラック」を成長させたいことをnoteでちらほらと書いた。
先日は、ブックカフェイベントの告知とともに、思い切って「お土産にはコーヒー豆を!」なんて図々しくもリクエストしてしまった。
それを読んでくれたのか、数名の方が「コーヒー豆持っていきます」「当日は行けないけどコーヒー豆を贈ります」と声をかけてくれた。すごく、すごくうれしい。
そのうちのお一方がさっそく、送ってくださった。伝票の品名には「コーヒーギフト」!!うわあ!
おさんにんめ
しかし、はた、と思った。イベントに来るならおもてなしもできる。でも来られない方にまで頂いてしまっていいのだろうか。だんだん不安になってきた。
開けるとすごくかわいいパッケージ。さらに開けるとさらにかわいいギフト。
わたしは近々、北海道に引っ越すのだが「お引越しのお荷物を増やしてしまうかもしれないと最後の最後まで缶を迷いました」と。
お気遣いがその方らしいが、わたしは大声で「いや、絶対あったほうがいいよ!欲しいよ!」と叫んでしまいました。
めちゃくちゃかわいい・・・。
ちょっと善人ぶって、「缶は2つあるから一つは長野の実家に残して、もう一つは北海道に持って行こうかな」なんてお礼のメールに書いたけど・・・やっぱ取り消しw
両方持って行って、コーヒー豆と粉で別々で保管すればいいんじゃん?缶は2つ必要だよ!と正当化。2つとも持っていきます。
美味しいコーヒーで猛暑を乗り切ろう!というメッセージまで。嬉しさを噛み締めながら、バナナケーキを焼きました。少し冷やして、熱いコーヒーとともにいただきたいと思います。今夜かな。ぐっへっへ〜
☕️
いただいたコーヒーはどれも本当に美味しく、香ばしい。
それぞれのお店にコンセプトがあり、日常に溶け込む無難で飽きない味わいから、香り高く特別感を漂わせてくれるものから、芯からほっこりやすませてくれるもの。さまざま。
この嬉しい気持ちをうまく表せたらいいなあ、と思っていて、引越しの前にコーヒー豆のお礼ができないかと考えています。
この方々が贈ってくれたコーヒーとそれに伴う素晴らしい時間。それのお返しになったらいいなって思っています。
またそのお話も書いていきたいなって思う。
ああ、コーヒーを通じたやりとり。まめまめ・・・!(最近、わたしが編み出した呪文。これを言うと気持ちが落ち着き、コーヒーが上手になる!・・・らしい)
珈琲ものがたりはまだまだ続く…
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