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できることが少ないって普通だよ


お菓子の家


今朝は、雪がたっぷり積もっていて、どの家もすべてヘンゼルとグレーテルが迷い込んだ菓子の家みたいだ。


お菓子の家は、すごく憧れていた。あの、クリスマスとかにキットで売り始めるようなお菓子の家ではなくて、実際に入れるような。


ドアがチョコレート一枚でできているなんて、贅沢な!
床がビスケット、ってことは歩いたらちょっと削れるんかな。
カーテンは何でできてるんだろう。柔らかいもののはずだから、グミか?酢昆布か?
酢昆布のカーテンて嫌だな・・・


小さい頃、こういうことを考えていた。今も考えている。
あまり、小さい頃から考えることが変わっていない。だから、現実とのギャップにやられることが多い。
みんなは私を33歳の大人、としてみるが、頭の中は驚くほど保育園の時と変わらない。


どうやって高校や大学を卒業したんだろう。
今でもほんとうに不思議だ。私が卒業できる高校や大学、大丈夫か。


シーフードヌードル


こんな雪がこんもり積もった日は、なぜかカップラーメンが食べたくなる。
しょうゆ?みそ?


シーフードがいい。白いからかな。


日清のシーフードヌードルを食べなくなってからしばらくたった。
正確にいうと、食べられない。1個を終えられなくなった。


大学生の時、これを食べない日々が来るとは思いもしなかった、というくらい食べていた。

だいたい、シーフードヌードルにおにぎりを合わせていた。ツナマヨおにぎり。

当時は、パリパリの海苔ではないおにぎりはありえない、と思っており、ビニールを左右に剥がすタイプのものを買っていた。


今は、もっぱら直まきである。あのしんなりとお米の水分になじんだ海苔がたまらない。


とは言っても、旅行先の朝ごはんやバスの中で小腹を満たすために買う程度で、日常的にはめったに買わない。


シーフードヌードルも食べないのだ。人は変わる。


映画

そういえば、映画を見られなくなった。見られるけど、1本を最初から最後まで、集中して見ることはできなくなった。

ちょっとトイレに行ったり、お茶を淹れに行ったり、休憩を挟むようになってしまったのだ。

10代、20代の時は1本見ても全く足りなくて、2、3本は立て続けに見ていた。朝見始めて、気づいたら夕方。立つと立ちくらみがする、なんてことも茶飯事だったのに。


ゲオに行かなくなった。


大学生の時は、顔を覚えられるか、店員と間違えられるくらい通っていた。毎日、というレベルではない。1日に3回はいっていかもしれない。

ネットフリックスができてから、借りに行かなくなった。すると、ネットフリックスも見なくなった。

映画は、足を運んで選ぶところから始まるんだなあ、と実感したのを覚えている。


自分の生き甲斐、生きる道しるべ、というくらい狂ったように見ていた映画だけど、1本まともに見られないなんて。人は変わる。


習慣

もちろん、できなくなったことばかりじゃない。できるようになったことだってたくさんある。

一番大きな変化は、30代になり、(私はここからが大人だと思っているので「大人になってから、」と書きたい)物事を習慣化することができるようになった。

それまでは、計画を立ててもその通りにはまず行かなかった。
計画の修正で計画表が赤ペンだらけになるか、はなから計画表なんて無視していた。


今は毎日、ある程度決められたルーティンの中で生きる方が楽だ。昔は考えもしなかった、ルーティン。


物事は習慣化して、毎日の動線を同じにすると脳にいいらしい。新しいことをする方がいいと思っていたけれど、違うらしい、なんていう話をラジオで聞いた。


牛乳石鹸

牛乳石鹸で髪と顔が洗えるようになった。

なんだか、こんなことを書いたら美意識のたかい方にはいろいろ突っ込まれそうだが、私は髪も顔も体も、全て牛乳石鹸で洗っている。
ほんの、最近に始めたことだ。


まず、ボディソープを牛乳石鹸に変えた。ほんとうに、なんとなくだ。
そしたらとても気持ちが良くて、髪も洗ってみたらどうか、と思うようになりやってみた。


少々、ぎしついたけれど慣れればすぐに要領がつかめてきた。調べると、酢水を頭にこまめにかけ、混ぜながら洗えばいいことがわかった。ついでに顔も洗ってしまう。私はメイクをしないので、クレンジングは使わない。


男の人は銭湯で、石鹸一つで全身洗ってしまうと聞いている。

美意識の高い男子は別として、私はそういう昭和のおじさんスタイルに憧れているところがある。目標はなぎら健壱だ。

だから、石鹸一つで用が済むというのはいい。

20代のころは物が欲しくて仕方なかった。何でも欲しがっていたのである。いまはものが減るのは楽しいと思う。身軽さを楽しめる年齢になったのだと思う。



甘酒

最近、甘酒を仕込んでいる。米麹を作る方法を知ってから、楽しくて甘酒、塩麹、味噌麹なんていろいろやってみたが、甘酒が一番いい。美味しくできる。

一晩、炊飯器に入れておく、という方法もあるみたいだが、私の場合はこれをするとどうしても酸っぱくなってしまう。発酵が行きすぎるらしいのだ。

なので、考えた。一晩中、暖かく過ごす方法。

60度の鍋を新聞紙に何重にも来るんで、毛布でさらに包む。その上から弟のお古のダウンジャケットで包みダンボールの中に入れる。


こうすると、次の日の朝でも湯気が出てくるくらい保温できる。もちろん、甘酒はあっまあま。こんなに甘いことが世の中にあっていいのか、というくらいのレベルで甘い。いただきます。


note

また、少しずつnoteがかけるようになったことが嬉しい。

朝、書いている。だいたい8時くらいから30分くらい書いて、満足する感じ。下書きが山ほどある。出せなかったnoteがたくさんあるので、それをなんとか出せるようにしたい。
下書きたちがかわいそうだからね。


やはり、そんなことをしていても雪は降り続く。剪定した松の木に、フェンスに、灯篭に。どこにでも同じように降り積もる。


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