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やっぱり、あの家に帰る
旅の帰りに思うこと。今から帰る家のこと。
あの家に帰った時、白いラブラドールが玄関で寝ていて、私を見るなり飛び上がった。8年経っても私を覚えていたということが、なんとも心救われる瞬間だった。
あの家には幅2メートルほどの石段があって、ばあちゃんはそれに文句を言い続けてきた。じいさんが見栄張ってあんなもの頼むから。娘の家族がくるからもっと広い駐車場を作りたかったのに、どかすにどかせない。もう耳タ
餃子からはじまる物語
ひき肉は、粘りが出るまでよく揉むこと。肉に調味料をしっかり吸わせて、その後に野菜を入れること。最小限の水をつけて包むこと。餃子一つ作るだけでもそこには厳しいルールがある。そして私はそれが大好きだ。
高校で留年が決まった年、なんとなく家に居づらかった私は、名古屋の中華料理屋で餃子を包むアルバイトを始めた。早朝に行って、餃子の中身を作り、あとは10時間ひたすら包む。800個包めたらおしまい。頭がおか
美容師さんを質問攻めにしたら、新しい世界がはじまった
美容院に行ってきました。
お世話になっておいてこんなことを言うのもいけませんが、美容院に行くことは私にとって「罰ゲームかな?」というくらいの苦行です。あのおしゃれーな雰囲気。美男美女の美容師さんたち。髪染めの匂い。そして何より。あの、美容師さん特有のアッパーなテンションの会話がなかなか楽しめないのです。
ただ、髪は伸びる。ショップカードを見たら、最後に行ったのが去年の4月でした。もう1年以上経