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ウクライナ難民の支援について

どうも、ベロニカです。

今日は16歳の妹から連絡が来た。

どうやら、クラスにウクライナ人の子が来たようだ。

家が爆弾で壊され、家族なしで来たという。

スロバキア語はまったく喋らず、英語はカタコトという。

そして、可哀想なことに、すべての授業はもちろん、テストと面接試験まで全てスロバキア語で受けないといけないらしい。

ん?となったのは、妹の同級生もそうだし、私も。

話によると、「平等に接するように」と先生方が支持を受けたところ、「スロバキア語で全部やる」と捉えてしまったバカ先生たちもいるようだ。

どう考えても、無理だ。

不公平だ。

そして、その子が可哀想すぎると思った。


なぜかというと、スロバキアの学年が9月スタートで、6月末で終わる。

学年末の試験ももちろんそうだけど、様々なテストと毎授業にあるやり取り、または黒板でみんなの前で面接試験などがスロバキアではごく普通のことだ。定期テストとこういう面接が評価に繋がるわけだ。


そして、たった三か月しか残っていないのに、と思うと「なぜ?」となってしまう気持ちに誰でもなるはずだ。


ウクライナ語とスロバキア語は、同じスラブ語族だし、隣国同士なんだけど、ある程度理解ができても、話すことは別だ。


だから、すぐに平等に接することがそもそも不可能だ。

せめて、新学年からスロバキア語を求めるのであれば、まだまだ理解できる。


たぶん、先生たちもどう接していればいいか、困っていると思う。平等に接するつもりでも、今のところだと不可能だし、言語の壁が低くても、あるわけだ。


彼らもきっと、もうすぐこれに気付くはずだ。


スロバキアとチェコは、大学卒業するまで、学費が無料だ。インターナショナルスクールまたはプライベートスクールなら、有料だ。金銭的な理由を考えると、やはり言語を頑張りながら普通の公立学校に通った方がいい。


ウクライナ語はスロバキア語に近いので、今すぐに話すのが不可能かもしれないが、数か月ぐらい経てば、ある程度話せるようになるに違いない。

生徒たちも、これから新しい地で働こうと思っている親も。

だけど、他の国とかはどう?

様々な国がウクライナを色んな意味で支えてあげているところがすごくいい。

スロバキアの隣のチェコも素晴らしい対応ばかりだ。


財産が限られているし、言語の壁がある、というウクライナ人にとって非常に厳しい状況だ。いや、ウクライナ人だけではなく、ウクライナに在住していた外国人の皆さんも。



これから、日本もウクライナからの難民を受け入れるらしい。

それはとても素敵なことだと思う。

しかし、言語の壁はスロバキアよりははるかに高い。

日本は、この壁をどう接していくかは、気になるところだ。

だって、スロバキア語が難しいけど、まだウクライナ語には近いけど、日本語は全然違う言語だ。

私すら大学に通いながら3~4年経ってやっと普通に喋れるようになったのに、日本に来るウクライナ人にスロバキアのようにいきなり「日本語喋ろ」というのはどう考えても不可能だ。

日本は他の国と違って、まだ外国人に対してそんなにオープンなわけでないというのは、事実だ。特に日本語を喋っていなければね。

だから、、日本はどのように受け入れたウクライナ人を対応するかは、心配でもある。

スロバキアとチェコのように、自宅に住ます人がいるのでしょうか?
日本語講座を提供してくれるでしょうか?
仕事や学校はどうするでしょうか?
金銭的にどう支えるでしょうか?


質問が山ほどある。


けど、日本人の皆さんを信じている!


最後に、お願いがあります。
これからウクライナから来る人たちを温かい目で見て欲しいです。彼らは外国人だけど、様々な困難を乗り越え、日本を選び、ゼロから新しい人生を築きに日本まで渡航する。できる限り、助けてあげてください。お願いします!

応援されるとベロニカは空を飛びそうになるほど喜びます。