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歴史考察 #149『鳴き龍はこの世の構造?!』

来年は辰年ですね。
神社仏閣には手水舎をはじめ龍のモチーフが多用されていますが、今回「鳴き龍」というものが存在することを知りました。

「鳴き龍」とは、寺院の天井に描かれた龍の絵のことで、ある一定の場所で手を叩くと、龍の鳴き声のような音が聞こえると言われています。

これは、天井にしかけられた「むくり」という音の干渉、共振、しなりなど高い技術と芸術性を併せ持つもので、「神話と科学の融合」で造られたものとありました。(そんな技術がすでに1600年代に✨)

それにしても何故そのようなものが作られたのでしょうか?
神社仏閣のデザインはそれぞれ何かしらの意味を持ったものが少なくありませんよね。

…であるならば当然「鳴き龍」にも「何かしらの意味」があるはずですよね。

「叩いた音が天井に反射して自分に返ってくる」というのは、「自分の行いや言動はブーメランのように自分に返ってくる」と言われていることに似ていますね。

人間の細胞はもとより、万物は振動していると言われます。
もし仮に、天空にドームのような蓋があり、私たちの波動が天蓋に届き反射するのであれば、「皆が良い波動を出していれば、良い波動が地上にもたらされる」ということになりますよね✨

また「手を叩く」ということから連想されるのは、神社での参拝の「柏手」です。

参拝での柏手は、「邪気を払う」「神様を呼び出す」などの意味があるとも言われていますが、そこで願ったことが柏手の音と共に天蓋に届き、反射されてきた波動が自分の細胞に共鳴し、それが大きなパワーとなり、願いが成就されやすくなると考えると納得がいきます。

つまり、鳴き龍はひょっとして「この世の仕組み」を表したもの⁉️

ちなみに、「鳴き龍」は全国の寺院のみならず、「JR日光駅(洋館)」にもあるようです。

辰年の2024年。
年明け早々、お近くの「鳴き龍」に会いに行き、その芸術性と技術に感動することはもとより、この世の構造をあれこれと想像するのも面白いかもしれません✨

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