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歴史考察#139『京都五条坂にも和洋折衷の洋館が!』

こんにちは、véritéです。
所用があり、数年ぶりに清水寺へ足を運びました。

せっかくなので、かねがね生で観てみたいと思っていた「五龍閣」を訪ねました。

「五龍閣」は、大正10年に竣工された明治の起業家三代目「松風嘉定(しょうふう かじょう)」の邸宅です。

松風嘉定は、愛知県瀬戸の陶工井上延年の長男で、明治23年、京都の製陶業松風家を継ぎ、松風工業、日本硬質陶器、松風陶歯製造(現松風)などの会社を経営し、高圧碍子(がいし)や磁器、人工歯の生産、輸出につとめたとあります。

(すごいですねぇ!!)

また「五龍閣」は、付近の景観に溶け込む和洋折衷様式の建物で、幾重にも重なる瓦屋根や鴟尾が特徴的。

庭には満々と水をたたえた大きな円形の噴水がありました✨
(さすが清い水の寺のある場所...)

残念ながら現在は休業中で、店内を見ることはできませんが、緻密な細工が施された建具やアンティークなステンドグラスがあるようです✨

そんな美しい建築物を見た後、清水焼のアクセサリーに目が留まりました!

店内を覗きますと、清水焼のアクセサリーはもとより、動物を象った置物や、絵皿等が展示してあり、それらはすべて店主の作品とのこと。

清水焼のアクセサリーについてお話を伺ったところ、ひと昔前にはたくさんのお店で扱い、ブームとなったものの、ブームが去ると同時に、扱う店も作り手も少なくなり、今ではこちらのお店のみとなってしまったということでした。

そんな話を伺いながら、先日の亀岡の美しいマイセンのタイルを思い出し、白地に青色で描かれたシンプルな花の絵のペンダントを購入させていただきました✨

清水焼は高温で焼くので、なかなか割れにくいそうです👍

ちなみに「五龍閣」は、来年の春ごろにお店を再開するようなお話でしたので、またその時にこちらのお店も覗いてみようと思います✨

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