大型商業施設、一斉に営業再開の動き 都の休業要請に従わず(再開状況につき随時更新)
東京都が緊急事態措置として休業要請の対象としている大型商業施設で、5月19日からレストランなど多くの店が営業再開に踏み切った。(冒頭写真はアクアシティお台場の告知文)
アクアシティお台場(港区)は5月19日から、営業を再開した。告知文には「生活必需品取扱い店舗」と書かれているが、レストラン、ファッション専門店、インテリア家具店、家電量販店、マッサージ店なども再開した。再開した店の中には、東京五輪のオフィシャルショップもあった。
20時までの時短営業だが、事実上の全面再開とみられる。ただ、映画館や水族館など、休業を続けている施設や店舗もある。
新丸ビル店(千代田区)など丸の内・有楽町の商業施設、コレド室町(中央区)、SHIBUYA109(渋谷区)、RAYARD MIYASHITA PARK(渋谷区)、ヴィーナスフォート(港区)なども19日からレストランフロアなどの営業を再開した。
百貨店などの営業再開の動きは、5月12日ごろから表面化していた。ただ、都の要請を受けて、再休業した店舗もある(FNN報道)。
東京都は休業要請を継続
東京都は、4月25日から緊急事態宣言が適用され、特措法24条9項に基づき、大型商業施設に対し全面休業(生活必需物資を除く)を要請した。
緊急事態宣言の延長後も、大型商業施設に対する休業要請は変更していなかった。
特措法24条9項に基づく要請は、従わなかったとしても、命令や罰則の対象とならない。
東京都の医療提供体制の指標は、4月25日以降、政府が緊急事態宣言を出す目安としていた「ステージ4」に達したことはなかった(参照:医療提供体制デイリー・レポート)。
西村康稔経済再生担当大臣も、東京都では「総合的にステージ4ではない」と認める答弁をしていた。
再開した主な大型商業施設(随時更新)
再開した主な商業施設は以下のとおり(再開日について確認できたもの)。
5月12日〜
・東急百貨店渋谷・本店、吉祥寺店
・三越伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座、伊勢丹立川店
・東武百貨店池袋店
5月15日〜
・表参道ヒルズ
・二子玉川ライズ S.C.
・小田急新宿店、町田店
5月17日〜
・渋谷マークシティ
・ラフォーレ原宿
・サンシャインシティALTA、ガシャポンのデパート池袋総本店
・コピス吉祥寺
5月19日〜
・アクアシティお台場
・ヴィーナスフォート
・丸ビル、新丸ビル、東京ビル TOKIA、丸の内ブリックスクエア、iiyo!!、二重橋スクエア、丸の内テラス
・コレド室町
・SHIBUYA109
・RAYARD MIYASHITA PARK
・イーアス高尾
(5月20日一部修正、更新)
(最終更新:2021年5月22日)
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