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『夜明けまえ』◇オリジナル曲◇

verde esmeralda
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※試聴版。オリジナル版(05:19)は購入後に視聴可能。

よく自分の中の自分に負けて、投げやりになったり捨て鉢になったりしてしまいます。
そういう時って、現実感が希薄になって、昨日と今日の区別も曖昧になったり、そもそも自分の記憶自体、確かなものなのだろうか・・・なんてことを考え始めて、どんどん周りの世界が色褪せて、空気もスカスカになったりします。
でも、そうじゃないはず、色も音も香りも感触も、確かに自分の周りには存在するし、自分自身も確かに在るはずだ、と自分に言い聞かせるように書いた歌詞です。


『夜明けまえ』

こちら(サウンドクラウド)でフルバージョンを聴いていただけます
https://on.soundcloud.com/4wA5b


「ねえ…」 呼ばれた? 振り向く
風だった
あぁ、かすれた記憶が横切ったんだ

通りの果てを目指しながら
誰もいない道を歩く

そう きっと いつかは やがて…
もう、いいや 終わりにしよう

どこに来たんだ?
思い出せない
音もない 色もない場所

頬を撫でる風だけが ここに居ることを認める
高く響く鳥の声は 甘く懐かしいざわめき

遠く離れてく 誰かの影が 夜をすり抜けて 朝を手渡す

肌を染めてゆく 透明な光 音 匂い 色が生まれる

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