小池純輝選手へ

拝啓 小池純輝様

…と、書き出してはみたのですが無理ですね。慣れていないので、時候の挨拶に良いものが浮かびませんでした。正直に言えば、本人にこの気持ちが届いてほしい半分、恥ずかしいし感情がまとまっていないので届いてほしくない気持ちも半分くらいあります…。

何はともあれ、こうして文にしてヴェルディのレジェンドへ感謝を伝えたいな、と思いましたのでこうやってnoteに書き残させていただきます。

まずは小池選手との出会いから。
小池選手を知り、応援するようになったのは2020年。コロナでJリーグもプロ野球も開幕が遅れ、暗い気持ちが晴れずにずっとYouTubeを見ていて、それすらも飽きてきた頃の話でした。

MAKIHIKAチャンネルで動画が更新され、いつものように見に行くと、そこには梶川諒太選手が出演していました。
一通り動画を見て、「コイカジTVって言ってるくらいだから相方いるんだろう、面白そうだし見てみるか」と考え、貼られていたリンク先に飛んで、「コイカジ」2人で映っている動画を探し出すと…

「コイカジTVの小池です!」「梶川です!」
いわゆる、いつもの挨拶から始まった動画。

テロップをよく見てみると、「小池純輝」と書かれていたので、待てよ?と思い調べてみました。
どこかで「小池純輝」という名前を聞いた覚えがあったのです。

答えは、宇賀神友弥選手の「きみのてプロジェクト」でした。

当時私はほぼ浦和レッズしか見ていなかったので、小池選手のことを調べるとレッズユース出身、あの2007年に在籍していたというじゃありませんか。

これも縁だということで、応援することに決めました。

その後、「コイカジ」のきっかけになった東京ヴェルディに触れました。

そこで知ったのは、小池選手が2019年に愛媛FCから復帰し、その年ハットトリック2回を含む16ゴールを記録しチームに貢献していたこと、それは32歳にしてキャリアハイであったこと。

直感的に「とんでもなく凄い選手だ」と思いました。ポジションさえはまってしまえば、何歳からでも輝くことができるんだなとも思いました。

(当時の)永井監督のサッカーも面白いと思い、ヴェルディも好きになりました。
その年はDAZNでも試合をめちゃくちゃ見たし、味スタにも1度足を運びました。
それまで、埼スタか駒場にしか行ったことがなかった私が、全くレッズ関係ない試合に足を運んだことになります。

行ったのはレノファ山口戦。当時は本当にまだまだ人が少なくて、チャントも解禁前だったのでゆったりと試合を見た記憶があります。
その時偶然、小池選手の400試合出場記念セレモニーがあり、写真を撮りました。
ヴェルディとコイカジ用に作ったX(Twitter)のアカウントのアイコンは今でも、その時のものですし、もうしばらく変えるつもりはありません。

そして、翌年梶川選手が復帰し、ヴェルディのコイカジ復活を喜び、小池選手もキャリアハイ更新。味スタにも行きましたし、チーム順位こそ振るいませんでしたがめちゃくちゃ嬉しかったです。NAVIGATERとか弓を引くポーズとかのSixTONES絡みのゴールパフォーマンスもとてもかっこよかったことを思い出します。

実は小池選手のゴールは、その年の松本山雅戦のものしか現地観戦で見ることができませんでした。あの綺麗なパスワークからのゴールは、忘れません。

移籍先でも試合を見に行こうと思ってますので、その時はゴールを決めてくれたら嬉しいなと思います。

去年は前半こそ堀監督に重用され起用され続けましたが、城福監督に代わってから出番が激減。辛い時期を過ごしたと思います。
そして、城福監督で1年過ごした今年。「いつかリーグ戦でも出番がある」と信じていましたが、ついぞその時が来ることはなく契約満了。
覚悟はしていましたが、それ以上に寂しさを感じて現実を直視できませんでした。

他の選手の名前を出すのは適切ではないかもしれませんが、阪野選手や加藤選手の動きを見て夏の移籍も覚悟しました。でも、その選択は「しなかった」のだと思っています。
一年間どんなに出番が来なくても、腐らず最後までヴェルディのために尽くし、昇格が決まったら心から泣いて喜べる。辛い思いを沢山したはずなのに、それを見せない。凄いなと思います。
F-connectや喫茶フロールのこともあり、それまでも尊敬する人でしたが、よりその想いが深まりました。
これから尊敬する人を聞かれることが増える気がしていますが、その時は胸を張って「小池純輝さん」だと答えます。

ヴェルディを好きになれたのは間違いなく小池選手、梶川選手の影響です。本当にありがとうございます。

でも、正直まだ心の整理がつかず、満了リリースのコメントを全く読めていません。
自分でも、小池選手や梶川選手がこれほどまでに大きな存在になっていたのだと改めて実感しました。
いつかもう少し、心の整理をつけられたら読もうと思います。
梶川選手については、またnoteに書かせていただこうかなと思います。今回は小池選手に焦点を当てたかったので…。

少しずれます。去年の暮れごろからTREASUREというグループにはまったんですが、そのグループのメンバー、アサヒさんが作った曲に小池選手に伝えたい言葉があったので引用して書きたいと思います。
"どうもありがとう 僕は君でよかったよ 共に過ごした日々 大切なひと時を どうもありがとう 僕らこれでよかったのかもね 君が幸せになるのを ただ願うだけ''
''それぞれの道を 僕らは 別の花を咲かせ 今までありがとう さよなら愛し君へ''

現役終わるわけじゃないので、「さよなら」は違うような気もしますが、ヴェルディも小池選手もひとまずは別の花を咲かせにいくということで。

小池選手と東京ヴェルディの双方が、これからも「花道だけを進んでいける」ことを心から願います。

私はこれからも小池選手を応援し続けますし、動向を追いかけ続けさせてもらうつもりです。

小池選手のヴェルディ愛が、新たな形で報われる日が来ますように。



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