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体験型ショートドラマ「CHOOOOOSE!!」制作後記

DHU合格者懇親会「DHU GREETING PARTY 2022」のコンテンツとして「CHOOOOOSE!!」をDHU映像表現実践ゼミで企画・制作しました。

もしも1年生になったら?を体感するトリセツ系分岐ドラマ

デジタルハリウッド大学の学生だったら一度は出会すであろう大学生活においての様々な分岐点を再現し、リアルタイムでライブ配信の視聴者に分岐先を選択してもらい展開していく視聴者参加型コンテンツです。

これから始まるデジハリ生活において先輩から何かアドバイスしたかった

大学にはオープンキャンパスなどの授業風景を見れる素晴らしいシステムがあります。
そこで我々在学生から何かデジタルハリウッド大学の合格者にできることが他にないかと考えたところ、「授業内容やカリキュラムは分かったし大学がどんな雰囲気でどんな人間が居るのかっていうのを学生目線で紹介したいよね」というアイデアが生まれ、今回この作品を企画しました。


マルチシナリオということは、もはや認識はドラマではなくゲームである

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タイトルや選択画面など作品全体の雰囲気を8bit風で統一し、レトロゲームっぽさを作り出しました。
なぜゲームっぽくしたかというと、【分岐ドラマ】と言ってもそれは視聴者の体験が全て終わって初めてドラマが完成するのであって、体験中(視聴中)はあくまでゲームをプレイしている時に近い感覚なのでは?というチーム内での意見があったからです。


動画を切り替えるのはタッチデザイナー、分岐先を決めるのはYouTubeライブのアンケート機能

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あらかじめ用意した全分岐パターンの動画をタッチデザイナーに流し込み、タッチデザイナー上でスイッチング出来るシステムを構築。
スイッチを押すだけで自由に出力する映像を選択できるようにしました。

パフォーマンス中はAに分岐するのかBに分岐するのかをYouTubeライブのアンケート機能を用い、視聴者に投票してもらうことで、その集計結果を目視で確認しタッチデザイナーで分岐させました。
意外と原始的な手法ですが、VJ的な環境を1からタッチデザイナー上に構築することができました。

まとめと次回への展望

我々は日頃から映像制作を行っており、今回は全く新しい映像表現というよりも現状の映像表現方法の一歩先に踏み込んでみようということで、視聴者にリアルタイムで次のストーリーを選択してもらうという形に挑戦してみました。
やってみた感じでは、この表現方法はやり続けた分だけクオリティが上がることは間違いないと思いましたが、次回以降はまた一歩先に、違う角度からの映像表現で見ている人たちを楽しませられたらなと思います。

(制作後記執筆:ばし)

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