新規事業担当者の課題
「事業を創る人をつくる」をコンセプトに、新規事業開発の学びと実践のコミュニティを運営するベンチャーズアカデミーでは、先日第1回目のMeetup企画が終了しました。
参加者相互の自己紹介、今後のコミュニティへの期待、今実際に課題に感じていること、ベンチャーズアカデミーで克服したいことなどをメンバー間で共有しました。
ベンチャーズアカデミーのメンバーは、
・新規事業担当者の方
・新規事業担当に配属されたばかりの方
・社内新規事業を支援している方
が多くいらっしゃっています。
新規事業担当者の課題
そんな皆さんに、今まさに直面している課題を共有していただきました。
■新規事業開発の課題
①アイデア先行でスタートしてしまい、ニーズ調査,プロトタイピング,その先の展開といった部分のノウハウに欠けてしまっている。
②他の人も思いついているような事業内容にしか思い至らない(本当の新規性を見つけることが課題)
③新規事業立ち上げまでのKPI設定と管理が確立されていない。
④自社の優位性を確保したビジネスモデルの設計ができていない。
■組織の課題
⑤事業性をどう示すか、社内でどう合意を取得していくかに課題がある。
⑥社内調整が多く、スピード感がない。
⑦兼務でやりながら他の業務との折り合いをつけることが難しい。
⑧全員が同じベクトルを向いていない中で、どう同じ方向に進んでいくか。といった課題を皆さん総じてお持ちでした。
新規事業開発においては、多くのスタートアップのセオリーとなっているデザイン思考やリーンスタートアップといった事業開発の方法論、ステップなを理解し、着実に進めていくことが求められます。
そのうえでまずは顧客のニーズを起点に、自社の強みを活用できるかつ、他社との差別化ができるビジネスモデルの構築が不可欠です。
「新事業のアイデアを出せ!」という大号令のもとに各社挙って新規事業開発に挑戦しますが、まずはこの考え方・方法論を着実に踏襲し、ある程度の"型"を流用しながら地道に進めていかなければなりません。
また、多くの新規事業担当者が直面している、組織内における新規事業推進の壁。皆さんの困りごとにもあるように、
・上司の理解が得られない
・既存業務とのバランスが難しい
・既存事業をやっている人からの理解が得られない
といった課題に直面する新規事業担当者が少なくありません。
これらの課題に対して正解はありませんが、
まずは小さくスタートし、小さな成功体験を積みながら周囲を巻き込んでいくという地道な努力が実を結ぶこともあります。
新規事業担当者においては、新規事業開発の課題、組織の課題がある種永遠の課題として付きまといますが、多業種の同じ立場のメンバーが集結しているベンチャーズアカデミーでは赤裸々な悩みもオープンにし、メンターやメンバー相互との対話や実験を通して克服していくことを目指していきます。
ベンチャーズアカデミーでは、次期メンバーを随時募集しております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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