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MTG統率者デッキ紹介「秘儀を運ぶもの、パコ」と「熱心な秘儀術師、ハルダン」

皆さん、こんにちは!とらべと申します。

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普段は趣味でボードゲームを作っているのですが、今回は「マジック・ザ・ギャザリング」というゲームの統率者戦デッキというものを紹介させていただきます。

■その前にマジック・ザ・ギャザリングってなに?

マジック・ザ・ギャザリング(MTG)というのはトレーディング・カードゲームの1つで、その元祖ともいうべき歴史のあるゲームです。

プレイヤーは大魔導士になり、自分の呪文書(デッキ)を携えて、べつのプレイヤーとの魔術勝負をします。そして、この呪文書は好きに組み替えることができるのです!

世界中で根強い人気があり、常に新しい拡張セットが出ているのでどんどん遊びの幅が広がっていくカードゲームです。

遊び方にもいろいろあり、通常の「デッキ構築戦」のほかに、カード15枚入りのパックを1個買って遊ぶ「ブースターブリッツ」や、1枚づつカードを順番にとっていってそれで戦う「ドラフト」などがあります。

■統率者戦とは?

「デッキ構築戦」ではカードは山札から引いてこないと使うことができないのですが、この遊び方では「統率者」と呼ばれる「いつでも使えるカード」を選ぶことができます。お得ですね!そして、その統率者に合わせてデッキを組む必要があります。詳しくは調べていただきたいとして、簡単にデッキ構築のルールを説明すると、

・デッキは100枚で作る。

・基本土地以外のカードはデッキに1枚だけ。

・統率者の固有色と同じ固有色のカードのみ入れることができる。

を守る必要があります。というわけで、そろそろ今回の統率者紹介です!

■統率者紹介

今回紹介する統率者はこちら!

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《秘儀を運ぶもの、パコ》《熱心な秘儀術師、ハルダン》のコンビです!

この2枚はお互いに対する「共闘」という能力を持ち、2枚で統率者として戦えるんです。いつでも使えるカードが2枚もある。ダブルでお得ですね!

《秘儀を運ぶもの、パコ》の能力は速攻と、「攻撃するたびに各プレイヤーのライブラリーの1番上のカードを追放する。」「そのうち、クリーチャーでないカードの分だけ+1/+1カウンターが乗る」というもので、攻撃するたびにハルダンにカード持ってきてくれて、ほめてもらえると強くなる元気なワンちゃんです。

《熱心な秘儀術師、ハルダン》の能力はそのパコが集めてきたカードからクリーチャーでないカードをプレイすることができるというもの。その際に色拘束も無視してくれます。他人のカードを使うのは楽しいですね。

まとめるとこの2人のポイントは、

①+1/+1カウンターで大きくなる。

②集めたクリーチャーでないカードを有効利用できる。

という点ですか。以上を踏まえて作ったデッキリストはこちら。

パコハルダンロマンリスト

ビッグボディ「な…なんだーーっこの大量の土地はーーつ!?」

■デッキコンセプト

秘儀を運ぶもの、パコを最速で出してカードを取得し、ハルダンでサポートして統率者ダメージで相手を倒していきます。

最低でも3ターン目、高い確率で2ターン目にパコを出して攻撃することを目標にしています。そのために取った戦略は土地のマナブーストです。

土地を爆速で置いていくので、パコが除去されても再度の唱え直しが容易になっています。この辺はギトラグの怪物や梓と戦ったことのある方ならわかると思いますが、結構めんどくさい相手となります。アーティファクトなら使い切りや破壊でジリ貧、ということもありますが、土地は破壊されにくい傾向にあるのでとても安心です。むしろこちらがアーティファクト破壊を使いやすいです。

また、ハルダンも自身のコスト+取得したカードを唱えるコストでマナを使うほか、追放した土地カードも利用できるので最大限カードを利用できます。パコが土地カードを追放しても大きくなるのも構成上ありがたいですね。

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《踏査》《マナ結合》《芽ぐみ》などで手札から土地をモリっと出して2ターン目には5マナをそろえます。そのために土地を大量に入れて初手の成功率を高めています。2マナランドや一部の高効率マナ・アーティファクトでのサポートもあり、4・5枚キープのマリガンまでは恐れることなく行えるようにしています。

最終的にはサーチで持ってきたり直接追放した追加ターン系のカードで攻撃の手を止めない、《破壊する力》《サイクロンの裂け目》《冒涜の行動》などでリセットして攻撃を続ける、などして勝利を目指します。

各種打消し呪文が公開されると対戦相手は打ち消されることを前提に対処していかないといけないのでそれも相手の動きを鈍らせます。打消し呪文は見せるだけでも効果がある好例といえるでしょう。ハルダンを出したターンでもすぐに実際に唱えられるようにマナがかからないピッチ・コストや1マナ0マナのカードも多く入れてあります。

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クリーチャーはパコが追放すると使えなくなるので必要最小限にマナブースト系でなるべく軽いものを。《むら気な長剣歯》は3マナと序盤に出すにはやや重いですが出せれば追加の踏査になるし昇殿したあとは心強い戦闘要員になってくれます。踏査系は中盤以降でもマナを伸ばしてやれることを増やしてくれます。

《ムル・ダヤの巫女》も同じ理由ですがこちらはむしろ中盤以降のアドバンテージ要員として。土地が多いデッキなのでライブラリーの上から追放したくない土地をはじいて有用なカードの出る確率を上げてくれています。

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個人的に注目しているのが《田舎の破壊者》。後半の土地ドローを確実に止めてくれるのでお試しで入れてあります。また、パコと合わせて《ハダーナの登臨》や《シミックの隆盛》とのシナジーもあります。

シミックの隆盛はとても面白いのですが、いまいち使いどころが難しいのんびりとしたカードです。しかしパコならあっという間に20個カウンターが溜まるでしょう。パコが除去されてもこちらのカウンターは残るので対戦相手はこれを除去するのにカード1枚使わなければいけないというのも良いプレッシャーとなります。

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ハダーナの登臨は期待値としてパコ1回目でカウンターが2個、2回目でカウンターが2個乗ればそれだけで統率者ダメージ21点をたたき出して1人倒し、さらに残りの対戦相手も速やかに倒してくれるベストマッチカードだと思います。

以上がこのデッキの構築コンセプトです。

■このデッキの楽しいところ

①大きいクリーチャーで戦闘できる!

カウンターをもりもり乗せるのが楽しいです!やはり元気にのびのびと育つわんこを見てると癒されますね。

②相手が対処しにくい!

見せ打消しや再キャスト容易なマナ基盤は安心感を与えてくれると同時に対戦相手にはプレッシャーを与えます。それをいいことに能天気にパコが遊んでいるのを眺めるのが楽しいです。

③対戦相手のカードを使える!

何が起こるかわからない、予測不可能な楽しみもこのデッキの魅力です。ハルダンは色を無視できるので対戦相手の《悪魔の教示者》や打消し、追加ターン・除去などを使ってより優位に立つことができるかも?さらに場合によっては対戦相手の《神秘を操る者、ジェイス》と《Demonic Consultation》で勝ってしまうことも???

■最後に

このデッキは土地と踏査系のカードを除けばほかのスロット30枚ほどはほとんどがフリースロットです!実際には打消しなどでもうちょっと狭まるでしょうが、パコが出せればあとは対戦相手のライブラリーからいろいろ持ってきてくれるので最悪なんとかなります。なので、気分や戦略によっていろんなカードを入れ替えでき、楽しみの幅が大きいのも魅力の一つと言えるでしょう。

また、このデッキは対戦相手の大事なカードを使わせていただくので礼儀は重要です。「統率者戦は紳士のゲーム」などと言われます。常に礼儀と丁寧さをもって使っていただければと思います。

また、デュアルランドやマナファクトが無いチャレンジバージョンデッキをDECK-UP(TeamY’s)にて公開中ですのでそちらもよろしかったらご覧ください。

https://mtg.deckup.cards/deck/2006988/

※最後の最後に拙作のボードゲームの宣伝をさせていただきます。

お上品にカードを引いていくおバカパーティーゲーム「エレガンツ」

https://bodoge.hoobby.net/games/elegants

最もゾンビらしいゾンビトリックテイキングゲーム「ゾンビデル」

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どちらも好評発売中です!おもしろいのでよかったら買ってね!

おわり。

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