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禍話リライト 忌魅恐『夜になると誰かが私を描いている話』

提供者であるAさん(女性)が高校生だった頃の体験。

当時、同じクラスにBさんという女生徒がいた。
絵に描いたような成績優秀な生徒で、それでいて快活な性格で誰とも仲の良い、非の打ち所がないような女の子だった。

そのBさんの様子が、ある日を境に、急におかしくなった。
顔色が悪く、明らかに疲労が溜まっているように見える。
目元にはクマが浮かび、本人曰く食欲が落ちているわけではないとのことだが、以前と比べると痩せたように、というか、やつれたように見える。
Aさんを始めとしてクラスメイトも当然心配したし、担任からも、
「まだ三年じゃないんだから、そんなに根を詰めて勉強しなくてもいいんだぞ?」
と声をかけられた。

ある日の休み時間。
そうして心配する周囲の声に、Bさんは困ったように笑いながら答えた。


「ん〜。なんだか、最近ねえ? 夜寝てると、フッと目が覚めて。それで、身体が動かない、って時がよくあるんだよねえ。あれって、なんなんだろうねえ?」


その言葉を聞いて、クラス中がざわついた。
「えっ、Bさん、知らないの⁉︎ それって金縛りだよ!」
「……え?」
クラスメイトの言葉に、Bさんは首を傾げた。
「え、ホントに知らないの⁉︎」
再びクラス中がざわついた。


なんと、Bさん。
勉学に励むあまり、それに関係ない分野への知識に疎く。金縛りについても、名前を聞いたことはあるが、具体的にどういうものなのか、全く知らなかったのである。


(ウソでしょ…⁉︎)
そう思いつつも。
そこで、みんなで金縛りについてBさんに説明することになった。

「……つまり。金縛りっていうのは、身体や心が疲れてる時になりやすいとか、そういう影響だ、って言われてるけど。一般的には心霊現象だって言われてて……」
「え、本当? オバケのせいなの?」
「うん。だから、部屋に幽霊がいるから、そのせいで身体が動かない、みたいなことなのかも……」
「……ホントに〜?」
クラスメイトの話を聞いたBさんは、心霊現象なんてそんなバカな、といった様子である。きっと単なる疲れなのだろうと、そう考えているようだった。
先述した先生の言葉の通り、受験までまだ間があるため、本人からすればそこまで自分を追い込んでいるつもりもなく、疲れが溜まっているという感覚もなかった、ということもあったからのようだ。。

結局、その日はそのようにしてBさんへ金縛りの説明をしただけで終わったのだが……。


──翌日。
普段、Bさんは早くもなく遅くもない、それくらいの時間に登校するのだが。
その日はいつもより早く、クラスの誰よりも早く登校してきた。それこそ、いつも一番に登校する男子がクラスの扉を開けると、すでにそこに彼女がいたので驚いたほどだった。
次々登校してくるクラスメイトたちも、いつもより早く教室にいるBさんに驚いた。
そうして、ある程度人が揃うのを待っていたのだろうか。クラスメイトの半数以上が登校してきたところで、Bさんはおずおずと喋り出した。


「……あの、変な話なんだけど。金縛りとか幽霊とか、そういうの詳しい人っているかな……?」


「えっ、どうしたの⁉︎」
急な話に教室内がどよめいたが、
「……それなら、Aちゃんじゃない?」
「……え、私⁉︎」
すぐにAさんに白羽の矢が立った。

高校生にもなると少し珍しいが、この学校ではいわゆる学級文庫のようなシステムを採用しており、各クラスの本棚には生徒たちの持ち寄った本が入れられていた。
そこにある時、Aさんが心霊、オカルト関係の本を持ってきたことがあった。
彼女の名前が挙がったのは、そのためである。

「このクラスで言ったらさ。そういうの詳しいのって、アンタじゃないの?」
「いや、そういう本を持ってきただけじゃん!」
そう反論はするものの、そんな本を持ってくるくらいなのでその手の話に興味がないわけではなかった。
そして何より、クラスの中心人物、人気者のBさんの役に立ってあげたい。そんな気持ちもあった。
そこでAさんは、
「じゃあ、私で良ければ……」
と、話を聞くことにした。
そしてBさんが詳細を話し始めた。


「じゃあ……。 
こんなこと、家族に話すと頭おかしいとか思われそうだから、ちょっと言えなかったんだけど。
みんながそう言うから、金縛りってのは幽霊のせいでなることなのかあ、って。そう思って。


で、ほとんど毎晩、金縛りになるんだけどさ。
今度動けなくなったら、例えば目が見えなくても耳をすますとか、ちゃんと周囲の様子に気をつけてみようって、そう思ってね。


で、昨日の夜なんだけど。
二時くらいに、トイレに行きたいわけでもないのに急に目が覚めたんだ。


普段なら目も開かなくて、
(やだなあ、怖いなあ、何これ……)
で済むんだけど。
みんなから『オバケのせいだ』って聞いてたから、ヨシ! って思って。
普段よりも、耳を澄ませてみたんだ。
部屋の中に何か動きがあったら耳で捉えよう、って。
そうして静かにしてたら……。


サラサラ、サラサラ。

……って。
紙の上を何かが滑るみたいな音がしてね。


明らかに、紙の上を何かが滑ってる音がして。
(……えっ、えっ⁉︎ 何これ⁉︎ ……これ、美術の時間にスケッチしてる時の音だよね?)
って思って。
鉛筆か何かで、サラサラ、サラサラ、って。
そういう感じ。

(え〜っ……)
って思ってたら。
今まで金縛りの時って目が開かなかったんだけど、今日はうっすら目が開くな、って気づいて。
身体は動かなかったんだけどね。
で、音が足元からするから、ソッと薄目で見てみたら……。


完全に目を開けてないから、断定はできないんだけど。
誰かが、私の足元にうずくまってて。
たぶんだけど、紙か何かを手に持ってて、サラサラサラサラ音をさせてて……。


(うわっ、私のことスケッチしてる……。何だこいつ……)
って怖がってたら、そこで意識を失っちゃって。そこで朝になってたんだけど。

……すっごい怖いんだけど、どうしたらいいのかなあ?」


「ええ……」
「なにそれ……」
影みたいなものが見えたとか、お経が聞こえたとか。せいぜいそれくらいの話だろうと思っていたのに。予想外の内容に、Aさん始め、その場の全員が絶句した。
そして、Bさんが続けて口を開く。そこから放たれた言葉に、Aさんは再び絶句してしまった。

「……これさ。ホンットに申し訳ないんだけど。Aちゃん。今夜、うちに泊まってみてくれないかな?」

「えっ、いやいやいや……」
予想外の展開だった。
さすがにそんな話になるとは思っておらず、
(いや、うちは親が厳しくて……)
と、Aさんは適当に言い訳をして断ろうと思ったのだが。
悪いことに、ほんの数日前。
『この前、友達の家でお泊まり会をやって、すごく楽しかった』
そんな話を、みんなの前でしたばかりであった。
(ええ〜……)
困ったことになった。そんな思いがAさんの顔に現れていたのだろう。Bさんが何とかお願いしたいと、条件を出してきた。
「いやいや。タダで、とは言わないからさあ……」
(そこで提示された内容が何だったのかは伝わっていないが)
結局、Aさんはその条件で了承し、Bさんの家に泊まりに行くことになったのだという。


放課後。
Aさんは準備を整え、Bさんの家にやってきた。
いかにも彼女らしい。上品、豪勢、立派。そんな印象を受ける家だった。
親御さんも快く迎え入れてくれたし、夕食もかなり豪勢なものを出していただいた。
それは良かったのだが。
『何のためにこの家に来たのか』
ということを考えると、とても心の底から楽しめはしない。

夕食後、早々にBさんの部屋へと引き上げ、宿題だ予習だと明日の準備をした後。
本題について、話し合った。

「……でも、コレ。例えば、二人とも金縛りになっちゃったら、どうしようもないよねえ?」
「そうだよねえ……」
「まあ、でも。一人でいるより二人でいた方が、何が起きてるか確認できる確率は上がるわけだし……」
「まあ、対策にはなる、よね……」

そうして、その晩。
AさんとBさんは、その部屋で並んで眠りについた。


正直なところ。
Aさんはこの計画について、疑問に感じていた点があった。
つまり、深夜にそんな怪現象がBさんを襲ったとして、そのタイミングで自分が目覚めているか、その確証がないわけである。
(……あれ? その時に、私が目を覚ましてる確証なんか、なくない?)
床に就いて間もなく、そんな疑念がAさんの脳裏をよぎった。

しかし。
(……ま。その時は、その時か……)
そう考え、すぐに眠りに落ちてしまったそうだ。


──だが。
大したもので、正に『その時間』に、Aさんはフッと目が覚めたのだという。
(後で確認したところ、彼女が目覚めたのとほぼ同時に、Bさんも目覚めていたそうだ)
 

(……ん? アレ?)
夜半、急に覚醒したAさん。
何故、自分は目覚めたのだろうと、そう考える。
途端に、自分が何故この家に泊まっているのか、全ての記憶が蘇った。
(そうだ、Bちゃん……)
隣に寝ているはずの彼女へ、首だけ動かして、視線を向けた。

隣にいるBさんは、ものすごい汗をかいていた。
布団から出ている顔しか見えないが、脂汗を流し、苦しそうに呻き声をあげている。
(え、えっ、えっ⁉︎)
Bさんの枕元に置いてある目覚まし時計、その盤面が目に入る。
正に彼女の言っていた時刻、夜中の二時を指していた。

パニックに陥りそうだったが、それを何とか抑えて心を落ち着かせた。
そうして、耳を澄ませてみると。


確かに、Bさんの言った通り。
横になっている自分たちの足元から、

サラサラ、サラサラ

という音が聞こえる。


(ええ〜ッ……)

Bさんの話通りなら、自分たちの足元の方に、何かがいるはずだ。
すでにBさんの方を見た時点でかなり大きく顔を動かしていたのだが、それはそれとして。
Aさんは、ソ〜ッと、目線を足元へ向けてみた。


(えっ……)

髪の長い女が、横たわる自分たちの足元にいた。
大きな紙を顔の前、床に敷いて、その上に突っ伏すような体勢で座り込んでいる。


(Bちゃんの言ってたヤツだ……!)
彼女の話を思い出し、ゾッとするAさん。


……だが。
同時に、違和感を覚えた。
何かおかしい。
何かが、Bさんの話と違う。


いったいこの違和感は何だ。
しばらく見ていて、その答えにやっと気がついた。


(これ、紙に何かを描いてるんじゃない……!)


女は、その長い髪を垂らし、頭を上下に動かしている。
その髪の先端が、床に敷いてある紙に触れていた。
サラサラという音は、その際に生じる音だったのだ。


「……ウワアッ!」
Bさんと異なり、彼女は金縛りになっていなかったということもあり。
スケッチしているものと聞かされていたのに、実際は全く違うものを目の当たりにしてしまい、Aさんは思わず大声を上げていた。
「うわっ、ちょっ、えっ⁉︎ ヤバいヤバい!」
慌てて布団から飛び出し、隣に寝ているBさんの頭を叩いた。
そのおかげか、Bさんもすぐに飛び起き、我に帰った。

そうして周囲を見ると、すでに室内には彼女たち二人だけ。
他には誰もいなくなっていた。


「……いやいやいや! 描いてるとか描いてないとか、そういう話じゃないよコレ!」
少々落ち着きを取り戻してから、Aさんは自分が何を見たのか、詳細をBさんへ語って聞かせた。話を聞き、Bさんも青ざめる。
「え〜、何それ、ヤダ〜……」
「いや、何かよくわかんないけど、紙を覗き込んでたんだよ。長い髪の女が。そいつが顔をブンブンブンブン上下に振るんで、それでそんな音がしてたんだよ!」
「うわ〜、何それ、イヤだ〜……」

「え、私、もうこの部屋で寝たくないよ……」
何があったのか、一部始終を聞かされ、Bさんがそう呟く。
「い、いやあ。そうだよね。正直、初めて来た家でこんなこと言うのもアレなんだけど、私もちょっとイヤだよ……」
しょうがない。明日の朝、聞かれた時にご両親に説明すればいい。ちょうどいいことに、Bさんの家のソファは引っ張ると変形してベッドにもなるタイプのものだった。
ということで、その晩は二人でリビングで寝ることにした。

翌朝。
リビングで寝ている二人を見て、Bさんの母親は驚いたそうだ。
「あなたたち、何でこんなところで寝てるの⁉︎」
「いや、まあ。いろいろあって……」
そうやって親御さんは誤魔化したものの、正直なところ、どうしたらいいのかわからず、二人とも困惑していた。
「いや、でもこれ、誰に相談したらいいの?」
「え、これって何? どこに言ったらいい話なの?」
そんな風にあれこれ二人で話し合ったが、答えが出るはずもない。
その日も平日だったため、その内に学校へ行かなくてはいけない時刻となった。
「そろそろ準備しないと……」
二人の荷物は、Bさんの部屋に置いてあった。正直、怖いのであまり行きたくはないが、そんなことも言っていられない。意を決して、二人で一緒に部屋へ行った。
すると……。


「あっ……」
昨夜は恐怖で気が動転している間にリビングに降りてきてしまったため気がつかなかったが。
昨夜、あの女のいた、ちょうどそのあたりに。
全く見覚えのない、クシャクシャになった紙が置いてあった。


「え、紙がある……」
「たぶん、これだよ。昨夜、これを見てあの女、頷いてたのか何なのかわかんないけど、頭動かしてたんだよ!」
「えっ、なんで⁉︎ こんな紙、今までなかったのに⁉︎」
「いや、知らないけど……」
「え、あるのはあるので、それはそれでイヤなんだけど……」
「いや、もうそれはしょうがないよ。それこそ、アタシが姿を見ちゃったからこれを残していった、ってことかもしれないし……」
「そっか……」

そうして話し合った後、二人は紙を確認してみた。
そこには、短い文章と、矢印が書いてあった。
「……なんだこれ?」
『ひび割れたカーブミラーを右』だとか、そうした短文の後に、それぞれ別の方を向いた矢印が書いてある。

最初は、それが何なのか、全くわからなかった。
だが、いくつも書かれたその短い文章を見ていく内、二人にはその意味がわかった。
「あっ……」


それは、最寄りの駅からBさんの家までの、大雑把な道順だった。


つまり、誰かに路上で道を尋ねられた時。
何となく目的地はわかるが、具体的な番地がわからない。そんな時、建物などを目印にして簡単に説明するような。それをメモにしたような。
そういう文章だったのだ。


「えっ、何これ!」
「うわっ、気持ち悪ッ!」
慌てて二人で台所へ行き、Bさんの父親の灰皿を使ってその紙を焼き捨てたそうである。


紙を焼き捨ててようやくひと心地つき、Aさんは問い正した。
「……いやいやいや! よくわかんないけど、これはヤバいよ! 素人考えだけど、これは呪いとか生き霊とか、そういう類のやつだよ!」
「えっ、呪い⁉︎」
「いや、ここまで来たら、なんか身に覚えあるでしょ! 学校休んででも、思い出しなさいよ! なんかあるでしょ! 寝付けなくなる前に、なんか恨みを買ったとか!」
「いや、でも、私、恨みとか……」
「いや、ほら! 何となくだけど、肩が当たっちゃったとか! 何かないの⁉︎」


「……あ。あー。あーあー」


急にBさんが、合点がいったように声を上げた。
「……言われてみて、思い出した」
「え、なに?」
「いや、言われて初めて思い出した。夢かと思ってたんだよね」
「な、何が?」
そうしてBさんは、こんなことになるような心当たりについて、Aさんへ向けて語り始めた。


「……いや、それがね? こういう風に夜眠れなくなる前。確か土曜日、塾の帰りだったと思うんだけど。

誰かに尾けられてるような気がして。

普段、そんなことはないんだけど。
音もしないし、気配も何にもないんだけど、とにかく尾けられてるような気がして。何度も振り返るんだけど、誰もいない、ってことがあって。
(どうしたんだろう、神経過敏になってるのかな? 疲れてるのかな?)
って思って。
で、五回か六回くらい振り返ったんだけど誰もいなくて。
音も気配もしないのに何度も振り返るのもおかしいな。でも、確かに見られてるような気がするんだけどな、って。
気のせいか、って思って帰ってきてね。
『ただいまー』って言って、ドア閉めて、鍵かけて。
それでも何か気配がする、見られてるような気がするなあって思って。

で、そこで『あれっ?』ってなって。

玄関の外に誰か立ってるのが、磨りガラス越しに見えたんだ。

自分と同じくらいの背格好の、制服を着た女子高生くらいの子が立ってて。
『えっ、なに⁉︎』って思ったら、そいつがガラスにピッタリ身体を押し付けてきて。
磨りガラス越しだからよく見えないんだけど、私によく似た格好をしてて。でも髪だけは私より短いショートカットで。
ガラス越しで見えないはずなんだけど、こっちの様子を伺ってる感じだったんだよね。
で、思わず『誰、誰⁉︎』って言ったら。


『いや〜、ごめんなさいねぇ。あなた、背格好がちょうどだったから。ごめんなさいねぇ』


そう言って、パァッとどこか行っちゃって。
『何、今の子⁉︎』と思って外出たんだけど、もうどこにもいなくって。
疲れてるのかなって思ってその後お風呂に入ったんだけど。すぐに開けてそこにいないわけがないから、疲れてるんだろうなって済ましたんだけど……」


「……身に覚えがあるって言ったら、それかなあ」
「……それだッ!」
Bさんの話を聞いて、思わずAさんは叫んでいた。


そんな話を聞かされ、さすがにAさんもどうすればいいのかわからなかったのだが。
もしかすると、紙を焼いたのが良かったのかもしれない。
その晩以後、Bさんの周囲で奇妙なことは一切起こらなくなり、彼女は再びグッスリ眠れるようになったそうである。

結局、Bさんを尾けてきた相手の正体も含め、いったい何だったのか、全くわからないままだそうだ。


──ところで。
禍話の語りであるかぁなっきさんは、この話を本放送で披露するにあたり、終盤の展開がどうにも腑に落ちず、知人に語って聞かせ、感想を求めてみたそうだ。

「……っていう話なんだけどね。現れた女の子って、何だったんだろうね。そんな、黒◯ミサじゃあるまいし、人を怖い目に合わせようなんてやつもいないだろうし」
話を聞き終え、少し考えてから知人が口を開いた。
「……まあ、でも、磨りガラス越しだからねえ」
「ああ、まあまあ、そうね。どんな感じか、パッとわかんないしね」


「……例えば、結構な歳の人が無理して女子高生の格好をしてたのかもしれないし」


「……おまえ。すごい怖いこと言うなあ。その発想はなかったわ……」
知人の言葉に、かぁなっきさんはゾッとしたそうだ。



(※忌魅恐シリーズについては『忌魅恐序章』を参照)



この話はかぁなっきさんによるツイキャス『禍話』 『忌魅恐 最終夜』(2021年5月7日)

から一部を抜粋、再構成、文章化したものです。(0:26:55くらいから)
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