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【いちばん有名なテクニック?】ビブラートについてちょっと書く。

友人から「いい加減暗い記事やめたら?」
と言われました、ヨシキです…
しょうがないじゃん!!俺自身が今ものすごく大変な時期で暗いんだから!!!
(例えばこの記事のタイトルとか暗いw)

…っていうのは2〜3割くらいジョーダンとして。

暗い明るいはともかく、そろそろボイストレーナーらしいことも書かねばと思いまして(笑)

あ、けど

やり方は書きません。

ていうか書けません。

人によって取り組むべき課題が異なるからです。

それどころか、

あなたが本当に欲しい技術は「ビブラート」ではないのかもしれません。

※早速困惑されている方もいらっしゃるでしょうから順を追って説明していきます。


ビブラートに対する誤解

まず。最初にお話ししておきたいのですが、

巷で言われているビブラートのやり方なんてのは全て
「感覚を掴むためのきっかけ作り」
に過ぎないんです。

歌っているとき顎震わせたり、お腹押したり、音程の上下意識したり、音量の代償コントロールしたり、その他色々ありますが

普通歌っている当人は歌っているときはそんなの一切気にしないですw

本当にビブラートができるようになりたいなら、そんな小手先の技よりもっと重要なことがあります。

次に。
ビブラートってなんのことだか本当にわかっていますか?って話です。

ビブラートと「アレ」を混同してはならない。
ビブラートに似ている技なら思いつくものがある方もいるかもしれませんが、そもそも本当に多くの人が習得したいテクニックは「ビブラートですらない」可能性があります。

そのテクニックのことを書かれている記事はこの下書きを書いている20年7月の時点でほとんど見受けられませんでした。


この記事を読んでくださっている方はきっとこれだけ書かれたのでは納得いかないでしょうし、「胡散臭い奴だ」くらいにしか思ってくれないでしょう(卑屈か?)。

これってビブラートできていますか?
って文面で聞かれたとしても
音も聞かずにレッスンがつけられるわけでもない。


…ということで。

今日はその技術がビブラートかどうか判別できるように、ビブラートとそれに似ている実際には異なる技法を少し書き起こしていこうと思います。

読み終わる頃には私のいうビブラートとは何かがわかるようになるでしょう。

先ほどの「アレ」については一旦無料公開を先送りしようと思っています。
いつか機会があればお話しますね。


①ビブラートもどきの代表格「過緊張性のトレモロ」

…喉や顎の周りに強い力を込めてかける、不規則な揺れ。多くの場合聴き心地は良くない。かけ具合次第でビブラートっぽくも聴こえる(ちりめんビブラート?)

ネットで見かける多くのトレーナーはそれぞれ力をかける部位ごとに種類を大別しているけれども、基本的な理屈は同じ。外的な力で声に振動を加えているということだ。
発声したままの「素の状態」に”後付け”したこのビブラートは、自然に発声したままにできるビブラートに比べるとより人工的、不自然なものになってしまう。


②呼気のコントロールで強弱をつけたビブラート

稀にこういうクセの強いビブラートをする人がいる。
トレモロよりも不規則さがより大きく、揺れも大きい。横隔膜のコントロールで規則性を持たせたとしてもコントロールには注意が必要だし、揺れの大きさは大きいままだろう。

何より息の量を一定に保てないのでは前後の音程が悪くなるし、長さも期待ができない。音量そのものでビブラートをかけているのでクレッシェンドやでクレッシェンドにも対応ができない。あまり使い勝手は良くなく感じるし、そもそもビブラートなのかも怪しい。

③意識的な音程の上下でかけるビブラート

演歌歌手のような大きな揺らぎなんてまさにこの典型例ですね。

そしてこれの練習をしていくうちに、スピードを変えられるようになったり、音の揺れ幅を変えられるようになったり、最終的には…


よし、一旦ここまでにしよう(笑)

そのうち続編を書きます!

その時は「ビブラートがもたらす効果」とか、さっき勿体ぶった「アレ」の話もしましょうか。

「何が良くてこんなテクニックを使うの?」

「これができればうまいってことなの?」

などなどの悩みは解消されることでしょう。

ではまた。ありがとうございました。

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