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LIZZY MERCIER DESCLOUX : ONE FOR THE SOUL

リジー・メルシェ・デクルーは80年代ニューウェーブ全盛の頃、フランスのシンガーソングライター/ミュージシャンとして活躍。確か、日本版も何枚かリリースされていたような気がするので、それなりに名前は売れていたんだと思う。最初に聴いたのは、1stアルバムの『Press Color』(1979)。当時の気になる女性ボーカルの1人として聴いていた。スージー・スーはパンク出身の当時からその音楽性は高く評価されていたと思うが、同時期にインディーズ界隈で人気のあったダニエル・ダックスやストロベリー・スイッチブレイド、レモン・キットゥンズ辺りはヘタウマな美人アーティストといった色モノ的な扱いをされていた。リジーも最初のアルバムは彼女らに近いニューウェーブ系の、ポストパンクというか、アバンギャルドな雰囲気を醸し出しているジャンルに身を置いている感じがした。ただ、その当時から、ジャズやファンクといったものも感じる楽曲もあり、面白いアーティストだと思って割とよく聴いていたものだ。
最近になって持っていなかったアナログレコードを探しては手に入れている中、1stアルバムしか聴いていなくてその後の彼女は知らなかったんだけど『ONE FOR THE SOUL』という4thアルバムをアナログ盤で発見。これが、すごくいい出来で、他の作品も聴いてみたいと探したが、聴いていない残り3枚のアルバムになかなか出会えない。(CDなら手に入りやすいようだが)
2004年47歳の若さで他界してしまったのはざんねんで仕方ないとこのアルバムを聴いて思うのであった。

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