レンズを手放す瞬間

皆さんはレンズを手放したことがございますでしょうか
割とある方ない方いらっしゃると思うんですが、私は今日初めてレンズを手放すという判断をしました。
手放すレンズは以下の通りです。
ニッコール2種はマウントアダプターを介してEマウントMFレンズとして使用していました。


FE 85mm F1.8

バカなので仕舞ってから写真を撮ってないことに気づきました

隠れGレンズとも名高いこのレンズ、6万円ほどでF1.8の大口径中望遠というなかなかコスパ良好なレンズです。50mm F1.8と違ってAFも早く(リニアモーター駆動)、ネットのチャートなどを読み漁る限り解像度も高いというまさにいいとこずくめなレンズなわけです。なんなら強競合の85mmレンズが5,600gくらいある中でわずか371gという軽さも魅力です。

弱点としてはレモンぼけがあることと周辺減光がそれなりにあることくらいです。

じゃあなんでこんな良レンズを手放すのかと言うと、単純に僕に85mmは望遠すぎました。

正しく言うと、スナップとか日常の様々な瞬間を切り取る使い方にはちょっと環境を選びすぎる感がありました。

スナップに過去持ち出したりもしたんですが、Nikkor S.C Auto 50mm F1.4をAPS-Cボディにつけて使っていた時(換算75mm)に比べてどうしても打率が下がってしまった感じがありました。

たかが10mmなのですが、思ったよりも世界が窮屈に感じられてしまったので、今回はさようならとなりました。

また、家族写真なんかも撮るのですが、家族みたいな親しい間柄の写真撮影にはちょっとワーキングディスタンスが長いですね。

良くも悪くも他人感、被写体と撮影者の関係性をあまり感じさせない雰囲気が出がちだったので難しいなぁ〜となりました。

もろちん、今後どういう風の吹き回しかはさておきポートレートとかそういうのをガッツリやり始めたら買い戻すかも?しれません。

ほんとに重箱の隅をつつくと、色味と雰囲気もちょっと面白くなかったかなと思います、結構ドライな描写寄りなのかなって感じで優等生なんですけどあんまり印象に残ってくれなかったです。(多分扱いが下手くそなのが大きいです)

初めて新品で買ったレンズなのですが、まぁご縁がなかったということで次のユーザーに大切にされて欲しい次第です。結構丁寧に扱ってましたからね。

このレンズに関しては1年弱所有してみてのレビューを別で書こうかなと思っています。

FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS

内筒があんまり伸びないのも良かったです

フルサイズの古くてでっかい方のキットレンズです。

「キットレンズだなぁ」って感想しか出てこなかったです

キットレンズとして見れば大きな欠点もないのですが、一方で特に感動もあんまりしなかったのでこの度お別れです。

全然悪いレンズではないのですが、どうしても趣味としてカメラをやっているので、ただそれなりによく映るってだけだとあんまりよろしくない感じがします。

もっと撮影体験自体をワクワクさせてくれるような、そんなレンズに出会いたいものです。

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS

ちっちゃいのはキットレンズとして◎

APS-C用のキットレンズです。

売る理由は単純にフルサイズ機を運用してるからですね...α7IIのAPS-Cクロップは1000万画像しかないので、ちょっと運用に困ることがあります。

画質も上記の28-70に比べると、キットレンズにしてももうちょっと頑張ってくれたら嬉しいなって感じだったのでこの度手放すことになりました。

Eマウントで初めて買ったレンズではあったのですが、広角側の周辺像の流れと望遠側の描写の甘さが気になりました。

E 55-210mm F4.5-6.3 OSS

同じくAPS-Cのキットレンズのうち、望遠ズームの方です。まぁこれもAPS-C用レンズなので…というのに加えて、昨夏にTamron 150-500mm f5-6.7 Di III VXDを手に入れたので、望遠撮影をするならそっちでいいしな…となってしまいました

Nikkor S.C Auto 50mm F1.4

マウントアダプタがくっついてますがそれは取っておきます

有名なAiニッコールよりも前のニッコールオートの標準レンズです。描写は至って普通の大口径ダブルガウスという感じで開放では収差でふわふわ、絞るとキリッとシャープになるという教科書通りのレンズです。ニコンレンズなので色味とかは割とニュートラルに感じました。しっかりと収差の補正をするためか、結構後ボケより前ボケのほうが柔らかい印象がありました。軸上色収差も結構あったりしましたが、なんだかんだ絞るといい感じになるのでそこはさすがダブルガウス型です。

ただ、最近はオールドレンズ遊びもしなくなってしまったので、この度手放すことにしました。あとオールドレンズブームだからなのか買値より高く売れそうです。ちょっとラッキー(相場倍になってた…)

AF Nikkor 28mm F2.8

有名なのはD型の方ですが、こっちはD無しのバージョンです。結構古いレンズですが、AFモーター内蔵のFマウント一眼レフなら普通にAFレンズとして使用できます。知り合いに貸してた時期があるのですが彼はD7200で普通に使っていたようです。オールドレンズ遊びをしなくなったのに加えて、28mm F2.8というスペックなので本体だけなら小さいのですが、マウントアダプターのサイズが合わさると性能の割にコンパクトでもなくなってしまうので今回売却することにしました。某フリマアプリで買ったレンズだったのですが、光学系もめちゃくちゃにきれいで相場よりもだいぶ安かったので、なかなかいい買い物だったと思います。

ふりかえり

今回売却したレンズのうち、FE 85mm F1.8とFE 28-70mm f3.5-5.6 OSS以外はここ半年全然持ち出していませんでした。なんとなくわかったことがあるのですが、自分はそこそこのレンズが複数本あるよりしっかりとしたレンズが一本ある方が幸せになれそうな感じがします。今回これだけのレンズを売るわけなので、その差額でちょっといい感じのレンズを買えたらなと思います。実はこいつらを手放すと残るレンズが150-500のみになるので、早いところ標準域のレンズを新たに手に入れたいです。しばらくはコンデジ(CoolPix P7100)で我慢しますけどね

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