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ゴールデンウィーク旅行記

こんにちは、ひやまです。

今年のゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか。
中日に3日間の平日を挟んだゴールデンウィーク、そこで有給を取った人は10連休だったようです。私は特にそういうことはなく、前半休んで中盤出勤し、後半休むという通常のムーブでした。
そんな私の過ごし方は「楽しむ」という意味では100点満点に近く、「やるべきことをやる」という意味では0点に近い過ごし方をしてしまいました。


前半:仙台に推し活へ。翌日松島観光

4/27(土)は推しアイドルRYUTistの春ツアー仙台公演があったので、高速バスで仙台へ。ゴールデンウィーク初日ということもあり、7:30発の便だったにもかかわらずものすごいバス客の数。最後尾の5人掛け列にギリギリ乗り込み、途中具合を悪くしながらも仙台へ。ライブが午後からなので昼前にオタ仲間と合流し、仙台市内で牛タン定食を食べた。いい値段だったが絶妙な味付けと肉厚の牛タンに舌鼓を打ち、その後会場へ。会場はライブハウスでスタンディング。前の人がギリギリ最前列に入り、私から後ろが二列目以降になってしまったのが残念ではあったものの、2週間前のリリイベで味わったど真ん中の楽しさを反芻するかのように二列目ドセン(どセンター=ど真ん中)へ。結果的にこの判断は大正解だった。

最近のひやまはうちわマンになっており、推しもしっかりとうちわに反応してくれるから本当に楽しい。特に指ハート🫰はいっぱいちゅき❤のメッセージであり、大体こちら方向に指ハートをくれるときは個人的なレス(レスポンス)だと解釈して大いにテンションが上がリング朝ペルシアなのである。今回の仙台公演では推しのみくちゃんだけでなく、むうたんも最後に指ハートをしてくれたのが嬉しい出来事だった。特典会で確認したから間違いないもん!!あとともちぃに「ダチぃずに入りたいけどNoわんぱく兼みくのものの自分が入ってもいいのかなあ?」と聞いたら「Noダチぃずのほうがいいか?」と言われ「ダチぃずでお願いしますぅ~!!」と答えたのもハイライトであった。もちろん推しのみくちゃんから沢山のLOVEを照射されホクホクだったのは言うまでもない。

ライブと特典会後、この日は早めに現場を離脱。仙台で泊めてもらう友達と合流するためである。途中ガンダムベースサテライト仙台に寄ったが整理券配布で待たされた割に目的の品が売り切れになっていたり、仙台の豆腐かまぼこ「むう」を買ったりした。
友だちと合流し、おしゃれな洋食屋でピザを食べた後、彼の家でガンダムSEED Destiny(特別編)を見た。これも推しが好きなアニメの影響で、20年ぶりの続編であるガンダムSEED FREEDOMが大ヒット公開中の今とあってはまさに必見と言える。特別編とはテレビ放送版50話くらいをダイジェストとして4編にまとめたもので、これだけでも結構感じ入るところはあり何回か泣いた。興奮のあまり推しに感想を送ってしまったくらいである(厄介でスマヌ…)。

翌日は友達と松島へ。GWの観光ということもあるが、実は推しのみくちゃんが大学卒業の折、ご友人と観光に行ったということで、いわゆる「聖地巡礼」である。さすがは日本三景に数えられる観光地であり、ものすごい人の数だったがなんとか駐車。昼ごはんにまたしても牛タンを食べることになるが、これが前日のものよりさらにグレードと値段が高く、「こんなに美味い肉は食べたことが無い!!!!!!!!!!!!」と思うほどであった。

観光地として松島が優れている点はいくつかあった。
1つは地形。海辺ということもあるが、その辺を散歩しているだけでも楽しい地形というのは観光としてはとても強い。そしてちょうどいい位置に寺などの人工物があり、左右によく手入れされた松が並ぶそこまでの参道や、崖を削り作られたいくつもの仏像が直感的に歴史を感じさせた。五大堂へのちょっとした道も高低差に富み、また一歩間違えれば落ちそうな橋も短いので実際にはそこまでの危険もなく、お手軽にスリルを味わえた。その辺の広場に入るのにも入場料を取られ、また見物だけのつもりで入ったお店では延々と店員が話しかけてくるなど、商魂たくましい部分も感じられた。
2つ目は特産品。仙台・松島といえば牛タン!笹かま!というわかりやすいお土産もさることながら、売店のところどころに小さなコンロと網がおいてあり、笹かまの手焼き体験が楽しめるということに感動を覚えた。景色がいいのに加えて非日常の体験まで提供してくれるんですかあ!?
通りには海産物を食べられるお店も多く、またどデカい煎餅は(推しも買っていたので私も買ったのだが)若者が自撮りしてしまうような、映えの要素を多分に含んでいた(なお醤油と海苔の香ばしい香りがとてもよかったことを除けば、味は普通の煎餅だった)。

この時点で私の財布はほぼ空っぽ。果たしてGW後半にあるRYUTist春風ツアー最終日、東京公演に行けるのか…!?

ゴールデンウィーク中日の平日

(死んだ目で会社に出勤する)


後半:東京でライブを見たり地元で登山したり

ヒャッハー!!!給料日だ!!!!
というわけで5/3(金)はRYUTistの春ツアー東京公演なので、入ったばかりの給料を全力で円盤投げするかのように新幹線にて東京へ。夜行バスでも良かったが、5000円くらいしか違わないのと、多分夜行バスで早朝についてネカフェとかで昼まで過ごしたら5000円くらいかかるな…ということで、贅沢にも新幹線移動に決めた。
会場の渋谷PLEASURE PLEASUREは昨年の12周年ライブぶりだ。FCチケットでギリギリ最前の一番上手側の座席だった。

変わらずうちわくるくるマンだったのだが、この日は過去一、推しからのレスがあり最高に幸せだった。一回目の指ハート🫰、二回目の指ハート🫰。そして三回目は…!なんと…!まさかの…!両手で作る大きなハート🫶であった!!!その瞬間は何が起こっているかわからなかった。推しがステージ上から私の方を見、いたずらっぽい笑みを浮かべながらまず右手でハートの右半分を作った。こ、このフォーメーションは!?驚愕の表情を浮かべる私を満足そうに見つめながら、左手が私の網膜に残像を残しながらゆっくりと右手に近づいていく!!!!!!ギエピー!!!!!!!!そして完成したBIGハート⭐︎LOVE-MAX🫶に目を焼かれた私は呆然としながら残りのライブを見守ったのであった。(ライブ詳細については後述のライブレポを参照)

良すぎた


ライブも最高なら特典会も楽しかった。メンバーとの会話はもちろんのこと、うちわを目印に声をかけていただいた、SNSでしかお名前をしらないオタの方にも何人かお会いできてめちゃくちゃ嬉しかった!なかなか自分から「お名前聞いてもいいですか?」みたいな声のかけ方はしづらいので、こういう目印になるグッズってお互いにとってよいのかも…!と思った。みなさんありがとうございました。

この日は渋谷にて宿を取っていたので時間に余裕があり、そのままオタ飲みについていかせていただいた。公園で軽く感想会のあと、話し足りない分をサイゼリヤにておしゃべり。実は最近SNSの使い方について悩んだりしていたのだけど、推しにも励ましてもらったしオタの方々にも「楽しそうでいい感じだよ!」と言ってもらえてボク感激!エキゾチックな夜の渋谷センター街の空気も味わえて、楽しい夜だった。

そのまま渋谷のカプセルホテルに転がり込んで爆睡。

翌日4日は朝10時前にチェックアウト。
普段活動している岩手県紫波町の地域おこし協力隊、あまのさんのオススメ銭湯こと「小杉湯」に行くために高円寺へ。あまのさんに直接LINEして他にも何か所か面白ポイントを教えてもらい、ベトナム料理屋「チョップスティックス」でパクチーの効いたフォーを昼ごはんに食べた後、「蟹ブックス」へ。ここに来て岩手の作家、くどうれいんさんの『氷柱の声』という、100ページちょっとの単行本小説を購入。くどうれいんさんは、私より年下だけどエネルギッシュで本当にすごい作家さん。一度紫波町図書館の夜会に来てくれて講演会に参加したけど、とにかく思考の言語化がすごかった。


次に秋葉原へ。最近レトロゲームにも分類されるゲームボーイアドバンスのソフト収集を始めていて、ここなら種類も多いのではないかと期待して行ったのだけど、とにかく岩手よりも物価の高いこと。そして、別に中古ソフトラインナップも飛びぬけていいわけではなく、これならメルカリで集めた方がよさそうだなーと思って店を後にした。
早めに東京駅へ。16時の帰りの新幹線まではまだ時間があり、先ほどの本を読むために駅の外にあるカフェになんとか入り込んでページをめくり始めた。途端に、涙。というのも、さっき買った本は東日本大震災を扱った小説だったのだ。自分はそこまで被害のない地区にいたけれど、あのときのことはやっぱり今でも大きな絶望の記憶として残っていて、半ばフィクションだったその小説を読んだだけでもいろいろ思い出してしまって、ダメだった。

帰りの新幹線に飛び乗って、ぼんやりしてからまた小説を開いた。ところどころ涙がぽろぽろ出たけど頑張った。この本は、自分と同じように盛岡で被害も大きくなかったくどうさんが、自分が被災者と名乗っていいのだろうか、いつかこの題材を当事者でなくても語っていいのだろうか、そういう葛藤の中で書き上げた本だと聞いていたので、必ず最後まで読まなければいけない気がしていた。結果的に、新幹線が盛岡にたどり着く前に本は読み終わり、自分がアイドルにハマったきっかけも、そういえば大震災の絶望の中だったなあと思い出していた。西の奥羽山脈に沈んでいく夕日が見える席だった。折しも平野の田んぼには水を張り始める時期で、夕日が水面に反射してキラキラ光っていた。その様子を動画に録ったのがこの日の最後の記憶だ。

翌5日はほぼ絵を描いていた。
それがこれだ。

前回の仙台リリイベの時のレポを褒めてもらうことが多かったので、今回もいいライブだったし絶対描きたいなと思っていた。ただ、新衣装やライブ中の画像もほとんどなく、自分でも満足いくようなかわいさを絵で表現できなかったのが悔やまれる。それにもっと描くことがあったのでは、とか思っちゃったりするけれど、もしこのレポを読んだ人が、少しでもライブのことを思い出してくれたり、行けなかったけど雰囲気だけでもわかったと思ってくれればうれしい。
自分が声が大きいだけのファンになってしまうことを恐れていて、自分は一介のファンにすぎないし今の推したちがいるのは昔から支えてくれるファンがいたからこそだ。そういうリスペクトはいつまでも忘れたくない。ただ、オタの人たちの仲間に加えてもらって一緒にRYUTistを応援しようね!って言ってもらえるのならそれはとても嬉しいことなのだ。

ゴールデンウィーク最終日は登山することになった。東京から帰ってきてから、「そうだ、山に登ろう」と思い友達に打診したが、「5日は予定があるから無理」と言われてしまい、「じゃあ最終日ですね」という次第である。馬鹿である。

そのあとめちゃくちゃ乾いたのどを潤す命の水(ペプシコーラ)を飲んだ後温泉に入って別のイベントに行ってラーメンやたこ焼きを食べた末、友人のボードゲーム会に行ってエキサイトした次第。

これが私のゴールデンウィーク2024の全ての記録である。

おわかりいただけただろうか…?

多くの人は楽しそう、楽しんだんだね、そうお思いだろう。
だが、致命的な点がひとつある。
おわかりいただけただろうか?

そう、このGW中、オタ活以外で一切絵を描いていないのである!!!!
だめじゃ~~~~~~~~~~~~ん!!!!!!!!!!!!!

以前言われたんですよね、ゴールデンウィークみたいな大型連休はフォロワーを増やすボーナスチャンス。休日でSNSを眺める人が多いため、ここぞというタイミングでネタを投下するんじゃぞ~~~!!!!と。

がっ…!ダメっ…!!!
活かせっ…!次回はっ…!チャンスをっ…!

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