すもも
昨日、ふと思い出した小学5年生の頃の話をする。
水曜日は全学年同じ時間に地区ごとに分けられた班で帰るという習慣があった。それ以外は同学年の地区ごとで帰っていた。私の地区の同級生は男2(自分含む)、女1だった。
低学年の時はもう一人の男(以下K君)と女が手を組み嫌がらせをされていた。
高学年になると自然とそれはなくなり、反対に女が孤立していった。でも帰る時はある程度距離はあるものの一緒だった。
通学路の途中にすももの木があった。たまにそれをK君と実を採って投げたり、足で蹴りながら帰ったりしていた。
平穏な日が続いていたのに、突然女が先生に告げ口をした。
早速、先生に呼ばれハチャメチャに怒られた。K君はクラスが別だった為、それぞれの担任に怒られた。
一旦怒られた後、教室に戻されてみんながいるところで「何をしたかを言え」と言われた。屈辱的且つ羞恥で、一言も発せなかった。
長い沈黙の末、しびれを切らした先生が女に説明を求めた。
あーあ。泣いたよね。もう号泣。まじ理不尽。
いまではK君と幼馴染として定期的に電話したり会ったりしている。色んな悩みなども逐一報告している。それなりの解決策を提示してくれる。ありがたい存在である。
チキン南蛮定食をたべます。