見出し画像

J1補強診断2021「大分トリニータ」編

 noteを開いて頂きありがとうございます。今回は、「J1補強診断2021」の最終回「大分トリニータ」編です。いやー長かった。なんと、20チーム合わせて約25000字書いていました。大学のレポートでもこんなに書いたことはないです。自分の好きなことだといくらでも書けちゃうから不思議です(いや、当たり前か)。今回は最終回ということもあって、「J1補強診断」至上最長の3300字となっています(書きたいこと沢山あったんだもん)。少し読みづらいかもしれませんが、ご了承ください。
 そして、この「J1補強診断2021」全体で、100近い「スキ」と5000近いビューがありました。この場を借りて感謝申し上げます。自分の書いた記事が、いろいろな人に読んでもらえているのは、この上ない喜びであります。この嬉しさ・喜びを胸にこれからも投稿していこうと思います。引き続き応援よろしくお願い致します。
 さて、毎度のことですが、たいしたことは書いていないので、気になったチームだけ読むもよし、なんとなく飛ばし読みするもよし、ゆるーく読んでいただければと思います。一応5段階評価と言うことでSからDまでつけさせていただきますが、あくまで素人の独り言ですので、温かい目で見ていただければと思います。
 IN・OUTについてはこちらをご覧ください↓

大分トリニータ 評価→B

大分もなかなか入れ替わりの多いオフになりましたね。まぁC評価かなと思ったんですけど、新戦力選手の期待値を込めてB評価とさせていただきます。(九州のチームに甘い気がするけどまぁいいか)

加入選手から見ていくと、各ポジションに即戦力を選手を獲ってきたなっていう感じがします。まずGKのポープウィリアム選手(→川崎フロンターレ、昨年はファジアーノ岡山に期限付き移籍)ですかね。昨年は岡山で守護神として活躍していた選手なので、高木選手とレベルの高い競争をしてくれると思います。DFラインも大幅に入れ替わりましたね。坂選手(→湘南ベルマーレ)、福森選手(→ギラヴァンツ北九州)、上夷選手(→京都サンガFC)、黒崎選手(→栃木SC)とJ1 、J2でそれぞれ活躍していた選手を獲ってきたのかなと思います。坂選手の移籍はちょっと驚きでしたね。湘南でもバリバリの主力選手で、怪我がなければ去年もずっとフル稼働していたであろう選手だったので、大分の新たなDFリーダーとなると思います。上背はないんですけど競り合いに強くて、安定感があり、自分のなかでは隠れ最強CBだと思っています。ただ、「皇帝」鈴木選手(清水エスパルス)とは違うタイプの選手なので、その辺がどうなってくるのかなあと思いますけど、期待値は高いです。あと福森選手はたまたま観てた北九州と新潟の試合でえげつないフリーキックを決めていた記憶があります(しかもプロ初ゴールだったらしい)。すいません、上夷選手と黒崎選手についてはあまり存じ上げないんですけど、データを見る限りでは、準レギュラー的な立ち位置だったのかなと思います。黒崎選手に関しては、後半戦から主力に定着したのかなと思います。中盤は下田選手ですかね。川崎ではなかなか出場機会に恵まれなかったですけど、精度の高い左足を持っている選手なので、試合に出れば活躍してくれるかなと思います(川崎は選手層が厚すぎるのよ)。あとは、前線の長沢選手(→ベガルタ仙台)ですね。片野坂監督もインタビュー(会見だったかな)で言ってましたけど、絶対的な「高さ」がある選手なので、明確なターゲットができたと言う意味では、サイド攻撃の多い大分にとってはとても大きな存在なのかなと思います。また、「高さ」に目が行きがちですけど、それだけじゃなくて、すごいハードワークしてくれる選手なんですよ。ハードワークに限って言えば、広島の永井選手と並んでJ1トップレベルだと思っています。そして、出場すればなんだかんだでコンスタントに点の取れる選手なので、10点ぐらいは取ってくれると思います。ただ、足元がそんなに得意ではないので、大分のパスサッカーに順応するには少し時間がかかるかなとは思います。あと、渡邉選手(→アルビレックス新潟)も驚きではありましたね。強烈な個を持ってる選手だったと思うので、ポスト「田中達也」となってくれると思います。

ただ、放出選手も痛いんですよね。まぁなんといっても「皇帝」鈴木義宜選手ですよね。片野坂監督が異例の声明を出してましたけど、いやぁーびっくりしました。正直、前も書きましたけど清水に移籍するんだっていうのが正直なところです。果たしてステップアップと言えるのか(清水サポさんすいません)、だったら大分に残っても良いのではないかと思ってしまう部分もあるんですけれども、まぁ本人の意思なので相変わらず応援したいなと思います。そして、その鈴木選手の横にいた岩田選手も横浜F・マリノスに移籍となりました。まぁ岩田選手に関しては、年齢やパフォーマンスを見れば、どこかしらのチームに引き抜かれるとは思っていたので、予想通りって感じですね。多分、大分サポ的にもある程度覚悟はしていたと思います。とはいえ、やっぱり痛いですよね。ほんとにいい選手でした。松本選手とのサイドの崩しは見ていて楽しかったです。そして、中盤に目を移すと、川崎フロンターレに小塚選手、浦和レッズに田中達也選手が移籍となりました。小塚選手は怪我などもあって出場試合数は多くないんですけど、怪我がなければ絶対的な選手でしたし、田中選手は改めて説明する必要もないと思います。この2人の移籍は大分にとってはかなり痛いと思います。その他にも、島川選手や佐藤選手、前田選手といった今までの大分を支えてきた選手や、実力のある選手が退団したので、思い切って選手を入れ替えて、新しいスタートを切ろうとしていることが伺えます。前線は知念選手のレンタルバック、渡選手の移籍、三平選手の退団ですかね。知念選手はもう1年大分でやってくれれば、ほんとに化けそうな感じだったので、できれば残留して欲しかったですね。まぁ、去年の前線が豪華すぎたっていうのはあると思うんですよね。知念選手がいて、ベンチに渡選手や三平選手、高澤選手、伊佐選手がいるって、そんな夢のような話あるかいってことなんですかね(ちなみに、昨年一番驚いたのは、小林悠からレアンドロダミアンに交代したとき)。あと、三平選手の契約満了は驚きました。確かに、ファーストチョイスにするには得点力の部分で物足りなさがあるとは思うんですけど、途中出場でも結果の残せる選手なので、新加入選手がフィットするか未知数な中では必要な選手だと個人的には思っていました。

全体的に見ると、補強はあったものの放出選手も痛いので、足し引きすると少しマイナスになるのかなと思います。あとは、加入選手がいかに現状の評価以上の活躍をしてくれるかにかかってくると思います。J2からの移籍が多くて、昨年は「J2オールスターズ」なんて言われてましたけど、その選手たちの活躍にかかってくると思います。

監督は片野坂監督の続投ということで、まぁこれに異論のある人はいないでしょう。現在の大分のサッカーを作ってきたのは片野坂監督ですし、4チーム降格のシーズンにわざわざ「監督交代」のリスクを背負うメリットもないですからね。そういう意味では妥当な判断だと思います。ただ、年々研究されてきて、行き詰まりを感じるのも事実なので、現在のサッカーをどれだけアップデートできるかにかかってくると思います。個人的には好きな選手(長沢、坂)が移籍してきたので、ちょっとうれしい気持ちはあります。正直、大分のサッカーを知ったのは最近(2018年の後半戦ぐらい)なんですよね。もっと早く知っていればと後悔しています。ただ、2019年の開幕戦の鹿島戦はほんとに感動しました。また、新たな風がJ1に吹くだろうと思ったのを記憶しています。そこから、今も変わらず応援してるチームなので、ぜひとも残留してもらいたいなと思います。

「J1補強診断」はこれにて終了となります。読んでくださった方に改めて感謝申し上げます。これからも様々な記事を投稿していくので、よろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?