J-ROCKの美しさを満喫できるプレイリストを作ったので1曲ずつ簡単に解説する①

ハラコウサクです。

風邪が流行ってますね。嫌な風邪が。
皆さんご自愛くださいね。

さて、タイトルの通りでございます。

僕は音楽が死ぬほど好きで、もし音楽に栄養があったら僕は栄養過多で死んでいるだろうというくらい音楽を聴きまくって日々を過ごしているのですが、
ある一つの持論をもっております。

J-ROCKは美しい。

日本のロックミュージックには、UKロックにもUSロックにもない、独特の”美しさ”があると思うのです。
歌詞、メロディ、コード、リズム…
その全てにJ-ROCKらしい”美しさ”があります。

そこで僕は、今まで聴いてきた膨大な量の楽曲から、
「美しいJ-ROCK」というプレイリストを作りました。

選抜基準は
・日本のアーティストのロックミュージック曲であること
・美しい曲であること
それだけです。

ただこれは、
僕が「これはロックミュージックだ」
僕が「これは美しい曲だ」
と感じた、という基準で選んでおり、
明確な定義は全くないのでご了承ください。

また、曲数が63曲(3月26日現在)と非常に多いため、
1曲につき3行ほどの簡単なレビューで、
3〜5記事ほどに分けて書こうと思います。
今後曲数が増える可能性も十分ある(むしろ絶対どんどん増えてく)ので、
その際はまた新しい記事を書きます。

掲載順もただただ僕のApple Musicライブラリからどんどん引っ張り出してきただけなので、気にしないで大丈夫です。ランキングではありません。

プレイリストはこちら↓
ハラコウサクのプレイリスト”美しいJ-ROCK”①

1. アナログフィッシュ - 抱きしめて

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・アナログフィッシュの代表曲の一つ。シンプルな楽器構成のスローバラード。
・歌詞とサウンドの親和性が完璧。終始テンションが変わらないのにドラマチック。
・「危険があるから引っ越そう / ねえどこにあるのそんな場所がこの世界に」という歌詞が、現在と重なる。

2. くるり - ばらの花

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・言わずと知れたくるりの代表曲。
・現代の日本語ロックの最高到達点の一つ。全てが完璧で美しい。
・聴くといつもジンジャーエールが飲みたくなる。「こんな味だったっけな」って呟きたくなる。

3. the pillows - ICE PICK

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・”ストレンジ カメレオン”などが収録されている名盤「Please Mr. Lostman」の4曲目。ギターリフが印象的な一曲。
・2番後半「あの好きだった映画は 今になって流行り出した 懐かしくて嬉しくて きっと寂しくもなるはずさ」というフレーズが美しすぎる。
・ピロウズ大ファンの友人に「この曲がピロウズで一番好き」と言ったら「流石に渋すぎる」と言われた。

4. フィッシュマンズ - ナイトクルージング

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・20世紀の日本音楽最高の名盤の一つ「空中キャンプ」のリードトラック。
・バッキングが終始同じフレーズの繰り返し。だがそれが心地良すぎる。
・筆者は去年初めてこのアルバムの存在を知り、今まで知らなかったことにものすごくショックを受けた。

5. 相対性理論 - 人工衛星

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・相対性理論3枚目のアルバム「シンクロニシティーン」の3曲目。
・サビのメロディアスなギターとベース、アクセントのライドシンバル、やくしまるえつこの声が完璧なバランス。
・このアルバムの2曲目が名曲「ミス・パラレルワールド」なので、埋もれがちだが個人的にはこっちの方が好き。

6. 毛皮のマリーズ - 恋するロデオ

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・2011年に解散したバンド、毛皮のマリーズの5枚目のアルバム「ティン・パン・アレイ」の2曲目。
・サウンドから感じる後期ビートルズ感。さらにヴォーカル志摩遼平の独特な声。2分強とは思えないインパクト。
・志摩遼平は、毛皮のマリーズ解散後にソロプロジェクト「ドレスコーズ」をスタートさせ、そちらも非常に美しい曲が多い。

7. 凛として時雨 - abnormalize

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・アニメ「サイコパス」の初代オープニング曲。
・最初から最後まで全速力で駆け抜けるイメージ。イントロのギターアルペジオが印象的で美しい。
・個人的にはYouTubeで公開されているデモヴァージョンの方が好き。

8. アンテナ - 天国なんて全部嘘さ

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・仙台を拠点に活動するバンド、アンテナのミニアルバムのリードトラック。
・インパクトのある曲名とは裏腹に、優しく語りかけるようなスローバラード。
・アカペラでカヴァーしたところ、アンテナ本人から反応があってマジで嬉しかった。

9. チャットモンチー - 真夜中遊園地

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・チャットモンチーの隠れた名曲。アルバム自体がメジャー2枚目とは思えない完成度。
・まさにジェットコースターのように激しく駆け抜けるようなサビが本当にかっこいい。ガールズバンドであることを全く考えさせない。
・ライブ映像見たことあるけどこれ弾きながら歌うのマジで凄すぎる。無理。

10. ナンバーガール - 透明少女

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・ナンバーガールといえばこの曲。多数カヴァーもされている。
・「ばらの花」と並んで日本語ロックの最高到達点の一つ。計算されていないありのままの美しさ。
・星野源がアコギのアルペジオで歌うライブバージョンも雰囲気が違ってめっちゃいい。

11. MONKEY MAJIK - Tokyo lights

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・MONKEY MAJIKの新境地開拓と言っても良い挑戦的な1曲。
・コールドプレイ、MUSEに通じるポストロック的アプローチ。終始ファルセットを響かせるBlaiseのヴォーカル。日本らしい言葉が並ぶ歌詞。素晴らしすぎる。
・サンドウィッチマンや岡崎体育とのコラボを聴いてからこっちを聴くとギャップでぶっ倒れそうになる。

12. ASIAN KUNG-FU GENERATION - 新世紀のラブソング

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・個人的アジカン最高のアルバム「マジックディスク」のオープニングナンバー。
・落ち着いたイントロから徐々に盛り上がって、ピークで突然終わる。実に美しい曲展開。
・オーディオの優秀な車で聴くと、一発目の超低ベースで耳が死ぬ。

13. BEAT CRUSADERS - LOVE DISCHORD

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・2010年に解散したお面バンドBEAT CRUSADERSのメジャー1stアルバムより。スタンダードなギターロックナンバー。
・コミカルな曲が多いビークルの中でもかなりメロウで切ない曲。間奏のシンセサイザーがいい味出してる。
・高校時代の作曲は、ビークルとこの曲にかなり影響を受けた。

14. はっぴいえんど - 風をあつめて

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・日本語ロックの出発点。このバンドから日本のロックの歴史は始まった。
・サウンド自体はロックというよりフォークの雰囲気を纏っているが、ドラムのシンプルなビートとオルガンが、当時のUKロックから強い影響を受けているのがわかる。
・歌詞が非常に難解。だがこの曲は無理やり分かろうとする必要はないのだ。

15. Mr.Children - 終末のコンフィデンスソング

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・名盤「SUPERMARKET FANTASY」のオープニングナンバー。
・跳ねるようなバンドサウンドにホーンが重なる、煌びやかな一曲。イントロからAメロは楽しげな雰囲気だが、サビで一気にメロウになる。そのギャップを楽しむべし。
・この曲のライブ、桜井さんの楽しそうな顔が男でも惚れるレベル。


というわけで、第1弾終了。
To be continued.......

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