ミステリーハンターになりたかった私
私が最初に憧れた職業は「ミステリーハンター」
保育園ぐらいの時
大きくなったら何になりたい?というよくある質問
そのころの女子達の定番は「お花屋さん」とか「ケーキ屋さん」
そんな中、私が憧れたのは「世界ふしぎ発見!」という番組に出てくるミステリーハンター!
知らない人のために少し説明すると。
両親の影響もあり私は、この番組が大好きだった。ジャングルなどの過酷な自然や、美しい建築物などをめぐりレポートするミステリーハンターが
とにかくカッコよくて羨ましかった。
私も、いつか世界を旅してレポートしてみたいと憧れの存在だった。
しかし、保育園にはそれを理解してもらえる友人はいなかったので
質問の答えはいつも適当に「ケーキ屋さん」とか言ってた気がする。
父親がよく撮影していた当時のホームビデオの中には
旅先でミステリーハンターの真似事をしている私がしっかりと残っている。
恥ずかしいの極み。
そんな私は、大人になり当然ミステリーハンターになれるわけもなく普通に旅行を楽しむ一般人になった。
しかも、私は旅行の時にはスケジュールを全て決めたい派。
まず、旅先のガイドブックを図書館で借りて(買わずに借りるところがせこい)名物や観光スポットをくまなくチェック!
限られた時間の中でどれだけ効率よく、見たいもの食べたいものをクリアできるかが大事(だって損したくないんだもん)
出発までの準備だけでほぼ旅への労力を使っていた。
何が起こるかわからないミステリーハンターとは大違い。
そんな時、友人と訪れたスペインでのこと
日本人がやっているゲストハウスのようなアパートに宿泊する予定だった。
もちろん、ガイドブックに載っているようなところではなく友人がどこかのサイトで見つけてきてところ。
住所も不安なままアパートらしきところに到着。
そこでエレベーターをみて驚愕!
これ使えるの???
でも、大きなキャリーケースを抱えて階段は無理。
とりあえず、ボタン押したらさらにビックリ!
ちゃんと動いた!!
その後、日本人オーナーにも無事会えて一安心。。
その日は、オーナー夫婦がスペインの夜の街を案内してくれることに。
地元人おすすめのパエリアを食べ、サングリアをたらふく飲み酔っ払いながら散歩したスペインの街は忘れられない思い出。
その旅は、いろいろハプニングも起こったがとても楽しく心に残る旅になった。
結局、後からふりかえると旅の思い出話で盛り上がるのは予想外のパプニングなことが多い。
行きたかったお店が臨時休業とか
自分だけ、電車に乗り遅れたとか
わかっている。きっちり決めて動くよりその時の気持ちで決めることの良さ。そこで生まれる新たな出会いや体験があること。
それでも、私はやはりちゃんと見たいもの食べたいものがあるし
クリアしないと気が済まない。
しっかりスケジュールを決め、行った先での少しのハプニングや本ではわからなかった特別な体験に期待しながらガイドブックを片手に旅をする。
ミステリーハンター