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大泣きした話

ここのところ憂鬱とした感情が抜けず、睡眠もうまく取れず。心当たりという原因が分からないからこそ、休みの日でさえも私は疲れ果てていた
家事をまともに出来ないほどと書けば、度合いは伝わるだろうか

なのに、そんな私を彼は責めない。そんな日もあるからと慰めてくれる。それが一層辛い気持ちにさせるのだと気付いたのは、無意識に彼を抱きしめながら泣き喚き始めてからだった

寝れなくなったのは、彼が例の病でこの世から消えてしまわないかという不安
(症状がほぼないとはいえ、基礎疾患持ちなのだ)
それが今でも影を落としていたのだと気づくまでの期間が二週間とは、長いのか短いのか。判断しかねるところだ

全部全部吐露した
家事がやりたいのにできない自分が辛いこと。受け止めてくれる優しさも辛いこと。病を自宅療養で乗り切れて本当に本当に安心したこと。(大袈裟でも)今生きてくれていることが嬉しいこと

涙と言葉と嗚咽を交えていたそれらは、支離滅裂だった部分もあったろうにずっと聞いてくれていた
子をあやすように宥めて、「大丈夫、大丈夫」と繰り返す声音は、やっぱり優しくて


この人を大事にしていきたいと、心の底から感じてしまって泣き止めなくなったその日
子どもの頃以来の、泣き頭痛を起こした

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