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鬼滅の刃が好きならぜひダイの大冒険を!〜オススメ漫画の紹介〜

鬼滅の刃とダイの大冒険 


※タイトル画像 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(原作:三条陸 作画:稲田浩司)』より引用※

今回は僕の大好きな漫画作品『ドラゴンクエスト〜ダイの大冒険〜』についてその魅力を書こうと思う。
語り出したらキリがないほど魅力溢れて、個人的にとてもハマっている作品なのだが、実は最近再テレビアニメ化(原作はかなり昔)されて個人的に盛り上がっている。 
しかし、ただ魅力をつらつらと書いても知らない人にとってはつまらないので、ここは今一世を風靡している鬼滅の刃に乗っかって、鬼滅の刃との関連をテーマに書いていきます!

鬼滅の刃は今や誰もが知っている漫画・アニメ作品で、映画「無限列車編」の勢いは留まるところを知らない。(僕も見たが、めちゃくちゃ完成度が高かった)
僕は鬼滅の刃も単行本(22巻まで)で読み、そこでダイの大冒険との共通点をいくつか感じた。爆発的な人気を誇る鬼滅の刃と類似した特色を持った漫画なので、ぜひぜひもっと広まってほしくて紹介します😊
※全て個人的な見解です。感じ方は人それぞれですので、あくまでも一意見としての解釈をお願いします※
※記事の途中まで、核心的なネタバレなしで行くつもりです。後半ネタバレを書きますのでそこには注意マークをつけます。※

シンプルなストーリーと対立構図で読みやすい物語

鬼滅の刃とダイの大冒険(以下、ダイ大)の何が似ているかというと、まさにシンプルなストーリー。複雑な設定や難解な仕組みがなくシンプルな世界観と物語の進行が、読みやすくてストレスを感じさせない。

どちらの作品も人間と悪、といったわかりやすい対立構図(人間vs鬼/人間vs魔王軍)で、この二軸の闘いをテーマに物語が進んでいく。物語の討伐目的(所謂ラスボス)の存在も序盤から明らかになり、一貫してそれを倒すという目的を最後まで貫く王道なストーリー展開。しかし単なる勧善懲悪ではなく、敵側にも感情移入のできる過去描写や個々のストーリー、想いなどがあり、小難しい設定はないのに奥深い。また、ストーリーの目的は一貫していながらも、あっと驚く展開を繰り出してくれる。

最近ありがちな、物語序盤では想像もできない世界の仕組みや意外な黒幕・ラスボス、新たに第三勢力といったものが出てきて話のスケールが大きくなるような、複雑な展開を繰り出す物語とは系統が違い、至ってシンプル。これが一周回って非常に読みやすい!

上記の複雑な物語は例えばテイルズシリーズ、ワンピース、進撃の巨人といった漫画アニメやゲームのタイトルがある。(決して否定ではなく、これらは僕はとても好きな作品です)
これらは最初、何気ない日常やちょっとした冒険から始まったら予想外な人物が黒幕であったり、徐々に新たな組織や世界の仕組みが明らかになったりしていつのまにか世界規模の物語に発展していたり、
あるいは物語が進むにつれ、大掛かりな視点の転換が起きて驚愕したり、
それはそれでとても面白いのだが、その分詳細な作り込みや設定が多く難解なため、読むにも体力がいるし覚えることも多い。そのため、うまくハマらないと途中で嫌になってしまう可能性があるのだ。(その分伏線回収や急展開の驚きは大きく、とても面白いのだが。) 
食事に例えると、おしゃれなレストランを予約しドレスコードを整えて、少し高級で普段食べれないごはんを食べに行くイメージ

鬼滅の刃やダイ大は、途中でそういう大掛かりな仕掛けや複雑な伏線の回収といったことは比較的少ないが、シンプルな構図ゆえにとっつきやすく読みやすい。また、序盤ーラストまで一貫して黒幕討伐を貫くシンプルなストーリーといえど、そのストーリー展開は決して単調ではなく、予想外の展開やハラハラドキドキ要素も多い。さらに、キャラ一人一人に作り込みがあり、感情移入ができる。
覚えることや設定が少なくて読むのに労力がいらず、その割に感動や驚きは大きい。雑な言い方をすればコスパがいいのだ。
食事で例えると、気が向いたのでファミレスに行き、手頃な値段で充分に美味しいご飯を食べに行くイメージ

どちらにも良さがあるが、ダイ大と鬼滅の刃はファミレス型で、非常に完成度が高い作品であると僕は感じました。
この面白さを、1人でも多く共感してくれたら嬉しいなと思います。
長くなってしまったので、いったんここで区切りたいと思います。以降は、一部ネタバレも含んで個別的なシーンについて記述します。


※以下、ダイの大冒険と鬼滅の刃のネタバレを含むので注意。ネタバレを気にしない方、既に読了済の方のみ読んでください。※

鬼滅の刃とダイ大で個人的にリンクするシーン集

○最初の修行と大岩
鬼滅の刃の主人公の炭治郎は家族の仇を討ち妹を救うという目的のもとに鬼を倒すため、最初は修行に明け暮れるわけだが、ダイ大の主人公ダイも魔王を倒す勇者としての修行を受けるところから物語は始まる。そしてくしくも、修行の後半では共通して大きな岩を切るという目標がある。炭治郎もダイも、最初は切れなかった大岩を修行後半で見事切り、彼らの成長が描かれる描写がある。

○強敵の来襲と先生キャラの死
まさに鬼滅の刃の劇場版「無限列車編」の見せ場となる場面。鬼を倒し疲れ果てた炭治郎達のもとに、さらなる強敵上弦の参の鬼が来襲するというシーンがある。ここでは上弦の参の恐るべき強さが描かれるとともに、炭治郎達を守るべく全力で鬼と戦闘する柱の煉獄さんが描かれる。この決闘では、鬼をあと一歩まで追い詰めるも敗れ、命を落とす煉獄さんの姿が最大の見せ場である。このシーンは今後の主人公達の想いへの影響も大きく、何よりも炭治郎達を守り抜き、先輩として最後の言葉を残して力尽きる煉獄さんの姿に感動する。
ダイ大においても、前述の修行によってダイも先生のアバンも疲れ果てた直後、魔王ハドラーという強敵が来襲し、ピンチに陥る描写がある。この決闘では、鬼滅の刃で炭治郎達を命をかけて守り抜いた煉獄さんと同じく、アバン先生は自分の命と引き換えに魔王ハドラーに捨て身の攻撃をし、大ダメージを与え命を落とす。師匠を失い悲しみに明け暮れるダイたちだが、上弦の参が生き延びたのと同様に、魔王ハドラーを倒すことはできなかった。
余談だが、上弦の参の鬼が煉獄さんの強さを認め鬼になれと勧誘し煉獄さんが断るシーンがあるが、これもまたドラクエあるあるで、大魔王が勇者を部下になれと勧誘し勇者が断るというシーンがダイ大にもある。

○敵キャラの傷が治るという設定
鬼は人間と違い、受けたダメージがたちまち回復するという機能が備わっているのだが、ここにもダイ大との共通点がある。上記の魔王ハドラーなどは暗黒闘気といった力や超魔生物としての回復能力で傷を癒す力が備わっている。やはり敵陣営には人間よりも戦いに有利な設定があるようだ。

○鬼と死神の笛
これは単行本ではなく鬼滅の刃の映画無限列車編の劇場で配布された煉獄さんアナザーストーリーに描かれていた敵の鬼だが、笛を使いその音を聞いた人間の神経を狂わせる能力が登場していた。
実はダイ大に登場する強敵(通称死神)キルバーンが使う武器「死神の笛」にも同じような能力が備わっていて個人的に似ていると感じた。

○最終決戦編に入ってのバトルの連続
ストーリーは爽快に進み、ついに所謂ラストダンジョンに入ると、炭治郎たちは敵陣営の最強ランクの鬼たちとの激闘の連続に入る。これはダイ大も同じで、ラストダンジョンにおいては次々に魔王軍の幹部連中と連戦し、最後に大魔王と対峙するのだ。一見当たり前の展開に見えるが、「ラストダンジョンに入り、敵幹部と連戦、そしてラスボスとの戦闘」という流れは漫画作品では意外と新鮮に感じた。 

○最後の主人公の姿とラスボスのセリフ
これは個人的に印象的だったシーンで、ラスボスの鬼と対峙する炭治郎の姿が後半で悪魔的な姿に変わる。その時に鬼が「これではどちらが鬼だか分からないな」的なセリフを言うのですが、これまたダイ大とリンクした。ダイと大魔王の最終決戦終盤、ダイは竜魔人という人間離れした姿に変身して大魔王バーンから「バケモノめ」と言われ、「その通りだバーン、お前以上のな」と返すのです。
いやぁ、似てる。

ぜひ読んでみよう!

ダイ大が好きなあまり多くの類似点を感じた僕だが、もしかしたら鬼滅の刃の作者の方はダイ大を読んだことがあるかもしれない。笑
鬼滅の刃にはまった方は、そのシンプルさ故に読みやすいダイ大を読んでみたら面白い!と思ってもらえると思います。
鬼滅の刃が絶賛ブーム中の中、ちょうどアニメも始まり、類似点が多く見つかるダイ大のストーリーも読んでみてはいかがでしょうか。
鬼滅の刃もダイ大も個人的にとても面白い作品だと思っているので、どちらも盛り上がると僕は嬉しいです😆

いつも堅苦しいことをnoteに書いている僕ですが、初めてカルチャー分野について書いてみた。笑

どうもありがとうございました。

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