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VIVITA BOOKS mini in NAGAOKA 6回目/チームでの本づくり活動は今回で終了

前回の記事はこちら↓

いよいよ「小学生と大学生の本づくり」活動、最終回です。

今回で活動最後となりました。手探りではじまった活動が、前回まででだいぶゴールがみえた感じに。それも編集者の大学生が作家の小学生の「好き」を引き出して、かたちにする、そんな関係が構築されたからだと思います。

さて、今回はいろいろ小学生に伝えることがあります。

  • 双子の魔女の役割

  • 1階に集まるストーリー

  • じゃばらの表面と裏面の表現について

  • 最後の全員集合パーティ絵を作れるように、参加キャラの絵と魔女をお祝いする内容を聞いておく

  • 今日の活動のあと、どうやってばらばらの絵をひとつにまとめるか

  • いつ、本が完成するか

まず双子の魔女の役割と1階に集まるストーリー

前回、魔女の絵が小学生の投票で決まりました。ゆーちゃんから改めて魔女の絵を紹介。双子の魔女がお互いに内緒で誕生日をお祝いしようと、地下と屋上からキャラに集まるようにお願いする、というのがこの本での魔女の役割です。それを改めて小学生と共有しました。

じゃばらの表面と裏面の表現

はい、こんな感じです。ちょっとわかりにくいとは思うのですが、表面はタテで組みます。1階(体育館)を真ん中に配置して、地上と地下にわかれて、それぞれから魔女が声をかけて次のフロアにリレー形式で「1階に集まろう!」という流れになります。小学生の原画を少しあてはめて説明しました。

続いて裏面に。裏面はヨコで組みます。表面1階で全員集合したけど、せまいから魔女の魔法で1階(体育館)を大きくした!という流れです。ヨコで組んで広くパーティーを見せようという大学生のアイデアです。
じゃばらなので広げると当然かなりの長さに!
これはテストで作ったものなので、少し長めですが、たしか200㎝はあったと思います笑

最後の全員集合パーティ絵を作れるように、参加キャラの絵と魔女をお祝いする内容を聞いておく

前回までで必要な素材(原画)は、ほぼできている状態でした(さらにもっと描きたい小学生には家で描いてきてもらうようにお願いもしていました)。今日は最後の仕上げで足りないものがあれば追加で描くことと、裏面全員集合のページで必要な素材(裏面用のキャラや魔女へのプレゼントなど)を描いてもらいました。小学生が描いてもいいし、大学生に描いてもらうのももちろんOKです。
毎回、小学生は大学生に会うのを楽しみにしているので、やっぱり一緒に絵を描いたり、アイデアを出したりするのが楽しいようで、写真からもそんな雰囲気が伝わってきます。
ただ教えてもらうだけの講座とは違う、「一緒に活動する、一緒に何かを創る」ところに、VIVITA BOOKSの良さがあるんだと思います。「主体的であること」というのが大切だなと改めて感じました。

素材もそろいました。背景やキャラクターなど、今はまだばらばらですが、これを大学生がレイアウトして、さらにストーリーを加えて、各フロアを完成させていきます。

今日の活動のあと、どうやってばらばらの絵をひとつにまとめるか/いつ、本が完成するか

6回という限られた回数での活動だったので、小学生の素材を大学生が最終的に1冊の本に仕上げる、ということになりました。小学生にはとにかくたくさんのキャラクター、背景などなどを描いてもらいました。
小学生と大学生がそろっての活動は今回が最後になりますが、ここから大学生9人が担当フロアをデザイン、細かいストーリーを考えて、全部つなげるという作業に入ります。

完成は3月後半。最後にみんな集まって、図書館で展示と発表会をやる予定です。約2か月で本を完成させるようなスケジュールです。
(…今日この記事をアップした時点で3月なので、間もなく完成です。来週、色校正みたいな感じで、ぎりぎりでございます)

6回目の活動終了、次回は3月!
なんとか6回の活動を終えることができました。小学生は楽しく活動していましたし、大学生には編集者として小学生の好きを引き出す、本のアイデアを出す、など本当に素晴らしかったです。
あとは1冊の本にまとめるという最後の挑戦が残っています。

完成までの流れも後日まとめたいと思います!

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