めざせアルコールマスター

いつもいつでもうまくゆくなんて保証はどこにもないけど
いつでもいつも本気で生きてる　コイツたちがいる

めざせポケモンマスター/サトシ

人が生きていくのに必要な要素はいくつかあると思うが、寄りかかることのできるもの・多少なりとも自分を曝け出すことのできる環境は重要なんじゃないかと思う。家族、友人、趣味、信仰など、人によって様々あると思うが、先日ポケモンマスターになった彼（正確にはチャンピオンになっただけで、ポケモンマスターの定義には諸説あるらしい）は上記のように歌っている。彼はポケモンと生活を共にし、悲喜交々をポケモンと共有し、挑戦を続けている。ポケモンという帰ってくる場所があるからこそ新たな挑戦ができるのだと思う。

自分のベースにあるもの、心の拠り所、人間活動のモチベーションはなんだろう。27歳を目前にモラトリアムを引きずっている私は、仕事が落ち着いたタイミングでふとそのような物思いに耽ることがある。あとから俯瞰で見てみれば、何かに本気で取り組めていない現状を恥じる気持ちと、そんなことを心配しても何にもならないのでとりあえず何か始めてみようという気持ちが行ったり来たりしているだけなのだが、考えている最中はそれに気づける余裕がない。

そんな無生産な思考を続けていくうちに、なんとなく自分のモチベーションは"新しい刺激"なんだと気づき始めた。裏を返せば、飽きっぽくて一つのことを続けることができない怠惰な人間であるということなのかもしれないが、この性格で26年間やってきたし、両面とも自分であり、受け入れざるを得ない。

このnoteの過去記事を読まれた各位のご推察の通り、私にとって新しい刺激を摂取する一番の方法は旅で新しいものを見聞きし経験することである。五感を刺激し、創作意欲を掻き立ててくれる。ギャンブル中毒者の言う"脳汁"に近い興奮なんだと思う。ただし何の目的も無い旅をすることは私の厄介な信念に反するのでテーマを設けることにした。日本酒をテーマに選んでみた。理由はまず自分が一番好きでよく飲んだり実家近くに酒蔵があったりで馴染みのある酒類であること、日本各地で作られていてそれぞれの味の違いを理解できたら楽しいんじゃないかな、くらいの軽い気持ちである。

自分自身の今の知識としては、米と水と米麹が原料だよね？くらいのスーパー初心者状態だ。ここから基本的な日本酒の知識を仕入れつつ、各地を飲み歩く様子を本noteにて惜しげもなく披露していきたい。ご期待あれ。