籐椅子に父のからだの薄つぺら/大野朱香
季語「籐椅子(夏・人事)」
「籐椅子」というと、エマニエル夫人の映画ポスターを思い出してしまう世代です😅
そういえば、先日訪問した武者小路実篤邸にもペアの籐椅子のようなロッキングチェアがありました。(写真撮っていないので、うろ覚え🙇♀️)
昭和の頃の和洋折衷の家の洋間とか縁側に、置いてあったような記憶があります。
自分の実家は、狭かったのでありませんでしたが、夫の実家の縁側にありました。そういえば、洋間にあった座椅子も籐椅子だったかも。
籐椅子に座る父。
「薄つぺら」という措辞に父の老いに気づいてしまった作者の何ともいえない悲哀が感じられます。
実を言うと、私も同じような景を詠んだ句があるのです。
籐椅子は似合はず老いし父ちよんと/葉音
うーむ、なんかごちゃごちゃしてる💦💦💦
朱香さんの句はすっきりと収まっていて、素晴らしいですね。
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