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100.4%

以前、3月の達成率が100.4%と記した。
4月も100.4%!!

と言っても、3月の達成率100.4%は香川の古民家 くうかい 高瀬で、
4月の達成率100.4%は系列店の「さいたどう 高田馬場」。

くうかい 高瀬は2ヶ月連続の達成とはならず悔しい思いをした。
まだまだ甘いんだと思う。
もっともっとやることがあるんだと思う。

さて、ここでは「さいたどう 高田馬場」について。

このお店、私の創業のお店。
2007年12月 28歳の時に会社勤めを辞め、意を決して独立をしたお店。

あれから17年。

ある資料によると
飲食店の生存率は、

設立1年=40%
設立5年=15%
設立10年=6%
設立20年=0.3%
設立30年=0.02%

とのこと。

私、人に自慢できることは少ないけど、自分が創業したお店を17年続けてこれたことは唯一の自慢。

もちろん、これは歴代の社員やアルバイト、取引先様がたくさん支えてくれ、そして今も尚、お店に息吹を吹き込み頑張っているスタッフのお陰である。
皆がたくさんのお客様を喜し続けてきた結果である。

そんなお店が、17年経って、目標達成率100.4%。
コロナ渦は目標を見失いかけたけど、今は、また新たな目標に向かって進んでいる。

達成は正しい。
達成は美しい。
達成は正義。

なぜなら、自分たちに「自信」と言う計り知れない力を与えるから。

レインズ時代を思い出す。
11月に新店の店長としてお店を開業させ、
毎月、予算を達成できずに悩んでいた。
信頼していた部長にもボロカスに言われた。
「お前は信用しない」と。
言われた場所まで覚えている(笑)

悔しくて、当時朝の3時閉店だったお店を
上司であるスーパーバイザーに申し入れ、5時まで営業時間を伸ばした。
自分の身体が辛くなるのは覚悟の上。7月だったかな。

すると、12時閉店もしくは3時閉店の同業者たちが、2時や3時からどんどん集まり始めた。

蓋を開けると、7月の予算1300万円に対して1500万円。
29勝2敗。(日々の予算を29日間達成したと言うこと)。

私のことをボロカスに言った部長は、
毎日お店に電話してきた。
「関!今日はどうだ?達成しそうか?」

社内では、31日間連続達成という記録は無く、部長は私にそれを成し遂げさせてあげようとしていた様子。

24連勝で迎えた25日目。
50万円の予算に対して、朝の3時で35万。
流石に今日は無理だと思った時、部長から電話。
部長「あといくら足りないんだ?」
私「恐らく10万円くらいは足りないと思います。」
部長「俺が払うから、10万円売上計上しとけ!」
そして、閉店間際に部長は10万円を持ってお店に来てくれた。

この1連の動き。
今ではハラスメントで問題になりそうだけど、当時は「達成」に向けてどんな手を使ってでも行動していた。

それからの私は、何か大きな自信を得て、自分の中で何かが大きく変わっていくのを感じた。

その後、その部長は、私を誰よりも早く出世させ本部へと昇格させてくれ、上司からの愛情をたくさん受け取ったのは言うまでもない。

「達成」とは「自分に対する自信」だ。

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