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ヒトとデジタル社会について考える

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急速にデジタル化が進んで行く社会。このまま流されてしまっていいものか? 書籍や新聞記事やコラムなんかを参考に、ちょっと真面目に考えてみようと思います。よろしければ読んでみて下さい… もっと読む
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記事一覧

スマホより大事なもの

保育園の先生に聞いた話。 年長児クラスに気になる男の子がいるという。 暴言が出る、手が出る…

いやこ
5か月前
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もっと元気だったのに

知人達と子どものデジタル機器の使用について話をした。 デジタル機器を使用することで、子ど…

いやこ
5か月前
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じいじの懸念

知人にはお孫さんがいる。 お孫さん達はスマホやタブレットに夢中だそう。 じいじは懸念してい…

いやこ
5か月前
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共に

ヒトとデジタル機器について、関連する本を読み、記事を眺めて、考えてみて浮かび上がってきた…

いやこ
8か月前
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皆で育てる

ターミナル駅で電車を降りて改札を出たら、広いコンコースに響き渡る赤ちゃんの泣き声が聞こえ…

いやこ
8か月前
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放棄する?

デジタル機器の画面を見る。その刺激はヒトの身体にとってストレス源となりストレスシステムが…

いやこ
8か月前
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成熟していく

ヒトの脳の前頭葉は思考力、判断力、注意力、集中力、創造力、意思決定、感情のコントール、作業記憶(ワーギングメモリ)などなどを司る部位だという。 およそヒトらしさに関わる機能を司る領域だと言える。 前頭葉がヒトの脳に占める割合は33%、チンパンジーでは17%だというから、ヒトにおいて非常によく発達した部位となっている。 以前にも書いたが、前頭葉のシナプスの刈り込みは4歳頃から始まり、ゆっくりと進行して、14〜16歳、いわゆる思春期に急激に進む。 そして、その後25〜30歳くら

目の当たりにする

ヒトがもつ特性の一つに共感力がある。 共感力は他者の身体的、感情的経験を我が事のように感…

いやこ
8か月前
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視線を送る

スマホがすっかり生活の中に浸透し、多くの人にとって手放せないものになっている今、赤ちゃん…

いやこ
9か月前
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自然と触れ合う

少し前に読んだ本に、幼児期に自然に触れることを勧める文章があった。 自然の色彩は無限で、…

いやこ
9か月前
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本物に触れる

以前にも書いたが、脳の発達には臨界期(感受性期)というものがあって、その時期を過ぎると更…

いやこ
9か月前
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未来を創る子ども達

春、縁あって素敵な保育園を訪れた。 事前に、とてもいい保育をしている保育園なのだと聞かさ…

いやこ
9か月前
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共に学ぶ

デジタル学習は、その子その子に合わせた学習内容で効率よく学べるという。 実際に学習が積み…

いやこ
9か月前
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紙で学ぶ

デジタル教育の問題点として、分かった気になりやすいことが挙げられる、と以前読んだ本に書かれていた。 タブレットなどで読む、書く、問題を解く。 あるのは均質な平面の画面。 触れるのも同じ均質な平面の画面。 紙の教科書の質感はない。 ページをめくる、印をつける、うっかりぐちゃっとしてしまう、といった手の感覚は入ってこない。 そのものとしてそこにある立体的な奥行きもないので、あの教科書のだいたいあの辺り(例えば後ろ1/3くらいの左上の方)に書いていたな、という感覚的な記憶も育まれな