七福神日誌15

五時半起床。
六時過ぎに七福神出勤。
社長、ママさんと三人で朝の準備をする。
肉を切り、野菜を発注。
青とうと山イモを頼み忘れるが、八百屋の方で機転をきかせて必要数を持って来てくれる。
今日は仕込みのスタッフがママさんだけなので、粉を練ってから串刺しにも参加。
キス、イワシ、ハモ、マグロと刺していく。
魚はぬるくなると身のしまりが弱まって身崩れしやすくなるため、氷水でしめて冷たいうちに一気にやってしまわなければならない。
しかし冷えているとそれだけ弾力もあって串が通りにくく、野菜よりもずいぶん難しい。
途中、ドーナツ休憩をはさみ、十一時半に開店。十三時過ぎまで込み合う。
十四時に社長と抜けて、第三ビルのサイゼリヤに向かう。
二号店の内装をみていただいている設計士のS先生をお呼びして、内装の最終確認的打ち合わせ。
イノゲート大阪はJRビルで施工業者もJR指定の業者のため、こちらでいくら話を詰めてもまだまだJR側と工事の段取りなど擦り合わせの必要があり、来週いっぱいは毎日そのような話し合いの予定。
打ち合わせ後、先生を連れてサイゼリヤからルクアのニューミュンヘンに店を移る。
三人とも黒ビールを頼み、夕飯にからあげ、ソーセージなど。
この店のからあげは手羽元やもも、骨付きなど色々な部位の肉をランダムに盛ってくれるのであれこれと食べ比べできて楽しい。
社長とS先生は社長がまだ串カツを始める前、喫茶店をしていた頃からの付き合いで、かれこれ四十年来の友人とのこと。
二人で組んでやってきたというホテルやカラオケボックスの昔話も色々とうかがい、十九時頃、満腹で解散。
帰って妻とアイスを食べ、風呂に入る。
夜、吉田健一の『英国に就いて』を読み始める。

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