七福神日誌18

五時起床。
あんドーナツを食べて出発。
六時から開店準備を開始する。
このところ社長もミツさんも十時頃の出勤なので、二時間ほど一人で作業。
カレー、すじこんを作り、キャベツをカット。
冷蔵庫内を掃除して肉、魚、野菜の仕込み量を決める。
牛を二キロ、豚とマグロをそれぞれ一キロカット。
八時にアネさん、ママさんがやって来て食材を串に刺していく。ずっと二人で池波正太郎の話をしている。
そういう専門のチャンネルがあるのか、最近は剣客商売や鬼平犯科帳などを毎日放送しているところがあるらしい。
秋山小兵衛に中村主水、勝新太郎に長谷川平蔵、皆で決闘したら誰が一番強いかという議論になって、勝新太郎だけ本人が出るのかと思ったが、そこへ社長が現れてやはり一番強いのは商人やで、越後屋さんねと結論をくだす。
十一時半に開店。十四時まで揚場。
昼休憩に、第二ビルの豚々亭でとんてき定食を食べる。この店はご飯のおかわりが無料。
店に戻り、一時間ほどアルバイト応募者を確認する。
新店の開店に伴い、二十名ほど新たなスタッフを迎え入れたいが、先週サイトに募集広告をアップしたところすでに五十名近くの応募があって、面接の予定をたてるのもなかなかトントンとは進まない。
十六時に退勤。
わが町に帰って妻、義母と夕食。
献立はだし巻き玉子と刺身だった。
淡麗のグリーンラベルを飲む。
普段外で飲んでいてもビールの味の違いはまだよくわからないが、いわゆる発泡酒、第三のビールというジャンルの好みは俺も妻も定まっていて、家の冷蔵庫には大抵クリアアサヒかグリーンラベルを交代で置いている。
ヨーグルトと妻が昼間買っておいてくれたチュロスも食べる。
風呂に入り、少し本を読んで就寝。

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