中学校教師の良いところ
今日は息子の通院のため1日お休みをいただきました。
この通院は、息子の持病によるもので、定期的に経過を観察する必要があるため、予め分かっていたお休みです。
自宅から遠い病院に行くことになりますが、検査自体は長時間ではないため、比較的のんびり過ごすことができる1日でした。
これまで、小学校教師として勤務した際も、子どもの用事のために年休を取ることは多かったです。(通院、健診、授業参観等の行事)
しかし、中学校教師として年休を取ることになった今年度は、これまでとは体感が違います。
中学校教師の方が年休がとりやすい?!
年休取得の前後を比較してみます。
【小学校教師:これまで】
①年休を取る1日が決まる。
②その日の授業を調整する。
担任以外の授業があれば安心。なければ移動・交換できないか依頼。
それでも6時間授業がすべて教科専門…となるはずがなく。
隣の学級と合同授業を検討、依頼。(音楽、体育など)
これも難しい場合、残り2案
その1→テスト
その2→ワークシート等を用意して自習
この場合、ワークシート作成、印刷業務が増える。
雑に作ることもできず、負担感増…
③1日の授業の内容を決定し、教務主任に補教の依頼をする。
教務主任、誰が何時間目に行くか調整、連絡する
④年休前日、翌日の授業計画を児童に説明
ちゃんと説明しないといけない!
不安な気持ちが大きくなっていた…
⑤年休当日(やや不安…自習、ちゃんとできているかな…)
⑥年休翌日
テストやワークシートの課題を出していた場合、大量の丸付けが残る。
※トラブルがあれば担任として改めて児童から聞き取り、指導をすることもある。
当日、出勤していれば丸付けもできたし、トラブルの処理も早くできたし…と後悔する。
🔶年休を取る能力が求められる!
自分の学級の授業がいかに穏やかに終わるかを考え、年休を取る1日に向けていろいろ調整する力があると便利。自習にできるような課題を残す、テストができるように進度を調整する、教科担当の先生に交換ができないか事前に依頼…
🔷ここが大変!
残ったテストやワークシートの丸付け。
→宿題を出している学級なら、宿題の丸付けも休んだ分増えているはず…
1日ならまだしも、これが2日以上だと授業の調整が難しい。
年休当日、落ち着かない。(地味にきつい)
【中学校教師:現在】
①年休を取る1日が決まる。
②年休を取ることを教務主任に伝える。
前もって連絡しておけば、教務主任が授業の調整をする。
その日は自分の教科の授業はなし。
総合、学活がある場合は学年部で対応。
④年休前日、学級の生徒に連絡
「リーダーを中心に頼んだぞ!」程度でOK
⑤年休当日(学校のことは気にならない)
⑥年休翌日
テストやワークシートの課題を課していないので、通常通り勤務開始。
※トラブルがあった場合も、学年部を中心に指導済みのことが多い。
指導内容を承知しする。または口頭で再度生徒を注意するくらいか。
🔶いかに早めに連絡をするか!
教務主任が時数、時間割を管理しているということが強み。
余裕をもって連絡していれば、「簡単に」年休を取ることができる。むしろ、今回のような通院や我が子の行事は明らかに事前に分かっていることなので、教務主任に連絡さえすれば授業に影響がでることなどない。
🔷(強いて言えば…)ここが大変!
総授業時数は減らすことができないので、年休を取る日以外のコマ数が増える。しかし、フルコマとならないように教務主任が調整してくれることが多いので、とんでもなく大変な事態にはならない。
★突然の年休もあるよね…
我が子の体調不良。これは予測できないので、急遽年休となることもある。授業変更が難しい場合がほとんどであるが、自習できる教材があれば問題ない。生徒は数学の問題集を持っているし、タブレットでドリル学習もできる。レポート的課題を課している場合はそれを進めるようにすればよい。教科によっては調べ学習、動画視聴で復習という手段もある。
他の教師の負担は増えるが、カバーできる範囲内である。「お互いさま」の精神で助け合う雰囲気がある職員室なら乗り切ることができる。
小学校の先生方へ
年休を取ったら自分のクラスはどうなってしまうのか…休んだ場合の授業計画、内容を準備しなくては!と考えると、せっかくの休みなのに心も体も休まることがなく、大変な思いをしていらっしゃる方も多いはずです。しかし、この問題は先生一人でどうにかなる問題ではないため、あまり重く考えなくても良いのかと思います。
個人的に考える改善策としては
①フリーで動ける教師の補充
→予算的に難しいですが…
②学年部でお互いをカバーする文化の醸造
→日常から担任を交換して指導する機会があると良い
しかし、小規模校(単学級)は厳しい
くらいかなと感じます。
先生方の体に無理がないように、調子が悪いときは遠慮なく年休を取ってお休みできると良いと思います。しっかり休み、元気になったらがんばれば良いのです。
軽く書いているつもりが、気付けば長文。
すみません、勢いで書いていました。
こんな文を読んでもどうしようもない環境下にいらっしゃる先生も存在していることも承知しています。少しでも先生方が元気であることが大事という私の思いだけ汲み取ってもらえれば問題ないです。
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