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初めての異動 (学級通信4年目)

市内の中規模校に異動。
3年生の担任を務めさせていただきました。
3年生は2学級。
主任と2人3脚でがんばりました。
・前任校での苦い思いを糧にしたこと
・学年主任の学年経営方針
この2つがmいい感じに合わさり
伸び伸びと実践することができました。

学級通信のタイトル未定でスタート

学級目標が決まるまでは「ななしのごんべえ」

新しい環境でも学級通信は発行し続けました。
学級目標が決まるまでは「ななしのごんべえ」で発行。
担任の思いをタイトルに込めることも良いと思っていました。
しかし、それ以上に
「子どもの思いも大切にする。」
という気持ちが高まっていました。
しっかり腰を据えて学級目標を決めることができました。

学級通信のタイトルも完成。
学級目標の掲示物も、ちぎり絵のようなもので作成し
学級の子どもたちの力も借りて一緒に作ることができました。
子どもたちと完成を喜んだこと、今でも思い出します。
(身バレの恐れがあるため写真はナシで。)

授業づくりの基本は学級づくり

つぶやき、子どもの対話を拾う、広げる姿を学級通信に載せる

学級づくりでは、一人一人の思いを大切にしていました。
それは、わがままなことも聞き入れていたということではありません。
特に意識していたことは、
「その子の思いを周りの子につなぐ」

教室であふれさせたい言葉については
積極的に取り上げました。
すると、授業でも学習課題に対して意欲のある言動や、友達との関わりを大切にする姿が見られるようになってきました。

子どもが主体的に活動する機会をつくる

月に1度の学年集会

当時の学年主任は、私にいろいろな役割を任せてくださいました。
月に1度の学年集会では、担任からの話がありました。
生活目標や行事に向けた意欲付けなど…
どんな話をするか。
どのように語るか。
この辺りを私に任せてくれました。
うまく伝わらないこともありましたが、何度も挑戦することが貴重な経験となりました。
また、この学年集会は子どもたちが計画、進行をします。
司会、はじめの言葉、終わりの言葉などの役割。
ちょっとしたゲームの計画や進行。
主任のもとで私が育てられたように、
子どもたちも伸び伸びと挑戦を続けます。
役割を与えられると、責任感を持ってがんばることができます。
そして、そのがんばりを具体的に褒めて、価値づける。
とても良いサイクルが回っていた1年間でした。

言葉が子どもを育てる

前任校では、「言葉」によるトラブルが多かったです。
・子ども同士のトラブル(汚い言葉、排他的な言葉…)
・子ども対教師(授業妨害・対教師の暴言)
・保護者対教師(担任批判)
さらに、私が言った言葉に対しても、あげ足を取るようにして批判されたこともあります。
とにかく、言葉の大切さを身に沁みて感じました。

これ、毎年やるべきだと思う

最初の国語の授業でこの実践をしました。
ポイントは3点
・あふれさせたい言葉は教室に掲示する。
 →いつでも見ることができる。
・そうでない言葉も言わせる。
 →やはり嫌な言葉だと再確認する。
・そうでない言葉は、全員の前で封印する。
 →この封筒も掲示しておく。

良い学級は、良い言葉でできています。
反対に、良い学級も、言葉が悪くなると、雰囲気は悪くなります。
子どもたちが良い言葉を使うことができるような手立てが大切だと思います。
写真のような実践は、どの学年でもできるはず。

初めての異動。
新しい環境に馴染むどころか、自分の持ち味を発揮することができた有意義な1年間でした。

【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】

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