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学級崩壊の兆しとは? (学級通信3年目①)

初任校での3年目。5年生の担任。
初めての高学年担任。5学級あり、学年部の一人としての活躍したいという意欲でスタートした1年でした。

詳細は伝えづらいのですが、この1年間、大変苦労しました。
複数の児童の自分勝手な行動、保護者からの御意見等で、学級が安定しませんでした。
管理職の先生が教室に常に1人いるようになったり、
ベテランの先生に「この様子は30年に1度だね。」と言われたり…
正直、早く1年間が終わってほしいと弱音を吐くような思いでした。

学級通信を通して、振り返ります。
・なぜ、学級をコントロールできなくなったのか
・高学年の児童との関わり(何がNGだったのか)

タイトル:シュート〇〇
 ・…真剣(何でも真剣に取り組む)
 ・…夢(夢を持って努力する)
 ・…運動(様々な運動に取り組み、体力を向上させる)
 ・…友達(友達を大切にする。互いに高め合うクラス)
  〇〇のところは、学級の数字を記載しました。5年1組なら51
 これなら、何度でもこのタイトルを使えると思いました。(結果、この1年間だけでやめてしまいましたが…)

発効頻度:ほぼ毎日(心が砕ける日があり…年間160号発行)

担任としてのエゴが出すぎた学級通信


資料1

前期の学級通信を振り返り、資料1のような記載を複数見つけました。
きっと、担任としての思いを子どもたちに分かってほしいと願って記載したのだと思います。
記事自体は良いのかもしれませんが、色で囲んだ部分を中心に、本当に学級通信に載せるべきかどうか、今振り返ると判断に悩みます。

高学年だからこそ、良い表れは伝え方に気を付けたい

素敵だなと感じる場面は学級通信に多々紹介されています。
周囲のことを気遣う発言や行動。
高学年として働く責任感ある行動。
見つけたからと言って何でも学級通信に載せるべきなのか…?
今になると、様々な伝え方があるように思います。
・全員の前で褒める。
 ⇒比較的男子には効果あり。女子は控える。(~さんばかり…となる。)
  全員に紹介する場面では、こんな行動をしていた人がいたと個人名を挙げずに誉める。
・本人に直接話をする
 ⇒さりげなく褒めることができる。全体の前で目立つことはないが、良い表れを認めていることを伝えることができる。
  学級を支えている子には、この方法を継続してモチベーションを保ちたい
・他者を活用する
 ⇒「~さんが助かったと言っていたよ。」
  「〇〇先生が素晴らしいと言っていたよ。」
  多くの人が関わっていること、認めていることを伝えることができる。
・学級通信を活用
 ⇒記録として残る。字として視覚的に得る情報も強く印象に残る。
  事実を載せる。担任の思いは控え目に記載する形で良い。

高学年、一つにまとまっている学級の姿とは?

当時、担任として学級を一つにまとめようとする思いが強すぎました。
うまくいかないとき、しつこく指導していました。(どんな内容でも)
高学年の学級をコントロールできる、厳しい先生に憧れて、勘違いした指導をしていたように思います。
かえってメリハリがありませんでした。
・命、安全に関わるところは厳しくする。
 ⇒ここは譲れません。保護者にも必ず理解してもらえることです。
・「教師1人vs複数の児童を指導」この形は指導に不向き。
 ⇒児童同士が徒党を組んで、教師に反抗できる状態です。
  他の先生の力も借り、焦らず一人ずつ指導できる形が理想です。
・待つ姿勢
 ⇒思いを持って指導しても、子どもはすぐには変わりません。
  焦って繰り返し(しつこく)指導するのではなく、待つことも大切です。

学級経営 負のサイクル

【学校でトラブル発生】  指導に従わない、他人に迷惑をかける行動
  ↓
【保護者に連絡】     伝えたいことがあいまい。
  ↓            不信感をかってしまう。
  ↓
【学校への信頼感が下がる】これが学校でのトラブル発生の原因に…

この状態で後期に突入した3年目のうたういぬ。
学級の状態が良くなるきっかけはあるのか?
どのように年度末を迎えたのか、振り返りは次の記事でまとめます。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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