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アンダーカット形状の造形(3Dプリンター)

アンダーカット形状?

造形ノズルから見て、テーブルからのサポート材がない所に面を造形する事はできません。

サポート材がない場合、空中に浮いた状態で造形するため、ノズルから吐出される柔らかくなったフィラメントは、下に垂れてしまいます。

ここでは、造型時にサポート材が必要になる形状を「アンダーカット形状」と呼んでいます。

元々は金型製作でよく使われる用語で、型から成型品を外そうとしたときに引っかかって抜けない形状を意味するようです。

アンダーカット形状は造形できるか

アンダーカット形状は、サポート材無しで造形することができるでしょうか?

結論は、斜面にすれば造形できます。

以下の写真のように、ネジ山の部分がサポート材無しで造形されています。

アンダーカット形状の造形事例


斜面の角度計算方法

(ノズル径0.4mmの場合)


アンダーカット形状の許容角度を理論的に説明します。

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