お化け屋敷「棘の首飾り」に行ってきました
五味弘文さんプロデュースのお化け屋敷「棘の首飾り」に行ってきました。
色々と凄かったので、感想をまとめたいと思います。
その前に、私のホラー耐性についてですが、
・幼い頃からお化けの本を読んでいた位にはホラーに馴染みがある
・心霊映像や心霊写真の類を見たり、怖い話を聞くのは寧ろ好き
・が、心霊経験は乏しいので、所謂体験型ホラーには弱い
・ジャンプスケアにも弱いし、ホラー関係無い大きな音にもビビる
といった感じです。
「棘の首飾り」とは
※先に公式ページを見ていただく方がストーリーを新鮮に楽しめます!
五味弘文さんによる、広島PARCOの30周年祝いとして開催された、期間限定のお化け屋敷です。お祝いとして絶叫を響かせるって何だ…
五味さんはお化け屋敷に「ストーリー」と「ミッション」を組み込む事で、お化け屋敷の新しい形を生み出した方なのだそうです。
この「棘の首飾り」にもストーリーがあり、めちゃくちゃざっくり説明すると、
という、中々えげつない話になってます。
また、このお化け屋敷から何もせず出てしまうと、薔薇の呪いにかかったままになってしまうので、呪いを解く為に
というミッションが与えられます。
この時点で、絶対ミッションの時に何かあるじゃん!!って察せるのがまた怖い。
ただ、怖がりの人向けの救済措置もあり、お化け屋敷用のお守りがあったり、途中で動けなくなった時はスタッフさんが助太刀に来てくれます。
なので一応1人で入っても大丈夫…ではあるんですが、実際1人だった私の感想としては、できれば複数人で行った方が良いです。マジで。
体験した感想(できるだけネタバレは避けてます)
全体的に暗過ぎず、物理的に歩きやすくはあったんですが、視界が赤い上に、目に入る物全部おどろおどろしいので、終始へっぴり腰でした。
体感ではありますが、物やルートの配置が絶妙に行く先を見えなくしていて、その分想像力を掻き立てられました。
また、道中に人形が沢山出てくるんですが、かなりリアルでした。
それこそ、人形と役者さんの見分けがつかない位に。
まんまと引っかかってめちゃくちゃ全力の悲鳴が上がりました。
もっと言うと人形にも脅かされました。リアル過ぎて超怖い。
道中で一番視界を遮られる所で限界になって、スタッフさんに助けてもらいました…
全体的に「こうだったら怖いよね」を最大限の効果で再現してる印象でした。予想してても怖い。
予想外の所からも脅かされたけど。
ですが、怖い分全力で叫べるので、出た後は本当にスッキリしたし、楽しかったです。
後になって振り返ると、一つの作品としても、とても面白いものだったと思います。
小道具や仕掛けの一つ一つがちゃんと怖いので、キャストさん無しでも成り立ちそうな所を、キャストさんの力で更に恐ろしく仕上げていると思いました。
めちゃくちゃ良かったし楽しかったけど、それはそれとして五味さんのお化け屋敷には二度と1人では行きたくない。笑
最後に
私はお化け屋敷に入った経験はあまり無くて、何なら1人で入ったのは初めてなんですが、五味さんのお化け屋敷は凄いと思いました。
クオリティもそうなんですが、怖さと楽しさのバランスがとても絶妙で、「怖かっただけ」にならないのが素晴らしかったです。
また、ストーリーの作り方も、それ一つでちゃんと怖いし、PARCOの30周年への絡め方も上手だなと思いました。
夕介が贈った30本の薔薇には、「ご縁を信じています」という意味もあるので、多分五味さんのPARCOへの気持ちも含んでると思います。
それもまた粋で素敵です。
「行って良かったな」が私の総括的な感想でした。
二度と1人では行かないけど!!
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