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天気痛のしくみと対策
私は結構な頭痛持ちで、天気痛に悩まされがちなので、しくみと対策についてまとめてみました。
そもそも天気痛とは
気象の変化によって持病が悪化する「気象病」のうち、痛みや気分障害に関するものを「天気痛」と呼びます。
「天気痛」の症状や出るタイミングは人それぞれで、頭や首・肩などが痛くなる、気持ちが落ち込む、めまいがするなどの、体や心の不調以外にも、古傷の痛み、関節リウマチや喘息、更年期障害が悪化するなど多岐にわたります。
よく言われているのは、
気圧の変化が起こる
↓
内耳にある気圧センサーが反応
↓
それがストレスになって自律神経が乱れる
↓
交感神経が過剰反応して不調が起こる
という流れです。
なので、予防しようと思ったら、耳のマッサージや専用の耳栓を使うと良いそうです。
予防にも痛み対策にもなる方法
くるくる耳マッサージ
普段から行なっていると、耳周りの血行やリンパの流れが良くなって、自律神経が整いやすくなります。
また、痛くなった時にも緩和の効果があります。
【くるくる耳マッサージの行い方】
1. 親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横に、それぞれ5秒ずつ引っ張る。
2. 耳を軽く横に引っ張りながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回す。
3. 耳を包むように折り曲げて、5秒間キープする。
4. 手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと5回回す。
ホットタオルで温める
耳を温めるのも血行を良くすることができるので、
・手で耳を覆う
・ホットドリンクのペットボトルを耳に当てる
・ホットタオルを当てる
など行うと、予防に繋がります。
天気痛耳栓を使う
耳栓の中には、天候による気圧変化に対応するものがあります。
「天気痛耳栓」で検索すると、Amazonや楽天で購入する事ができますし、場所によってはドラッグストアや百均にも置いてある所があるようです。
音を防ぐ耳栓ではないので、着けていてもきちんと周りの音が聞こえます。
痛くなった時の対策
ツボを押す
天気痛に効くツボは幾つかあり、恐らく一番簡単なのは「内関(ないかん)」だと思われます。
内関は、手首の内側にあるシワの真ん中から、肘方向に指3本分下がった辺りにあります。
これは両腕にあり、押してみてより痛みを感じる方を中心に押すと良いです。
もう一つ、複数のツボを一度に刺激できるのが、耳の後ろです。
頭竅陰(あたまきょういん)、完骨(かんこつ)、翳風(えいふう)という三つのツボが、耳後ろの出っ張った骨の周りにあるので、出っ張り周辺を軽くマッサージすると効果があります。
ツボの位置が分からない場合は、耳たぶの上下を摘んで真ん中で折りたたむと、マッサージ効果があります。
効果のある薬
調べた中では、一番多く見たのがめまい薬でした。
めまい薬は内耳に作用するらしく、気圧の変化に耐えやすくしてくれる効果があるそうです。
市販の酔い止め薬も効果はあるらしいのですが、カフェイン、吐き気止め、眠くなる成分が入ったものなど、様々な種類があるので注意が必要です。
また、漢方も種類によって効果があるそうです。
抑肝散(よくかんさん)
→心身をリラックスさせる
五苓散(ごれいさん)
→むくみやめまい、頭痛、吐き気を抑える
柴苓湯(さいれいとう)
→炎症を和らげたり、無駄な水分を取り除く
半夏白朮天麻湯(はんげひゃくじゅつてんまとう)
→めまいや頭痛、吐き気、手足の冷えに有効
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
→血行を良くして体を温める
飲むタイミングは、痛みの前兆を感じた時に飲むと良いそうです。
ここまでつらつらと書きましたが、私は専門家ではないので、どの薬も、薬剤師さんやかかりつけのお医者さんに相談してから選ぶよう気を付けてください。
予防法
頭痛を緩和させる食べ物
栄養としては、
ビタミンB類(脳や神経を正常に保つ)
マグネシウム(収縮した血管をやわらげる)
亜鉛(貧血に効果があったり、体内のさまざまな働きをサポートする)
が特に効くようです。
これらを多く含む食べ物が、
ビタミンB類
→豚肉や玄米、ナッツ類など
マグネシウム
→魚介類や海藻類
亜鉛
→牡蠣や胡麻、アーモンドなど
になります。
頭痛を緩和させる入浴温度
お風呂ではしっかり湯船に浸かって、体を休めるのが大切です。
湯船はあまり熱くせず、38~40度の湯船に、大体5~10分程浸かると、副交感神経が優位になってリラックスできます。
温度が高すぎたり、入浴時間が長過ぎると、逆に交感神経が優位になってしまい、頭痛の原因にもなるので注意が必要です。
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