見出し画像

シン・じさを荘

「じさを荘」ときたま日誌

実家を「家族葬ホール」として利用してもらっています。
父が建てたままの家屋で、外観は昔風の民家。「ここ、なんですか?」ときかれることが多いですが、ゆえあってお泊まり可能な家族葬儀ホールにしています。


管理していただいている川原さんはくりくり頭で、クルマが大好き(霊柩車にレクサスを選んだり)で、さらに妙なところにこだわりがあり、それが、じさを荘にも反映されています。
葬儀会館といえば、四角いビルか、ここ前はコンビニだったなあという造りではない、時間をかけて「どこにもない葬儀場」をつくりたいらしい。

たとえば、これ。

先日、送られてきたメールに添付されていた、新年の「じさを荘」の外観写真。
ん?
夜、門前に「お迎え」の灯籠が3つ灯っています。以前はなかったのに。

「もう何年も前からこうしたかったんですけど、ひとつがけっこう高価で、なかなか踏ん切れなかったんです」

ああ、そうですか。
聞くのがコワイんですけど、おいくらなのか?
(ちゅうちょしていたというから、5万円? いやもしかしたら10万円?? 
灯籠を見るうち家計がタイヘンとこぼしながらもブランドものの服や鞄をつい買ってしまうひとの顔が思い浮かんだりします🤣)


ひとにはいろんなタイプがあるもんやなあと感動するのは、昨年の上半期は葬儀会館の急増で受注件数がさがり「うわあ」と頭を抱えていた。下半期は件数だけは持ち直したものの、その大半が「火葬式(直葬)」。10万円くらいのプランで、他社がやりたがらない案件がドッと集まりはじめ、1日に何度も「お迎え(病院からご遺体をお運びする)」が入り、身体はタイヘン、でも利益は薄いという悪循環に陥りつつあり「どうしたらいいんでしょうねえ、、」と年末にこぼしていた。そのひとが、ポンと投資してしまうところ。焼け買いなん?

そういえば、国内に数台のレクサスの霊柩車を導入したときを思い出した。あのときも「心機一転の秘策」とか言ってたやうな。わたしならケチケチ戦術で守りに入りそうなのに。
まあ、「じさを荘」のことをホントに気に入ってもらえているようだ。

そういえば、ヱビスさんの縁起物、「今年はいちばんデッカイのをゲットしました」と写真を送ってもらった。
葬儀屋さんにハデハデな「商売繁盛」はどうか?というご意見はあるかもしれないですが。顔に似ず(笑)、低価格でもいやな顔もせず、こまかい気配りと仕事が丁寧なのは確かです。

あ、そういえば、台湾のお葬式は、赤い衣装でドラとか叩いて賑やかに送り出すのが習わしらしく、「お葬式」みたいな台湾の監督の映画(タイトルが思い出せないですが、情緒のある深い作品です)でそれを知ったときは、国や地域でいろいろなんやなあと思いました。

https://ayumi-s.net/takaraduka/






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?