そして猫もいなくなった(ねこをたずねて三千里)
そして猫もいなくなった。
会社から実家へ向う途中、窓際にベッドが置いてある家がある。その窓のカーテンの隙間からは時々白黒の猫が外の様子をうかがっていた。後におじいさんが窓際のベッドで療養しているのが分かった。白黒の猫とは時々目があった。興味深気に通り過ぎるこちらの様子を見つめている。かわいい。ある日、その窓の外に見慣れない野良猫が窓の中の猫を見つめていた。僕が近づくと大慌てで逃げて行った。
茶と白のその野良猫は窓の中の白黒の猫が気に入った(好き?)らしくその後も何度か見た