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大人のための読書の全技術

気づき
読書をすることによって、自分の知識が増え、先人の経験を学び、自らの思考を深めることができる。またコミニュケーション力をアップさせることができる。

to do
noteに投稿するなどして、アウトプットを前提とした読書をするようにする

以下本文の抜粋です。

序章社会人にこそ、読書術が必要な理由


自分の人生や生活スタイルをデザインし、ブランド化していくためには、2つ、絶対に必要なことがある。1つ目は、自分をデザインするやり方を先人に学ぶこと。2つ目は、強烈なモチベーションを持つこと。そのモチベーションは、精神力・思考力と言い換えることができるだろう。

天才とか偉人と呼ばれている人は、学ぶことがうまい。あるいは学ぶ情熱に溢れているので、実に多くのヒントをもらうことができる。それに加えて、自分も頑張ろうというモチベーションまでも、与えてくれる。

テレビやインターネットでは得られず、読書でしか手に入れられない決定的なものがある。それは、社会を生き抜くための「思考力」だ。

読書を続けることによって、ストレスに負けない精神力が身に付く。精神力としての知性が、飛躍的に向上する。精神力と言うものは、気分的なものとして捉えるのではなく、一種の技として捉えた方がいい。そんな柔軟な精神力を自分のものとするには、読書によって知性を磨き、経験値を上げるのがいちばん

第1章読書のライフスタイルを確立する


ネットを介してのコミニケーションは水平的コミニケーションと言える。それに対し、読書は垂直次元の思考を深める作業である。それは、水平的コミニケーションとは、全く異質の作業だと言えるだろう。読書によって得た情報や思考を、咀嚼し、自分の中で再構築していく。その作業が、個々人の人間性に深み(奥行き)を培っていくことになる。

森のような脳内図書館を構築すれば、私たちの心はより豊かなものになっていく。いろいろな本に触れることで、身に付けた知識、知性、教養がネットワークとなり、私たちの心を森のように豊かなものにしてくれる

偶然手にした1冊だけの情報を鵜呑みにする事は、非常に危険なこと。できるだけ多くの本を読み、様々な情報の中から、本当に正しいものを選び取る力をつけるべき

古典に触れることで、時代を超え、地域を超える普遍の真理を知ろう

実は、動画やアニメなどの便利に享受できるような遊びというのは、脳を使わない分やっぱりやりがいにかける部分がある

自分が生きている現在ーその現在を肯定的に見ることができる人は幸せだと思う

言葉の力は偉大である。言葉というものを中心に捉えて初めて、私たちは自らの感覚や思考、個性などを整理し、人間関係能力を高めることができる。

第二章読書の量を増やすー速読の全技術


速読と精読、両方の重要性が増している。それ故、私たちは、速読と精読、両方の技術を磨いていく必要がある。そして、本によって、また求める読書内容によって、その2つを上手に使い分けることが重要になってくる

読書量を増やすことで知識を蓄積し、読書のスピードと理解力が上がっていく→ここで重要なことは、読書の質が高い人は、量も処理できるし、量を処理できる人は質も高いと言うこと。

なぜ読めば読むほど楽に、早く、正確になっていくかというと、本は知識で読んでいるものだから。それ故、読書においては、知識の積み重ねがそのまま実質的な意味を持っており、量を重ねていくことで、質的な変化を起こす…いわゆる量質転化が起きる

そもそも、本というのは、IQで読むものではなく、知識で読むもの

必要部分をピックアップすることで、速読力がぐんとスピードアップする→ 1つ目は、目を速く動かしていく方法。均等にページをめくって、全部の文章をざっと見ていく。2つ目は、全体の中で、必要な部分だけをピックアップして、そこを集中的に読むと言う方法。

本を読む目的を設定することで、的確な読書ができるようになる→本を読む目的を設定するということは、つまり、「今読んでいる本の内容を、誰かに説明するのだ」と決めること

締め切りを設定することで、強制的に読書スピードを速くする→「仮の設定」が有効なのは、目的の設定だけではない。1冊読み終えるまでの締め切りを設定することも、速読を身に付けるために有効な方法

目的と締め切りを同時に設定すれば、速読の技術を飛躍的に向上する→本当に効果的な速読トレーニング方法は、何かというと、読書の目的と締め切りを一緒に設定してしまうこと

最初に目次を読むことで、本の概要を知り、大事なところをはっきりさせることができる。どこをしっかり読めばいいかをあらかじめ把握することで、読書スピードを確実に上がる。

逆から読む「逆算読書法」で、あっという間に内容を要約する→頭から均等に読む必要は一切ない。大事なところから読めばいいということになる。肝の部分を書き始めるのは3.4章からで、自分が1番言いたい結論は最後の終章に求めるのが一般的。それなら、何も最初から読む必要は無い。全てを要約してある最後の結論から読めばいいわけである。このように本を逆から読む方法を、私は「逆算読書法」と呼んでいる

第5章読書を武器にするーアウトプットの全技術


本に触れながら話す習慣がコミニュケーション能力を高めていく→アウトプット力とは、表現する力であり、突き詰めると「コミニュケーション力」とほぼ同じものだ。コミニュケーション力と読書が深くつながっていることを知り、意識すべきだと思う。その繋げ方の1つが、「本に触れながら話す習慣をつけていく」という方法。本を読むことで、文章の組み立てが頭に入ってコメントの構成力が向上する。さらに、知識や教養が身に付くので、素晴らしい言葉を自在に操れるようになる。そうして、コメント力が高まる。

「これ知ってます」で終わらせない読書が、「概念活用法」の獲得につながっていく→「フィードバック」と言う言葉は、「反省」という日本語と似ているが、ちょっと違う。「反省」というと、ちょっと沈んだ感じがあるが、フィードバックは、あくまでも、過去の行動のデータを用いて、その人の行動を「目標達成するのに必要な行動」に変化させることが目的である。そういう意味では、自分のパフォーマンスを次のパフォーマンスに生かしていくというポジティブな発想法と言えるし、実際、フィードバックを使いこなせている人は、仕事も上手にこなせている。「準備、融通、フィードバック」が大切。仕事はどうやったらうまくいくかということを考えたときに、まず普通に準備して、それでライブの空間では融通を利かせ、最終的に終わった後にはちゃんとフィードバックをする。

本を読んだことを自分の中でいかに活用するか、いつも考え続けること。それが「概念活用力」を自分のものにするための練習の第一歩。

本を読んで、基礎力を上げていけば、自らの仕事環境も快適になっていく→江戸時代の日本では、勉学の基礎を「読み書きそろばん」と言っていたが、私は「読む」と言う基本があってこその「書く」だと思っている。当たり前のことだが、たくさんの本を読んでいる人は、文章を書くのも速くて、正確だからだ。書き言葉で思考できるようになる、書き言葉で話せるようになる、と言うことが大切。そのために本書では、本を読んだら、要約し、メモを書くことの重要性を繰り返し書いてきた。

すごく優しそうな人でも、文章が下手だったり遅かったりすると、もうそれは良い人ではなくなってしまう。その結果、文章が下手だというだけで、その能力を発揮する舞台にすら上がれない、ということになってしまいかねない。

デザインシートを作って、フォーマット思考法を身に付けよう→社会人の場合は、フォーマットをしっかり作っておくことが大切。依頼の文書や、謝罪の文書、企画の文書等、あらかじめフォーマットを準備して、必要な部分の言葉を変えていけば良い。①対象ー対象は誰なのか②タイトルーテーマは何か③狙いー何のために行うのか④テキスト(素材)ー材料は何か⑤キーワード(キーコンセプト)ー中心となるコンセプトは何か⑥段取りー具体的にどうやって行うのか⑦仕込み(裏段取り)ー準備は何をするのか。どんな企画でも、コンセプトがしっかりしているものは成功する。逆にモヤモヤしているものは大体失敗する。

読書で、経験と言葉を結びつける力をつけ、チームを牽引する能力を磨く→リーダーには、極めて高度な「経験値」が求められることになるが、経験値のレベルは言葉に表れる。

読書と言うのは孤独な作業である。しかし、その孤独な時間を使って、偉大な著者の言葉に触れることで、自分の思考力が高まり、強靭な精神力が鍛えられていく。本で知りえたことを自分に引きつけながら読むことによって、経験と言葉を結びつけ、自分の精神世界を垂直方向を広げていくことができる。そしてその結果、その人が持つ経験値を飛躍的に上がっていくことになる。



















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