大泉洋リサイタル~「『大泉洋』というジャンル」の本領発揮
『生誕50周年記念!!大泉洋リサイタル in 武道館』と題して、昨夜行われた公演の、ディレイ・ビューイングを都内某映画館にて鑑賞してきました。
ディレイ・ビューイングが行われた全国100か所あまりの映画館の内、新宿では上映後に大泉洋が登壇して挨拶し、その模様も各地の映画館でそのまま生中継されました。
歌とトークの配分が半々?くらいのリサイタルも上映後の挨拶も、大泉洋の本領が発揮された楽しいものだったので、ごくごくライトなファンもどきである私も感想を残しておこうと思います。
昨夜のセットリストは、ファンの方の情報によると、こんな感じです。
TOKIO(沢田研二)
本日のスープ
星空のコマンタレブー
ビーチドリーマー
君には
スマッシュヒットLOVEバシーン!
疾れ!
昭和歌謡曲ヒットメドレー
自動車ショー歌
また逢う日まで
長い夜手漕ぎボートは海をこえて
コラーゲン。
ふわり
Top Of The World(映画『シング・フォー・ミー、ライル』より)
ハナ~僕とじいちゃんと~
あの空に立つ塔のように
Man In Mirror(Michael Jackson)
バカね…冬
バカね
昭和歌謡曲ヒットメドレー及び( )内にアーティスト等が明記してある曲以外はオリジナル曲です。
印象に残った曲をいくつか。
星空のコマンタレブー
韻を踏む、しょうもない言葉遊びが楽しい曲。
手漕ぎボートは海をこえて
これが噂に聞く「TEAM NACSの東京進出を前に、事務所社長が言ったという『名言』から生まれた曲」かあと、しみじみ。
コラーゲン。
「どんなときもMake You Happy」「いつだって君を笑わせよう」(大意)と連呼するのが、素直に心に届きました。
ハナ~僕とじいちゃんと~
ヤフーニュースにもなっていたらしいですが、冒頭から一番までの、ピアノ弾き語りパートが、なかなか上手くいかないハプニングがありまして、その間の客席の「見守り、応援する空気」が「翌日の映画館」にまでしっかりと伝わってきました。このハプニングに、ご本人は大いに落ち込まれたようですが、周りの方々と福山雅治さんからかけられた言葉や、舞台挨拶に立った新宿の映画館の客席の皆さんの温かさに、幾分なりと立ち直り傾向になられたようで、よかったです。
あの空に立つ塔のように
NHK番組の『SONGS』で聴いてはいましたが、曲も歌詞も好みです。本編の最後を飾るにふさわしい熱唱でした。
本業の俳優 で実績を残している以外に
歌がイケボで上手くて
トークが芸人さん並みに面白くて
楽器は駄目なのに、ピアノ弾き語りに取り組むチャレンジ精神を持ち…
生誕50周年を祝して少々大げさに言うなら『大泉洋というジャンル』を確立しつつある彼らしいリサイタルだったのではないでしょうか。
そして期待以上に(?)長かった上映後の舞台挨拶。お馴染みの愚痴あり、家族がらみの笑いあり、お待ちかねの福山雅治さんネタあり、宣伝あり。
盛り沢山でお得感満載でした。
とはいえ、ファンを名乗るにはライトすぎる私にとっては、会場やライブ・ビューイング、生の舞台挨拶付きのディレイ・ビューイングは、盛り上がりや熱気などなど、やはり正直、敷居が高かったかな。その意味で、画面越しに楽しめた今回の企画は、場内の緩い雰囲気が私的に適度だったのでした。
それにしても、リサイタルのディレイ・ビューイングと上映館での舞台挨拶をあわせて約4時間。ファンとは言い難いライトな層も退屈させないのって凄いんじゃないでしょうか。
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