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めでたづくし×百段階段@雅叙園 吉祥モチーフに込められた願いにふれる

目黒にある「現代の竜宮城」雅叙園で開かれている展覧会「めでたづくし×百段階段」に行ってきました。

公式サイトによる本展の紹介は次のようなもの。

古来より「願い」は人々の生活と密接に結びついてきました。無病息災、恋愛成就、商売繁盛など、季節ごとの年中行事や通過儀礼の中にさまざまな祈りが託されてきました。厄災を避け、望みをかなえたいという想いは時代を経ても共通のものといえるでしょう。
早春の東京都指定有形文化財「百段階段」では、吉祥モチーフの工芸や華やかなつるし飾り、数々の大ヒットゲームのキャラクターデザインで活躍する奇想の絵師・七原 しえ氏による妖しく美しい神々など、圧巻のものから可愛らしいもの、少しおそろしいものまで、厄をはらい福を招くと信じられてきた縁起物や、幻想的な神さまたちが文化財空間に集結します。
合わせて文化財「百段階段」内の日本画や建具に配された100個のおめでたいモチーフもご紹介。
極彩色の文化財で、異世界へ旅するようなひとときをお過ごしください。

螺鈿細工や江戸組子、ガラス工芸、てまり、つるし飾り、打掛け、創作人形などなど、おめでたいものづくしの展示です。これら吉祥モチーフに寄せられた、いつの世も変わらぬ人々の願いがひしひしと伝わってくるようで、温かくもどこか切ない気持ちになりました。

場内は写真撮影可でしたので、少しお裾分けを。

繊細な色遣いのてまり
極彩色の部屋に飾られたつるし飾り
雪に見立てた「てまり」と花鳥図で飾られた格天井

展示の目玉の一つが、創作招き猫作家・もり わじん氏による、1月1日から12月31日までの日付を入れた、すべて表情が異なる招き猫「日々福」366体。
誕生日や記念日の猫を探して楽しめるという趣向です。
私も家族の誕生日の猫を探して、それぞれ写真に収めました。個性的な表情の猫たちで、ちょっと笑えます。

本展の開催は3月12日まで。温かい気持ちになりたい方はどうぞ!
なお、靴を脱いでの鑑賞ですが、コロナ禍のためかスリッパはありません。かなり足元が冷えますので、厚手の靴下等をご用意の上、お出かけになることをお勧めします。


今日は鑑賞の前後に、目黒と淡路町の老舗珈琲店へ。ランチもおやつも珈琲とホットサンド(甘いのとしょっぱいの バターたっぷりです)のセットでした。どちらのお店も噂にたがわぬ美味で大満足!

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