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白金台のオアシス♪ 松岡美術館を楽しむ
白金台のオアシスと私が勝手に呼んでいる小さな私立美術館、松岡美術館を訪れました。
今開催されている企画展は『美しい人びと 松園からローランサンまで』。
上村松園や鏑木清方らによるいわゆる「美人画」の他、在原業平や光源氏、源義経など物語に登場する魅力的な男性像をモチーフにした絵画や工芸品、さらには近代の西洋絵画まで、年齢や性別にとらわれず「美しい人びと」を取り上げた展示です。
4/16までが前期、4/18から6/4までが後期で、かなり大幅な展示替えがあるようです。
一部を除いて写真撮影OKでしたので、印象に残った作品をいくつかご紹介しましょう。
まず、今回の展示のメインビジュアルになっている、上村松園の作品から。
気品の漂う色香は、やはり松園ならではです。
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鏑木清方の描く美人画も、透明感のある清らかさが好きです。
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一風変わった墨絵の美人画です。「美人が読書をしている図」は西洋画ではよく見かけますが、日本画では珍しいのでは?
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西洋画のコーナーでは、断然この一枚が気に入りました。少し愁いを帯びた女性像が結構好みみたいです。
サンクトペテルブルク生まれのイギリス人画家の作品。
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同時開催の『憧憬のペルシア』の展示より。17世紀イランの物で、色合いも文様も独特なのが目を惹きます。
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常設展示の中から、古代東洋彫刻コーナーの逸品を。この美術館を訪れる度に挨拶を欠かさない、美しい像です。
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最後にご紹介するのは、松岡美術館の創立者、松岡清次郎が長女の初節句にしつらえたという、大正時代の雛段飾り。人形も各種お道具も精巧な作りでしばし見入ってしまいました。御所の紫宸殿になぞらえた檜皮葺の御殿飾りが豪華な、京都製の一式です。
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小規模ながら、古代から現代までバラエティに富んだ展示と緑が美しい庭の眺め(散策は出来ません)で楽しませてくれる、私にとって、とても好きな美術館です。
アート鑑賞の後は、近くのショコラティエ・エリカにて余韻を味わいながら一休みし、帰路につきました。
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