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気づきや習慣化したいことを掲示するようにしてみた話


インプットが日常に活かせていない

私は以前、本を読んで実践したいと思ったこと、ドラマで印象に残ったセリフなどを手帳に書き留めていました。残しておけば忘れずにすむと思ったからです。
ですが、はじめのほうは意識しているので日常に取り入れられていても、月日が経つとついつい忘れてしまうことがほとんど。

また、よく聞く読書ノートもつけていました。ノートを定期的に読み直すよう意識し、実践しようとするのですが、毎日の習慣でもない限り、いざそれをしたい瞬間が起きても、なかなか覚えていない・・・。だいぶ経ってから「ああ、この考えができればもっと楽に気持ちを切り替えられたかもしれないのにな」と思うことがしばしばでした。

定期的に読み直す際も、当然いちいちそのノートを取り出し、ページをめくる必要があります。デジタルで試したこともあったのですが、同じような作業は必要になりました。
読んだ直後は「やっぱりこの考え覚えていたい。定期的に読み直す作業は必要だ」と再確認し、月1で読み直す日を設定してみても、いざ1ヶ月後になると、なかなか手が伸びない。

それはなぜかと考えたとき、アクション数が多いことと、読み直す時間が惜しいことが原因だと思いました。
いちいちノートを取り出して、開いて、該当のページを読む。一見そんなに面倒に感じない動作も、私にとっては最初のノートを取り出すこと自体気が乗らないことが多かったです。受験勉強をなかなか始められない感覚を思い出させました。
また、せっかく読むからには頭から順番に読んでいきたい気持ちがあり、冒頭から最後まで読み進めるのですが、覚えておきたい数が増えれば増えるほど、当たり前に読む時間も増えていく。それもノートを開くのが億劫になる原因でした。

もっと無意識的に頭に入れるためにはどうすればいいか。ない頭で考えたとき、ふと、受験生時代の暗記方法を思い出したのです。


覚えておきたいことを忘れないようにするために

それはずばり、トイレに貼ってしまおう作戦でした。
具体的にいうと、A4のコピー用紙に、「学んだこと・習慣化したいこと」を羅列したものを印刷し、掲示するというものです。
学んだこと・習慣化したいことは何かというと、

  • ドラマでの印象的なセリフや感想

  • 本を読んで得た学び

  • YouTubeを視聴して得た学び

  • 日々の生活の中で浮かんだ「〇〇しておけばよかった」

  • 憧れる人がしていた言動

  • 他の人がやっていて自分も取り入れたいと思ったこと

などなど・・・。
こういったものたちを箇条書きで打ち込んで印刷し掲示するのです。
ポイントは、必ずゴールデンゾーンに貼ること。座ったときにふと顔をあげたら目に入る位置です。我が家では正面のドアでした。
そうすることで、いざ見よう!という気を起こさなくても、自然と目に入る。
はじめは「見るかなあ〜」と半信半疑で試してみたのですが、意外と無意識に見ます。何も知らない夫でさえも自然と目に入ったようで、「この考え面白いね」と声をかけてくれることもあります。
そして、トイレに行く度に繰り返し見るようになったので、当初の思惑通り、覚えておきたいこと・ルーティン化したいことが頭に留まりやすい状態になりました。


この作戦のメリットとデメリット

最後に、この作戦を実践したうえでのメリットとデメリットを残しておこうと思います。

メリット
まず良かったこととしては、前述通り、「この考え覚えておきたいなあ」と思いつつ、いつの間にか忘れてしまっていたことが、頭に留まりやすくなったので、その場面に遭遇したときに、実際に行動できるようになったこと。
例えば
「相手は変わらない。変えられるのは自分だけ」
という考えを覚えておきたかったのに、いざ夫が目の前でスマホを触っていると、「ダラダラするならこの掃除手伝ってくれたらいいのに・・・前は気をつけるって言ってたのに」と思いがちだったのが、
「そうだ!相手が変わってくれると思っちゃダメなんだった。して欲しいことがあるなら口に出してお願いしよう」と思えるようになった

デメリット
この作戦の良くない点として、インテリアが損なわれるという物理的なものがあります。完成形までのアクション数が多いと面倒になってやらなくなると思ったので、ただのコピー用紙をファイルに挟んで掲示するだけにして、あまりこだわらないようにしています。そうすると、当然他のインテリアとは馴染めず浮いてしまっています。
また、先ほども触れたように、夫の目にも入っているので、内容次第ではちょっと恥ずかしいという点もあります。
でも、それらのデメリットよりもメリットの充実感のほうが勝っているので、ひとまずはこの作戦を実行し続けたいと思っている次第です。


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