見出し画像

以心伝心

ある日、知人(Aさん)とお茶をしているとき
Aさんが言った。
「知り合いの人が、何かと誘ってくれるんだけど別に気が乗らないし
会いたくないから、既読スルーしてるんだよね。返事をしない時点でNOって言うことなんだけどさー、でも全然気が付いてくれない。」

なるほど、と思った。
というのも私自身、その時まさに同じ経験をしていたから。
私の場合は既読スルーされる側の立場だったけど。

この人、なんとなく最近返事が微妙に遅いなと感じることがあって
忙しいのかな、体調が悪いのかなと思っていたけど
Aさんの話を聞いた瞬間
そうか、めんどくさいと思われていたのかと腑に落ちたんだよ。

かくいう自分も、すごく会いたいとか用事があるとかではないけど
定期的に会ってたし、そろそろ様子を伺っておくか。。みたいな
感じでLINEを送っていたから
なんだ、お互い相手のことが面倒に感じていたんじゃん、と
気づいた途端ものすごくスッキリした。

その時、前日に送ったLINEが既読になっていなかったから
ちょうどいいやとそのまま送ったメッセージを削除した。

用があれば会うのが知人
用が無くても会いたいのが友人
用を作ってでも会いたいのが恋人
みたいな言葉どこかで聞いたような気がするけど
お互いが、ほぼ同じようなタイミングで
なんかもう違うなと感じていたということなんだろう。

嫌いになったとか悲しいとか、そういう感情的なざわざわは
一切なくて、潮時という言葉そのままに、すーっと潮が引くみたいに
はい、終了。という感じ。

ていうか、同じタイミングで同じように感じていたって
ある意味すごいシンクロじゃんとは思ったけど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?